藤山変電所

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記事作成日:2014/1/21
藤山変電所は中国電力(株)の管理する設備で、藤山地区一帯に給電する下位の変電所である。


正門の位置をポイントした地図を示す。


藤山変電所から送出される送電鉄塔は存在せず、専ら市内の一般家庭向けであるせいか小規模である。他の設備群と同様、藤山変電所も管理用の建屋はあるが常駐はしていない。

変電所は市道藤曲門前線の起点付近にあり、道路に面している。


他の変電所と同様無人化され、連絡用のインターフォンが設置されている。


登下校路にあたるせいか子ども向けの案内メッセージ板もあった。


宇部変電所から宇部藤山線がここへ伸びている。


門型鉄塔の梁の部分に宇部藤山線1号のプレートが見える。


ここで配電線仕様の6.6kVに降圧され藤山地区をはじめとして市街部へ送られている。
この箱状鉄骨は見初変電所にもみられる。


市道に沿う路線と、直角方向で鍋倉方面に向かう配電線が存在する。
市道沿いの路線名までは調べていない


このうち鍋倉・小松原方面の経路(藤山幹線)は道路沿いではなく向山を直線的に山越えしている。
かつて向山と鍋倉山が緩やかに繋がっている時代に通されたものらしく、未だに一部木製電柱が現役である。昭和24年に設置されたもので、門型の木製電柱は市内では恐らくこの路線のみである。
最近、藤山変電所に隣接する空き地が新興住宅地向けに造成され、このとき既設の木製電柱数本がコンクリート柱に置き換わった。

隣接して民間アパートの駐車場進入路がある。
ここからも観察はできるが私道と思われる上に居住者の往来もあるのでまだここからの撮影は行っていない。


変電所は向山の西側の麓を通る市道藤曲上条線からも敷地の背面が見られる。



宇部藤山線は宇部変電所からこの2回線鉄塔で藤山変電所へ繋がっている。
左端に少し写っている配電線が藤山幹線


藤山変電所は、自転車で藤山地区を走り回るようになった早期に場所だけは認識されていた。
小規模な変電所で特に珍しい機器類は観察されないので、立ち寄っての写真撮影はあまり行っていない。今後追加の写真を撮るにしてもこの総括記事のみで間に合う程度だろう。
出典および編集追記:

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