フォルムを愛でる・反復集合図形

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記事作成日:2021/5/17
最終編集日:2021/8/17
ここでは、市内の物件または素材に観察されるフォルムのうち反復集合図形を示すものの写真を掲載している。反復集合図形とは、同じような形をしたものが多数集まっているフォルムである。
《 注意事項 》
閲覧する前に注意がある。それほど多くないと思われるが、現実に観察できるものであってもある種の反復集合図形に強い嫌悪感や恐怖心を抱く人々がある。顕著な例として、蓮の花托(シャワーヘッドのような穴の沢山空いた形状)のような形状を気味が悪い、気持ち悪いと感じる人はかなり多く、トライポフォビアとして知られている。

この種の素養は誰しもある程度持ち合わせていて、岩にびっしり着いたフジツボとか土壁に空いた無数のドバチの巣穴を見て気味が悪いと感じる人は多い。人体に多数の斑点を貼り付けた画像が「蓮コラ」と称され精神的ダメージを与えるイタズラとしてネットに広まったことがある。以下には強烈な画像は含まれないが、念のために注意喚起する。

テスト画像として、それほど顕著でないものを遠くから撮った写真を載せる。
これはときわ湖水ホールのアートギャラリー壁面に掲示されている動物をデフォルメしたデザインである。


度合いにも依るが、写真の壁面にある動物のうち赤と緑の動物に描かれた斑点が非常に気持ち悪いと感じた方は、トライポフォビアの可能性が高い。
特に緑の動物の表面に描かれた多数の目はトライポフォビアに対する配慮を欠いている

以下には蓮コラのような明白に不快感を与える人為的なものは含まれないが、特定の模様に焦点を当てた写真で占められる。面白い、美しいのようなポジティヴな感情ではなく気味が悪い、怖いといったネガティヴな印象を抱いたなら下スクロールを行わずすぐに閲覧を中止されたい。
《 物件 》
八王子漁港から写した山口宇部空港の誘導灯。


誘導灯がズラッと並ぶように少し離れた護岸からズーム撮影している。この形状と色調が怖いと感じる人も居る。[1]



西宇部線の No.5〜10鉄塔。
鉄塔のコピー&ペーストを思わせる。




ときわ公園にあるじゃぶじゃぶ池の水面模様。(遠景


別にこの場所でなくてもしばしば観察されるのだが、手元にある写真の中で一番綺麗に撮れていた。



東岐波の広大な干潟。
日の山の千畳敷からズーム撮影している。(遠景


干潟の拡がる干潮時で、天気の良い西日が当たる午後という条件を利用している。



水位の低いときわ池の岸辺。
これは少々気持ち悪いフォルムかも知れないので、引きの画像をメインに載せた。大丈夫そうな方のみ近接画像のリンクをクリックされたい。(近接画像遠景


この奇妙なフォルムは、元々は地山だった場所が溜め池によって水で常時緩やかに洗われるようになったことで生じるようである。打ち寄せる波で激しく洗われる海岸には見られない。何故このようなフォルムになるのか分からない。他の人工的な溜め池でも存在すると思われるが、まだ調べられていない。



鋼鉄製の管理通路と手すりが作るMのフォルム。


現地は柵があって立ち入れないので外からズームで撮影している。[4]綺麗なM字フォルムを切り取るのはかなり困難である。



これは一体…sweat


遊んでいるのではない。神原周辺地域の土地の起伏を調べるために、塩田川に接続されるある暗渠を調査したときの映像である。先の方は自由勾配側溝になっていてところどころで日が差し込むためこのような映像になる。接続部付近は最初期の石積みがみられた。容易に接近できる場所ではなく、それだけでも普通は「何やってんだ?」という反応になるのは否めない。[3]
《 素材 》
石膏ボードの天井。市場下水道局の会議室にて。


学童期に住んでいた家の応接間の天井がこれと同じだった。天井を見上げながら斑点の配置に座った人やロボットを重ね合わせた。絶対量を調査していないが、この素材は絶滅危惧種かも知れない。



渡辺翁記念会館の玄関前にある意匠化された空気孔。(遠景


入口前の天井にみられるのだが、ここまで観察している人は殆ど居ない。愛でて差し上げれば村野藤吾氏が喜ぶだろう。



◎_◎;


少し離れて眺めれば正体が分かる。それでもまだ分からないという方も稀にいらっしゃる。[2]
出典および編集追記:

1.「港と海を見に行ってきた|Amebaブログ」で同じ被写体を別の日に逆光で撮影し記事を載せたところ、その形状と色調が怖いというコメントが寄せられた。

2.「FBタイムライン|これはまず分からんだろう

3.「FBタイムライン|フォルムは愛でるけど素性の調査も

4.「FBタイムライン|たまにはフォルムを愛でようではないか

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