私がダム管理事務所の駐車場に乗り入れたとき、既に車が3〜4台停まっていた。
しかし先に訪れた一の坂ダムでも車が停まっていた割には来訪者の姿がなかった。見学会のために常駐している職員の車だろうと思った。
数分前に訪れたダム展望台駐車場で既に一汗かいていた。殆ど涼む間もなく再び炎天下に晒される。
あまり歩き回りたくなかったが、見学会の前に撮影できる場所はサッと写しておかないと…
駐車場の一角に設置されていた案内図。
みずみ湖と散策路の地図。
先ほど立ち寄った駐車場のところで折り返し湖を周回する散策路があるらしい。歩いて30分で周回可能となる。
ダム管理事務所の全容。
ダムの管理を別の場所から一括遠隔制御する平成時代に入って造られたからか、ダムの規模の割には事務所はこぢんまりとしている。コンクリートの平屋だ。
(これが普通と思う…2階建ては今となっては如何にも過剰設計だ)
私が車から降りたときからダム管理事務所の前で職員と思われるお一方が周辺の片付けをなさっていた。
見学者だったら早く案内したいので事務所に来ないかなあ…とか思われているのだろうか…
申し訳ない。もうちょっと待ってくださいな。
見学会が終わって「お世話になりました」の挨拶をした後でこの近辺の撮影でウロウロするのはおかしな話だ…だから先に見学会以外でも見られる場所は撮影しておきたいもので…
ダム事務所右側にお手洗いが見えたので、ひとまず顔を洗いたいと思った。
そしてそこが意外に良いダム前面の撮影アングルだった。
薄曇りなので写りは今ひとつだが原典画像を…
ジャブジャブ顔を洗って口も湿らせた。
ダム堰堤の入口。金字の立派な表示板が設置されている。
堰堤上は車でも通れそうだが、車止めのポストが立ててあった。散策路なので普段から車は通さないらしい。
そこからダム裏側に向かってミニ展望台があり、音声による自動案内装置があった。ボタンを押すとガイドが流れるあれである。
(今から職員による詳細な案内を頂くので動作させないでおいた)
ダム裏の様子。
両岸が軽く湾曲している。
説明板のあるすぐ横に置かれた祠。
みすみ湖を俯瞰する位置にある。ずっと昔はこの沢に置かれていて、水没するということでここへ移転したのだろうか…
流木防止の浮きが連なっている。
この下に先の駐車場から見えたボート乗り場らしき階段があった。もっともフェンスの外側にあって接近できるようにはなっていなかった。
県道側から入口を撮影している。
毎年、今の時期だけに掲示される見学会の幟が歩道の転落防止柵にくくりつけられていた。
(パタパタとはためくと幟が傷むからだろうか…末端が結びつけられている)
ダム管理事務所の前にはまだ先の方の姿が見える…何だか焦らしプレーしているようでちょっと気が引けた。
もう少し待って下さい…この後ですぐ行きますから…^^;
「湯免ダム」と書いて読み方は”ゆめん”である。
(「ゆめダム」かと思っていた)
湯免温泉に因んだ命名であるという。
ここからだとダムの形状が分かりすいだろう。
重力式ダムなのだが、まるでアーチダムのように両袖部分が湾曲している。今まで観た中では初めてのパターンだ。
(さっきの方はとうとう事務所の中へ入ってしまわれた^^;)
見学会の案内看板は作りつけのものがあって、毎年開催日に応じて貼り替えているようだ。
見学会向けでダム独自の看板を作っているのはここで初めて見た。何しろ新しく出来たダムでもありアピールを頑張っているようだ。
(その割に開催期間が分散していて短いような気もするのだが…^^;)
さて、今度こそダム管理事務所に向かおう。
受付は玄関を入って左だそうだ。
玄関を入ってすぐ左側が事務所になっていた。
玄関より下っていく階段が見える。表から見れば平屋だがどうやら斜面に建てられているらしい。
事務所のドアをノックした。
あれほど写真を丹念に撮りまくっていたので、何の目的で訪れたのかはすぐ察して頂けた。
先の一の坂ダムとは違い今回はダムの役目などの一般的説明を飛ばして見学したい旨を申し出た。時間はそんなに気にならなかったが、一刻も早く涼しい監査廊へ入りたい…^^;
それですぐに再び靴へ履き替えて監査廊へ向かうこととなった。
(「湯免ダム【2】」へ続く)
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