歌野川ダム【4】

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(「歌野川ダム【3】」の続き)

来るときは通り過ごした公園下のポンプ場前に再度車を停めた。

一般向けに分かりやすいよう「ポンプ場入口」と書かれている。何の場所かだけ分かれば名称は必要ないという程度の告知である。
庶民には無関係な施設だからもちろん立入禁止だ。
分かっているけどあまりにも立入禁止を連呼する札ばかり見せつけられると気が滅入ってくる


鉄門扉の間にカメラを通すのは容易だ。
木々に覆われる部分が多いがここがダムを正面から観たときのベストポジションだろうか。


建屋には歌野排水機場という札が掛かっている。
ここで浄水場向けと河川維持分の振り分けも行っているのだろう。


エプロン部分までを含めたダムの正面からの原典映像だ。 拡大対象画像です。
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余水吐から流れ落ちるのとは別に、機場から横方向に放水されている。
河川維持放流分だろう。


右岸直下にある平坦地にもサクラが植わっていたが、この場所に到達する方法はない。管理区域内で一般人が訪れる方法がないからか、転落防止柵も設置されていなかった。


右岸側の階段。
監査廊入口が見える。


堰堤上を自由に歩けないダムなのだから、見学会で監査廊内部に入るなどまず望み薄だろう。


道路側を撮影。公園に向かうには機場入口の前で鋭角に折り返し更に上を目指すことになる。
この近辺はどういう構造なのか全体が石山なのだ。


公園下を取り巻くロックフィル構造。きちんと小段も設けて築いてある。
ダム建設のとき出てきた石を再利用したのだろう。


ここまでを撮影した後、車に乗り込んでダムを後にした。

ダム本体を眺めようという向きにはかなり物足りないスポットだった。もっともサクラの咲く頃は賑わうというので、春先頃に再訪してみようと思う。もう少し魅力的な素顔を見せてくれるかも知れない。

当面、歌野川ダムに関して望まれることはこの理不尽な現状の改善だ。


せっかくダム管理所横に駐車場を設け、ダム下には公園まで造っていながらダム堰堤上に立ち入れないというのは如何にも理不尽であり勿体ない話だ。
追加投資してまで整備しなくてもいいからせめて景観を求めてダムを訪れる人々にも配慮して欲しいものである。
冒頭で示したように写真は去年の秋口撮影なので現在は変わっているかも知れない

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