常盤公園・東入口

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現地踏査日:2013/1/1
記事公開日:2013/1/25
ここでは、常盤公園の東入口より先にある複数の施設についてまとめている。
この少し先にある旧入口の先にある施設については「常盤公園・旧東入口(青年の家入口)」を参照されたい。
《 常盤公園東駐車場 》
常盤公園には動物園やアミューズメントのある遊園に近い場所に3つの異なる駐車場がある。正面入口に近い駐車場、菖蒲園が近い西駐車場、そして常盤池の東側にある東駐車場である。
東駐車場は市道丸山黒岩小串線と常盤池の間の広い敷地にあり、ときわ湖水ホールも同じ敷地内にある。


入口の位置図を下に示す。


この看板の案内にしたがって左折すると駐車ゲートがある。一般車両はそこで発券を受けるとバーが上がるスタイルだ。


料金は普通車400円、大型車両1,600円で終日停められる。
自転車や歩行者は無料でゲートの脇をすり抜けて進入することができる。


常盤公園は平成13年に入園料を無料化するのと引き替えに、遊園に近い駐車場すべてを有料化した。これに伴い、東入口を含めて課金用のゲートが設置され、ゲートを通らない車が駐車場に乗り入れられないよう車止めが各所に設置された。

なお、ゲートを過ぎて右へ曲がる通路がある。この通路は一段低い位置にある第2駐車場とジョギング駐車場に繋がっている。


第2駐車場の全容。
普段は空いているが、大がかりなイベントが開催されたり花見のシーズンにはここもほぼ満車となる。


湖水ホールに近い側から撮影。第2駐車場は常盤池の小さな沢を利用して造られており、湖水ホール駐車場やジョギング駐車場より一段低い。
真っ直ぐ進んで沢を渡り再び登った先に見えるゲートがこの場所である


東屋の見える左側の道を下ることで周遊園路に近道できる。
《 宇部興産櫻の記念碑 》
第2駐車場を見おろす位置に古いモニュメントが設置されていた。


宇部興産櫻と刻まれている。
そう言えばこの駐車場の端の土手には沢山のサクラが植えられていた。


写真を拡大してじっくり解読したところこのように刻まれていた。
カメラを構えている段階では殆ど読み取れなかった
この桜山は宇部鉱業(沖ノ山東見初炭鉱)の閉山を記念し従業員一同の浄財をあつめて寄贈したものである
山桜 400本
昭和43年3月
明治百年記念造園
駐車場の端に植えられたサクラだけで400本もあるとは思えないので、これは桜山の分も含まれているのだろう。サクラの時期にはどれほど見事な眺めになるのか、季節が来たら一度訪れなければなるまい。
《 ときわ湖水ホール 》
ときわ湖水ホールは常盤公園関連で一般利用向けの最大の設備である。市のホームページ[1]に詳細な案内が出ている。隣接してときわミュージアム分館が設置され、随時企画展が開催されている。[2]。1階に大展示ホールがあり、常盤池ウォークを始めしばしば各種イベントの活動拠点として利用される。常盤公園活性化推進対策室が同じ階の一室に設置されている。

湖水ホールの建物全容。
10月度のウォークイベント開催時の撮影である。


建物には入口が2箇所あり、横からの入口に海抜表示の札が出ていた。
最近、公共施設でかなりよく見かけるようになり現在も増殖中である。


標高30.8mは意外に高いと感じられるだろう。


ときわ湖水ホール周辺は昔は論瀬と呼ばれる小字で、亀浦の中でも比較的高い場所になる。このため東駐車場に車を停めて遊園側へ向かうとき、常盤橋を渡る手前でかなり坂を下る感じになる。

湖水ホールの玄関に相対する位置に案内図が設置されている。


右が北になるよう描かれている。
東條の入り江の部分が塗りつぶされているのが興味深い


この案内板を過ぎると視座より若干低い位置に常盤橋が見えてくる。
《 ロッキング・ドール 》
ときわ湖水ホール玄関前を過ぎて常盤橋に向かう階段の脇に小さな物議を醸した一つの彫刻が設置されている。常盤橋より階段を上がって逆方向から撮影している。


彫刻はときわ湖水ホールに対して背を向ける位置に設置されている。


顔以外のパーツは大幅にデフォルメされており、髪の毛は逆立った状態である。
確かに一種独特で大胆な意匠だ。


実はこの彫刻は当初からこの場所に設置されていたわけではなかった。
以前は国道190号の夫婦池本土手を少し過ぎた歩道の外に設置されていた。


ひとたび設置された彫刻が移転されることはそう頻繁にはない。この作品が湖水ホールのこの場所に移設された理由は明らかにされていないが、夜間に国道を走る車のライトが彫刻に当たったときの見え方がドライバーに不安を与えると不評だったこと、小学校の登下校路にあったために子どもが彫刻の上に乗って揺さぶるなどのイタズラが絶えなかったことにあるとされる。
現地には彫刻の台座だった鉄平石と円形のコンクリート部分だけが遺っている。詳しくは夫婦池の総括記事を参照されたい。
出典および編集追記:

1.「宇部市|ときわ湖水ホール

2.「ときわ公園MAP」の”施設のご案内”による。

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