佐波川ダム・平成26年度見学会【9】

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(「佐波川ダム・平成26年度見学会【8】」の続き)

周辺の写真は見学会に入る前に充分撮ってあったし、この後で特に何処にも寄る予定は入れていなかった。


管理事務所横から見える湖底へ続いていく水没階段。
初回訪問時にも気になっていた。不思議な存在だ。


この階段は一体何処まで続いているんだろう…


ダム湖の水位が下がってもボートの乗り降りが問題なくできるように設置されているのだろうか。そうなればまさか湖底まで続いているのではなく適当なところで切れている筈だ。
もしダム湖が空になったら、この階段は急な崖に沿って伸び、絶壁の途中で切れていることになる…相当におぞましい光景な気がする。あるいは崖の途中に何か昔の設備があって今は水没しているとか…

最後にダム堰堤と網目垂直壁を撮影。
今まで観てきた限り、県内で両岸の景色が最も特徴的なダムという称号を与えたいと思う。


網目垂直壁を撮影してメンバーにも報告した。
ケータイの電波は問題なく届いていた。


余談ながら写真でも分かるように私の手持ちは未だにフィーチャーホン(ガラケーと言った方が早いか)である。しかも当初の契約時から通話とメール機能に限定していてネットに一切接続できないようにしている。したがってFBのタイムラインや自前のページにリアルタイムで応答することはないし、見学会の最中に「監査廊なぅ」なんてこともできない。スマホが通話デバイスの標準仕様となってガラケーの方が維持費が高くつくなら考え直すが、実生活に必要性を感じないので当面は今のデジカメ画像+アジトへ帰ってPCで記事作成というスタイルで継続するだろう…

佐波川ダム見学♪
「二回目の見学です。
監査廊に前回見落としていた廃物件に萌えました。
素堀り隧道イイネー」

すぐにレスポンスがあった。
「こんな暑い日に〜
お疲れさまです☆☆意外と施設内は涼しいのかも!」

そうなのだ。
監査廊の中は極めて快適な空間だった。あと、言うまでもなく素堀り風トンネルの内部も…^^;
しかし見学会開催が7月下旬という時期柄、何としても暑い。今度来るときは見学会以外の涼しい季節で、できれば自転車を積んで大原湖を一周してみたい。

初回訪問時にはダム下の途中まで車で行けることに気付いて帰りに立ち寄っていた。特段変わったものはなかったし、涼しい場所と暑い屋外を行き来してそろそろ車外へ出るのが大儀になっていたのでスルーする積もりでいた。ところが来た道を下る途中に予定外のものが見えたのでちょっと撮影しておきたくて考え直しハンドルを切った。

まずは車から降りてダム下まで行きかけた。


前回は車止めを跨いで先へ歩いて立ち入ったが、今回は止めておいた。
ダム下まで結構な距離があって歩くのが大儀だ。本当に暑さでかなり参ってしまっていたのだ。


そこで先へ進まずズームでサクッと2枚だけ撮影した。


気になるものが見えたのは、むしろ車を停めた広場から河川敷へ降りる方向にあった。
元々は降りられるようになっていたらしく擬木の柵がそこだけ空けてある。


完全に藪の中へ埋もれた状態でプールのようなものが見える。
帰りにダム下へ寄ろうかと考えつつ眺めていて何かあるらしいことに気付いたのだ。


駐車場側の入口からして既に藪に包まれていてとても進攻する気力が起きない。
しかしせっかく車で乗り入れたので状況が分かる場所まで駐車場を歩いた。


ひょうたん型の池が藪に埋もれている。
隣接して藤棚のような休憩所もあった。


記事を作成するにあたって航空映像で調べてみた。


この映像は表示されている現時点から数年前に撮影されたもので、ひょうたん型池の周囲は割と草刈りされているし駐車場からの降り口も見えている。秋口になったら草刈りされるのかも知れない。

ダム下に駐車場を設け、親水公園にしていたのではないだろうか。
しかし一年でもっとも水に親しみやすい今の時期がこの状態なら、相当前から立ち寄る人が居なくなってしまったようだ。


ここまでを撮影して車に戻り、今度こそは佐波川ダムを後にした。ダム関連の記事は以上だ。
この後、デジカメの制約で若干枚の写真しか撮っていないので暫定的に本編に含めて記述する。

情報以下の記述部分は、関連項目が作成された折りには本編から切り離し移動されます。

---------------- 切り取り線(何)----------------


佐波川ダムはポツンと離れた場所にあるので、この日のダム見学会は他には考えていなかった。数年前のように暑い最中を複数のダムを訪れて見学して回れる体力と気力がない…来た道を戻らず長門峡の方へ抜けることを考えていた。暑いのでちょっと涼める場所へ寄りたかったのである。

佐波川ダムからの市道を降りて国道まで出てきたところ。
このとき間違って往路の県道に向かってそのまま直進してしまった。後述する分岐路がこの県道から出ていたと勘違いしていたので。


ほどなく県道は道幅が狭くなったのですぐ道間違いに気付いて折り返し、国道をゆずりはトンネル方面に曲がった。
左へ入る道があったのですぐに気付いた。予定ではこの先に分岐路があるはずだ。


ダム見学会を終えて帰るにはちょっと早いし、もう一つ別のダム見学会へ参加するには遠い。それで長門峡を休憩地に選定していた。
現在地から長門峡は分水嶺を一つ越えたところにある。どの道を通って行くかについて以前から気になっていた道があるのだ。

意図している道のある分岐点を示した地図だ。


この道は現在の国道489号の旧道で、地図では折り返して橋を渡り、国道より短いトンネルで抜けている。
地図の北西側をみると、渡川のあたりから国道9号を分岐して比較的幅のあるしっかりした道が近くまで来ているように記載されている。航空映像で眺めてもセンターラインのある整備された道のように思える。しかし分水嶺を越えて佐波川水系まで道を造っておきながら、何故か地図でポイントした場所まで繋がっていないのである。拡大された航空映像で眺めると、道らしきものは通じているので、未成区間になっているのかも知れない。この奇妙な道の存在は、佐波川ダム以前から地図を眺めていて気付いていた。

上の地図の分岐点に相当するところまでやってきた。
どうやらここから入るらしいが、進むまでもなく通行止の看板が目に入ってきた。


国道の新トンネルがあるので旧道へ回ってくる車は皆無だ。路肩に車を停めてちょっと偵察してきた。

旧道はここで大きく右へ曲がって川を渡る。
直進する道は狭いが一応舗装路となっている。通行止めの看板の他に詳細な案内図、工事用車両出入口の看板も出ていた。


通行止めの理由は「6キロ先土砂崩れのため」となっていた。
看板は山口市となっているので、市の管理する道のようである。


すぐ横に詳細図が貼られた立て札があった。
「林道土砂崩れの為」通り抜け不可となっている。
別記の「市道通行可」はちょっと意味が分からない…この奥にある集落への道だろうか


設置されて随分経つらしく雨水に濡れて画びょうは錆びまくっていた。
この地図表記で、通り抜けようとしている道が大規模林道鹿野・豊田線という名称であることを確認できた。


知見のない場所な上に地図は印刷が薄く、状況がさっぱり分からなかった。通行止め箇所は明確に記載されているものの、如何せん現在地がこの地図の何処にあるかが分からない。まあ、いずれにせよ車で渡川まで抜けることが出来ないことだけは決定的のようだ。

もし自転車を積んでいたらここに車を停めて行けるところまで偵察してきただろう。初めて佐々並川ダムを訪れようとしたときも現地へ向かう林道の県道入口に通行止め表示があったのを押して進攻したのだった。今回は渡川へ抜ける通り抜けで途中に目的地はない。だから通れなかったらまるで無意味だし転回できる場所があるかも怪しかったので、素直に諦めた。

佐波川ダムからは完全に離れるが、この後の足取りを…
ここで右へ曲がり国道の旧道を通った。地図で示されるようにゆずりはトンネルの旧トンネルだった。そして遠回りを承知で国道489号で名草まで出た上で長門峡に寄った。
夏休みなので来訪者がとても多く、夏休みのせいか川で泳ぐ子どもたちの姿もあった。車を降りて最初にカメラを構えた時点でバッテリー切れとなった。[1]替えのバッテリーはネット注文して到着待ちだったので予備がなく、そのまま帰宅することとなった。
出典および編集追記:

1. 完全なバッテリー切れではなかった可能性がある。確かに400枚近いショットを撮影していたが、この日の撮影中もカメラを構えた状態で勝手に電源が落ちる誤動作が何度か起きていた。当初、バッテリーを節約するためにカメラの設定で一定時間経過後にはディスプレイ表示をオフにしていたためと考えていた。この現象は後日の厚東川ダム見学会でも数回発生し、次第に頻発するようになった。
最近、青年の家の追加写真を撮影に行ったときは予備バッテリー共にフル充電していた筈なのにバッテリー切れ表示が現れ、カメラを再起動すると正常に撮影できる現象が頻発した。
帰宅後、残り少なくなったバッテリーを充電してフル充電を示す緑色のランプ点灯後、バッテリーをカメラに装填して撮影したところ、たった一枚撮影した直後にレンズが沈胴動作を起こして「バッテリーを交換してください」の表示が出た。このことからバッテリーではなくカメラの初期不良を疑い、購入元に相談した。同機種の在庫があったのでその場で新品に交換してもらうこととなった。恐らくバッテリーと本体の接触不良が原因と思われる。
これだから中国製は…^^;

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