阿武川ダム・平成23年度見学会【3】

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この記事は、ダム下にある新阿武川発電所に向かった過程からダム関連の部分を抜き出し構成している。したがって時系列は本編と発電所関連で並走状態になっている。
本編は一般記事としてお読み頂けるが、発電所の記事は一定期間経過後に限定公開となる部分を含んでいる。

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(「阿武川ダム・平成23年度見学会【2】」の続き)

車に乗り込んで一旦登ってきた県道を下った。
発電所の入口は来るときに確認していたので迷うことはなかった。


外は暑いので、車を停めて乗ったまま撮影している。
発電所の案内板が県道のガードレールにくくりつけられていた。


壁のように立ちはだかる堰堤が正面に見え始めた。
発電所から流れ出る水に関する注意書きが出ている。


やはり下から観た方が迫力がある。
車をゆっくり走らせながら撮影している。


新阿武川発電所の入口から中に乗り入れた。ここから先は見学会限定で公開される場所で、普段はこの門のところまでしか行けない筈だ。
何台か並んで停まっている場所へ適当に駐車し、デジカメのみポケットに入れて車を降りた。
駐車場周辺の写真は発電所の記事の方に掲載している

あまりに大きいので駐車場あたりからもうダム全体がカメラに入らなくなった。
非常用のゲートが2基ずつ2ヶ所、放流用が3基だ。


ズーム撮影。先ほどダム管理事務所の公開ビデオでも放流の様子をみたコンジットゲートだ。
こんな低い位置で栓をしている状態なのでもの凄い水圧がかかっているに違いない。


さて、この後すぐに発電所の見学会に向かった。
時系列を追跡したい場合は限定公開記事にある末尾のリンクでここに戻れる
派生記事: 新阿武川発電所・平成23年度見学会

発電所の出入口から監査廊が見えかけていた。監査廊は今回ダム見学会の対象に入っていないことは分かっていたが、見学会を終えた後にダメ元で発電所の担当者に尋ねてみた。
「監査廊の入口から行ける場所まで撮影できますか?」
「現在工事を行っておりますんで全部はお見せできないと思いますが…」
発電所とダムは場所こそ同じながら管轄が異なっていた。そこで発電所の担当者が監査廊入口付近にいたダム事務所の職員に確認していた。それで工事を行っている手前までは見せて頂けることに。
一昨年のことなので実のところ詳細な経緯をよく覚えていない。しかし勝手に入ったのではなく担当者随伴で了承を得た範囲で撮影している。この記述を行っている現在は平成25年度見学会実施済みで監査廊内部を見学できている。監査廊の入口付近の写真だけなので一般公開としている。
巨大な水圧鉄管がもの凄く気になるが、担当者が既に監査廊入口前で待機しているので足早に進んだ。


後からではここまで来て撮影できないかも知れないと思い歩きながらシャッターを押したのが次の2枚である。


ダム下から見上げた左岸部分。
階段のように連なるコンクリート部分がもの凄い。昇降設備があるのは監査廊の部分だけだった。


サーチライトを持った担当者の後に続く。


入口の先で既に脚立が設置されていた。


しばらく真っ直ぐな通路を進むと、監査廊の本線部分に到達した。
「この先が下り階段ですね。」
通行止の立て札が置かれていた。

「どういった問題があって見学対象から外されているんですか?」
担当者がサーチライトを下向きにした。


「手すりが錆びていまして…安全に見学できるよう現在取り替え工事を行っております。」
確かに錆び付き方がかなり酷い。しかし階段部分はそうでもなく、もしかして最近打ち換えたようにも見えた。


登り階段の方も通行止になっていた。


登り階段の方の手すりは取り替えられているように見える。


観ることができたのもここまでだった。
「工事が終わりましたら来年あたりから見学できるようになると思います。」
そういうことなので来年以降に期待しよう。
平成25年度見学会で既に見学できている


監査廊の外に近づくにつれてモワッとした空気が顔を撫でた。


横から見たコンジットゲート。
発電所の敷地内であり、撮影しようとウロウロする訳にはいかなかった。


発電所の駐車場から写したエプロン下部。
もの凄く広い。しかも底が見えないほど深そうだ。


車に乗り、一旦発電所の敷地から退出した。
しかしまだスンナリと帰るわけではない。もう少し撮っておきたい場所があったのだ。

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阿武川ダム本体関連の記事としては以上である。引き続き時系列を追う読者のために新阿武川発電所の後続記事リンクを案内しておく。

(「新阿武川発電所・平成23年度見学会」へ続く)

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