菅野発電所

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記事公開日:2013/8/31
菅野(すがの)発電所は菅野ダム直下にある企業局管理の水力発電所である。
写真は発電所入口から撮影したダム堰堤および発電建屋である。


発電所の所在場所を地図で示す。
航空映像による拡大表示対象外地域である


《 アクセス 》
山陽側からでは国道434号を北上する。菅野ダム堰堤上を渡り、錦川に向かって下る途中に鋭角に曲がる入口がある。この経路は中国電力(株)錦川第一発電所に向かう道と共通で、菅野発電所の見学会開催時には国道分岐部分から発電所に至るまで幟が出ている。

以下の派生記事に国道434号分岐点からの経路を明記している。この経路は中国電力(株)所有の錦川第一発電所と共通である。
派生記事: 菅野発電所・錦川第一発電所に向かう道

対岸に渡る橋を過ぎると民家がなくなり古道の様相がある道を進む。
ダム以前の古い道らしく途中に石仏が何体か観られる。


発電所以外の何処にも行かないので通行車両は殆どない。


見学会開催時は幟が目印になるので大丈夫だが、ダム下へ到達するまでの経路が結構長く不安を感じるかも知れない。


最後のカーブを曲がると菅野ダムの堰堤が見えてくる。


ダム見学会開催時以外は門扉は閉じられている。入口前の車の転回は一応可能だがそれほど広くはない。
また、ダム下からの眺めは発電建屋のためにかなり制限され期待はできない。
《 特記事項 》
・菅野発電所はピーク時発電を行っている。したがって発電所の見学会でも訪問した時間帯によってはタービンが回転しているのを観られない場合がある。
平成25年度見学会ではタービンが停止される場面に立ち会うことができた

・発電建屋に引き込まれる水圧鉄管は、ダム背面から眺めたとき斜めから差し込むような形になっている。


元来は垂直に落とし込む水圧鉄管のみだったのだが、造られた当初は選択取水塔がなくダム中底部の低い水温のダム水を放流して発電していた。この低温の水が下流に棲息する鮎に与える影響が指摘され、後付けでダム湖上層部の比較的水温の高い水をブレンドして放流できるよう改造された。このような後付けでの水圧鉄管は全国的にも珍しい[1]という。

・発電を終えた水の放流先が不明である。少なくとも発電建屋付近に放流口が見当たらない。
本件は追加調査を要する。
平成25年度に行われた発電所見学会のレポート。全2巻。(予定)
(見学会部分は限定公開です)
菅野発電所・平成25年度見学会
出典および編集追記:

1. 平成25年度発電所見学会における担当者の説明による。

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