地図は前編にて掲載しているから省略する。前編でも写っていたゴミ焼却炉が写っているからこの写真だけで位置関係が分かるだろう。
よほど顧みられない設備なのだろうか…フェンスまでの通路がざっと草刈りされている程度で、先日訪れた左岸曝気循環設備棟よりもツタなどの雑草類の侵食が酷い感じだ。
フェンスの網目をかいくぐるように撮影。
同じ敷地内に焼却炉があるのでゴミ捨て場と思ってゴミを投げ込む人が居るのだろうか。
3年前に来た前回と違うところが一点あった。
フェンス門扉に”関係者以外立入禁止”の
明確な表示板が出ていた。
明確な表示板が出ていた。
前編の写真を見ても分かるように、以前はこの札はフェンス門扉に掛かっていなかった。
(もしかして…私がブログ版で記事を公開したのをダム管理者が見て札を掛けたとか…^^;)
振り返って撮影。
必要最小限の草刈りがされているだけで、敷地内には雑草どころか低木まで侵入していた。
県道の通行不能区間踏査も兼ねて、先へ進んでみた。
フェンス門扉から先も進めるようになってはいたが…
恐らくここからは草刈りすら全く行われていない。
特に敷地内へ設置された焼却炉の荒廃度が酷い。全体がツタ類に包囲されてしまっていた。
ボートを下ろす斜路があり、湖上に滞留したゴミや木くずなどをここで引き上げ処分していたと思われる。
現在は野焼きの禁止をはじめとして、市の焼却場以外での私的な焼却行為がうるさく言われているから、この焼却炉はもう使われていないかも知れない。
焼却炉の背面でネットフェンスが切れ、以前と同様敷地内に立ち入れる状態になっていた。
敷地内は以前来たときと状況が変わっていなかったし、何よりもフェンス門扉に立入禁止の立て札が出ているので先へは進攻しなかった。
そう…前回との違いと言えば、この近辺に居る間、設備棟からは何の音も聞こえていなかった。
(以前は不定期に周波数の違うモーター音が聞こえていた)
足元に絡みつくイバラ類に酷く苦労しつつも堰堤部分まで歩いて撮影している。
なお、この堰堤部分について以前から腑に落ちなかった点があり、この前後部分を含めて別途調べている。詳しくは以下の記事にて。
派生記事: 県道小野木田線・通行不能堰堤
再び車のところまで戻り、湖上を眺めた。この右岸曝気循環設備棟の近くにありながら以前は気づかず撮影していなかった設備があった。
この設備から浮きで繋がれたロープが伸びており、湖の中央部分に何やら浮かんでいるものがある。
ズーム撮影してみた。
浮きの先には筏らしきものがあり、黒いボックスが4個載っている。
ボックスには「危険」という文字が見える。
(白く薄汚れているのは鳥の糞だろう)
この設備が浮かんでいる湖面を中心に拡大表示させた航空映像である。
マウスで地図中のポインタをドラッグすると、ダム湖に浮かんでいる機器を中心に、まるで染みが広がるようにダム湖面の色が変わっているのが分かる。繋がった浮きで支持しているのは恐らく電力線で、この機器の下に湖水を攪拌するために高速回転しているプロペラが沈められているのではないかと思う。ダム湖面の色が変わって見えるのは、空気を吹き込まれ攪拌された結果だろうか。
この1月下旬には左岸曝気循環設備棟を訪れ、そこでも繋がった浮きの先にこれと同様のものが湖面に浮かんでいるのを見ていた。
先の航空映像でも見えるのだが、この設備棟より北側に両岸を繋ぐ浮きが見えていた。
移動する湖水に押されるのか、中央部分でダム堰堤側へ膨らんでいた。
連結された浮きの左岸寄りには、一部鋼製の手すりらしきものが見えている。何のためのものか分からない。ズームで捕らえようとしたが岸辺に繁茂する雑木に邪魔されて撮影できなかった。
この浮きの右岸側は曝気循環設備棟近くの護岸に連結されている。
(敷地内へ入って実地に確かめたわけではないので詳細は分からない)
そして左岸側だが、恐らく以前に左岸堰堤接近の第二次計画で迷い込んだ入り江に見た謎の巨大コンクリート塊に連結されているのではないかと推測している。
(現地の写真でも分かる通り入り江部分が狭く右岸側が見通せなかった)
もうこれで充分だろう…
左岸の設備と共に、今後大きな変化が現れない限り追加の写真は当分撮る必要もあるまい。(立入禁止の看板が出ているのであんまり目立つ記事を書けないかな…)
終