荒谷ダム【3】

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(「荒谷ダム【2】」の続き)

てきぱきと階段を登っていく。
もっとも登るときもだが、降りてくるときから注意すべきことがあった。


誰も通らないので、階段には木の実が沢山落ちていた。
足元に気をつけないと、不用意に踏んで滑れば何が起きるか予測して行動しなければならない。


鬼門となった例のスズメバチの前は足早に通り過ぎた。
じっくり観察できていないのでこのルーバー扉が何であるかは分からなかった


駐車場に復帰。
当たり前だが降り口階段への扉のラッチはちゃんと元に戻しておいた。


車に乗り、堰堤上を渡る。
どのみち誰も来ないので堂々と堰堤上に車を停め、降りて撮影した。

ダム堰堤の中央部に選択取水操作室と水位測定室なるものがあった。


この横からダム湖にボートを降ろす斜路が見えた。
入口はシャッターが降りていたのだが、ダム湖側は開放されているようだ。拡大対象画像です。
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正面に荒谷橋が見える。視座はここダム堰堤と殆ど一致する。橋の上から谷底まで優に50m以上あるだろう。


そして本日一番の背筋ゾォーッsweatな画像。
身を乗り出すのは危ないのでカメラだけ谷底を覗いてもらった。
カメラはさぞかし怖い思いをしたであろう…^^;
先ほどは眼下に見えるイベント広場の袖壁からカメラを差し出し、怖いコワイを連発しつつエプロンを覗き込んだのだった。
ここからの眺めに比べれば、その高低差ですら全く可愛いものだ。拡大対象画像です。
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ダム堰堤から直角方向に伸びる林道があり、違うタイプの橋でダム湖を渡っていた。
ダム事務所前にあった説明板によれば長さ127mで金山橋という名称である


断然、荒谷橋の方が見栄えがする。
アーチも秀麗だが、谷間を埋め尽くす色とりどりの木々が美しい。


”自然は美しく雄大だが、人間の造ったものも負けずに美しく雄大”を地でいく景色だ。拡大対象画像です。
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ダム堰堤を渡りきり、来るとき通り過ごした説明板の前に車を停めた。
ダム事務所へ向かう入口に銘板があった。


荒谷ダムについての説明板。
その背後にダム下へ降りる階段があった。


利水と共に近隣地域の水瓶の役割も果たしている。
先ほど観たダム下の給水ポンプ室は水道水向けの設備かも知れない。


右岸からのダム堰堤の眺め。
さすがにこちらから再び階段を降りて眺めようという気は起きなかった拡大対象画像です。
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場所が寂れた県道沿いにあるだけにそれほど来訪者のある場所ではない。実際、ここで撮影している間、林道を走る車はあったもののダム事務所への来訪者は皆無だった。

説明板のある右岸側には車1〜2台だけ停めるスペースがあり、ダム堰堤を渡ってダム事務所前には4〜5台が停められる場所がある。
ダム事務所は無人で、言うまでもなく付近に家屋や店などはない。自動販売機も置かれていない。
…と言うか何処でもダム事務所付近に自動販売機が置かれている場所は殆どない…理由はほぼ明らかだろう

したがってドライブを楽しむ一般の人々には、このダムだけを目的に訪れるのはきついだろう。たまたま近くを通れば寄ってみる価値はあるし、特に壮大なダムや秀麗なアーチ橋を眺めるのが好きな人には好適な場所と思う。
監査廊の一般開放があれば別として私も一度訪れればもう充分かなって感じ

小一時間ばかり軽い足腰の鍛錬を伴った踏査を終えて、私は再び県道に復帰した。

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