徳山導水路・上水槽【2】

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(「徳山導水路・上水槽【1】」の続き)


再び道路面へ降り、今度は水圧鉄管路に接近する。


去年の見学会に参加する前にも発電事務所前から水圧鉄管路を撮りに行った。そのときは管路を流れ落ちるシャーッという摩擦音が聞き取れた。
この場所ではもう少し低いくぐもったような音が聞こえていた。もっとも蝉が喧しく鳴いているから耳では聞こえても動画ではその音まで採取はできないだろう。

水利関連施設にはお馴染みな水色に鉛直方向を示す形で緑色のコケが棲み着いている。
接合部分のボルトの数が半端ない。


周囲をパノラマ動画撮影しておいた。

[再生時間: 10秒]


この上をコンクリート床版橋として車が往来する宿命からか、堀割の中にはゴミが散らばっていた。


管理用通路の階段がみえる。しかし殆ど歩かれた形跡がなさそうだ。


見学会の説明では黒板に余水吐と書かれていたバイパス管が併設されている。
コンクリートで巻かれているため内部は鋳鉄管なのか角型の暗渠なのかは分からない。


下流側。言うまでもなく両岸とも有刺鉄線付きフェンスに囲まれていて一切接近できなかった。


フェンスの網目越しに見おろす。なかなか壮観だ。
バイパス管は水圧鉄管路と同じ高さに同様の勾配変わりを伴って布設されている。


両側は相当な幅をもって有刺鉄線フェンスが張られている筈だが、殆ど手がかからない場所なので盛大な藪に飲み込まれている。


勾配変わりはあるものの左右にはまったくブレることなく真っ直ぐ徳山発電所へ向かって落ちていく。拡大対象画像です。
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クリックすれば元のサイズに戻ります。


急傾斜地なだけにここから周南の街並みを見下ろすことができる。
またしても間上発電所の水圧鉄管路タスクを思い出してしまった…拡大対象画像です。
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コンクリート床版橋の上から動画を回してみた。

[再生時間: 17秒]


これにて本日のタスクはすべて終了だ。
暑い最中、まったくよく頑張った…物好きにも…^^;

水圧鉄管路の両側まで木々が押し寄せているのでパノラマという程の眺めは効かないが、それなりに高度があるので下界が見渡せる場所だった。高い場所から下界を見おろすなんて体験が殆どない日常なだけに、その眺めは新鮮だった。
ここに居ても車の邪魔や通行人の干渉とはまったく無縁な場所なので、ネットフェンスに貼り付いてしばし周南の街並みの遠景を眺めていた。
仕事などの柵がなく何処にでも行くことができるなら、
徳山という地に一度暮らしたかった…
もちろん叶う夢でもなかろう。
宇部より都会的だとか生活が便利だとか、もちろんそういう要素もある。しかし何が魅力的かと言われれば自分が心惹かれる興味深い対象があまりにも沢山あるというのが一番の理由だ。
もっとも今すぐ引っ越せば人生変わるとかの問題ではない。私が今の思考形式や価値観はそのままでこの町に居たなら…という付帯条件が前提になるのだからあり得ないだろう。もし私がこの街に生まれて育っていたなら、今あるのとは違った自分になっているからだ。
ほんの独り言…心配しなくても宇部は捨てないよ^^;

帰り道では目印になりそうな場所で若干撮影しておいたので、ここに至る経路の情報も少し書いておこう。
これは担当者が話していた給食センターだ。
最初間違ってこの建物の左側より倉庫に至る進入路に入り込んでしまった


更に下ってきたところ。来るときには恐らくここで一番迷うだろう。
変則な分岐点の真ん中の道がこの場所に到達する経路だ。
向かって右の道は行き止まりです等の標識が出ていたと思う


東部発電事務所前を通る市道まで出てきた。
担当者の話していた入口は、信号のある十字路の少し手前、東部発電事務所寄りだった。


時計は既に午後5時半近くだった。
この後はもう何処にも立ち寄ることなく、アジトへ向かって車を走らせた。
したがって時系列でも後続記事はない

この上水槽に関しては再度訪れることはまずないだろう。もっとも来年以降の見学会で担当者随伴の上で特別に上水槽の内部をお見せましょうなんてことになればまた話は別だが…^^;

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