長門峡発電所

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記事作成日:2013/7/28
長門峡(ちょうもんきょう)発電所は 中国電力所有の導水式水力発電所で、阿武川水系の豊富な水量と高低差を利用している。


発電所の位置は概ねこの近辺である。
山間部なので拡大表示ができない


国土地理院の地図表記では、長門峡発電所と共にそこへ導かれる水の経路も記載されている。


十分な水量と有効落差を得るため、更に上流の榎谷から阿武川の水を誘導し、自然流下可能な高さに生雲ダム湖の水面を設定している。そこから更に導水路で発電所まで導いて圧力鉄管で一気に落とすことにより水力発電している。

得られた電力は長門峡線として萩市街方面へ向けて送電されている。
現在は国土地理院の地図表記から送電線表記が削除されているので、部分保存したキャプチャ地図を載せる。


水利使用標識は渡川にある榎谷取水口に設置されている。
長門峡発電所付近に設置されていたかどうかは確認していない


発電所や水圧鉄管は県道の対岸側にあり、中国電力が独自に架けたと思われる橋以外に近づく方法はない。
《 個人的関わり 》
社会見学で萩方面を訪れたり長門峡へ連れて行ってもらったとき、帰り道にこの発電所の前を通った記憶がある。橋が独特であり、また水圧鉄管のない地域に住んでいるせいもあって強く印象に残っていた。


しかし自力で車を走らせ訪れたのは初回踏査が初めてのことである。
初めて長門峡発電所の前を通ったときに近づいて写真撮影を行った記事。全2巻。
時系列記事: 長門峡発電所・初回踏査

渡川付近にある阿武川からの取水場。全4巻。
時系列記事: 長門峡発電所・榎谷取入口

生雲ダムの調整池にある注水口付近の踏査記録。
時系列記事: 長門峡発電所・生雲ダム注水口

生雲ダムから長門峡発電所への導水隧道に向かう取水口。
時系列記事: 長門峡発電所・生雲ダム取水口

出典および編集追記:

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