宇部マニさんぽ - 來迎寺の紅葉と船木の小径(2022年秋)

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記事作成日:2023/4/21
最終編集日:2023/4/21
ここでは、宇部市スポーツコミッション(以下USCと略記)主催で宇部マニアックスによるガイドの散歩プログラムのうち、2022年秋に開催された來迎寺の紅葉と船木の小径について記述する。
《 概要 》
來迎(らいこう)寺は船木地区茶屋近くにあるお寺で、境内の紅葉が大変に美しい。船木ふれあいセンターや学びの森くすのきから歩いてちょうど良い距離にあり、味わい深い路地も多い。

船木と言えば宿場町であり、山陽街道の主要な通過地点である。しかし現在の街道筋は車の往来が多く安全に歩くのに難点があること、車を気にせず歩ける細い路地を堪能して頂きたい目的から敢えて街道筋を外し、2系統ある用水路沿いの路地をコースに選んでいる。

休憩地点を何処にするかで迷っていたが、出発点に戻る際にカフェマチスジを選定する過程で一つのドラマがあった。
この経緯については休憩地で実際に参加者へ解説している
【 タイムライン計測 】
今まで実施してきたプログラムは、いずれも単一の目的地だった。今回は目的地が來迎寺と決まっていながら、集合拠点から現地まで往復する経路も見どころを盛り込み、往路と還路を異なるルートに設定している。

この企画は同年春の白岩公園プログラム実施後からUSC側に素案を話してあった。散歩コースの構成とシナリオも早くから確立され、晩夏には実際にコースを歩いて尺を計測している。写真は7月にタイムラインを計測したときの撮影。


随所で観察ポイントを設定し、時計を見ながら次へ進んだ。したがって今まで実施された中では解説地点で話す内容と尺の採り方の周到な準備が必要なプログラムだった。
《 プロモーション 》
パンフレットの表紙。
來迎寺にある紅葉谷庭園の階段途中からの撮影画像をベースにしている。


該当プログラム。


來迎寺と船木の街並みが分かる山陽街道の風景で、街道の写真はイメージであり実際にはここは歩いていない。
【 申し込み状況 】
この総括記事の作成時点から半年前のことであり正確には思い出せないが、新規プログラムということもあって早い段階から申込者数が順調に伸びた。途中で一度もキャンセルが出ず、募集定員一杯の20名で実施された。
《 実施状況 》
当日の天気は週間予報で早くから雨天が予想されていて、同じ週の13日に開催された小羽山五七五の散歩プログラムでは雨天で中止になる悲哀を味わったこともあり、雨男が誰であるか明らかにされつつあるという疑惑が走った。この予報は数日前に少しずつ変化し、結局当日は少なくとも散歩している間はまったく雨に見舞われることがなかった。

青空が拡がるとまではいかない空模様のため、何処の撮影もあまり写真映えしなかった。それでも紅葉自体はちょうど見頃な時期で、県道に沿って歩いて前方に來迎寺の紅葉が見え始めたとき参加者から歓声が上がった。


色とりどりの紅葉が大変に美しく、参加者のほとんど全員がこの場所の紅葉について知らなかったと答えた。


詳細は來迎寺の総括記事を作成した折りに書くが、参道の途中にある紅葉谷庭園はプロのカメラマンも撮影に訪れることを住職さんから伺っている。

集合場所に近いカフェマチスジでお茶菓子休憩となった。休憩地に着いたとき待たなくて済むように、参加受付の時点で飲み物をコーヒー・紅茶などから選んでもらっていた。來迎寺からの帰路でカフェマチスジに近づいた時点で一報を入れ、参加者とスタッフの人数分のお茶菓子を準備して頂いていた。この段取りはUSC側による。

プログラム実施日の11月19日は第2土曜日で通常は定休日だが、早期に団体予約することで貸し切り状態で利用できた。また、事前にUSCとカフェマチスジ関係者の承諾を得て宇部マニアックス初の出版物となった隧道あるはずでしょう物語を紹介した。カフェマチスジ関係者と宇部マニさんぽの参加常連者を含めて10人近くが買い求められた。

帰宅後、当日のうちにこの日の散歩プログラムについてFBページへ投稿した。[1] 後日USCが当日撮影した画像を元に開催状況を報告している。[2]
【 参加者によるレビュー 】
この回のアンケートは通常とは異なり、集合場所の学びの森くすのきではなくカフェマチスジでお茶菓子休憩する際に採取された。

回収されたアンケートはUSC側で事業報告として提出されるが、編集前の参加者が提出したアンケートのコピーを入手している。無記名で提出されているので、接写画像をそのまま載せている。



要望事項の一つとして、後ろの方を歩いていて解説の声が聞き取りづらかったという意見があった。申し訳ないがこれは意図的なものである。散歩コースは鈍々地区在住者の民家が建ち並ぶ路地であり、後ろまで聞こえるように拡声器で大声を出すのは迷惑になるという配慮からである。参加者が楽しくても近隣住民からすれば騒音となるのでご理解頂きたい。
出典および編集追記:

1.「FBタイムライン|宇部マニさんぽ(2022/11/19)

2.「スポーツうべたん「宇部マニさんぽ-來迎寺の紅葉と船木の小径-」開催報告

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