「止」と「ま」の間隔からすれば「れ」の字があるべき位置に何もペイントされていないのである。言うまでもなく撮影した画像を加工することなく、現地にあるがままの状態を撮影した結果である。これは一体…?
公安の重要なロードペイントたるもの、そんなペイント忘れなど起こる筈がない。
マンホールを避けてその後ろに「れ」がペイントされていた。
この道は
市道清水川梶返線で、
清水川交差点を斜めに横切って恩田と梶返方面を結ぶ最初期の古道である。それはいいとして、この奇妙なペイントが発生した理由は、交通量の多い
市道東新川野中線に接続する部分を直角に変更したことに依る。かつては恩田方面に向かって清水川交差点を掠めるように斜めに伸びていた。
近年は枝道と幹線道路の接続は、左右の見通しを確保するためにできるだけ直角に繋がるように変更される。この過程で元々斜めだった道を途中から強引に曲げて短距離で直角に接続した。この道の場合、折れ点にたまたま汚水のマンホールが存在していて「ま」の字がマンホール上に掛かってしまう位置になった。鋳鉄蓋の上にペイントしてもすぐ剥がれるので、それを避けて折れ点の手前側に「ま」をペイントしたので、被写界から追い出すことで冒頭のような写真ができあがるわけである。
このロードペイントは恐らく2017年の夏に生まれている。汚水管の道路横断埋設を行った後、失われたロードペイントを引き直すことで発生したようで、ペイントが新しい写真が採取されている。
奇妙なロードペイントに気付いたのも同じ時である。冒頭のペイントは2019年の撮影で、現在は更に年数が経っているためペイント自体が掠れて読みづらくなっている。このような題材はペイントが引かれた直後に採取するのが良い。
《 Googleストリートビュー 》
市道なので Google sv はここを通過して画像を採取している。言うまでもなく正しいロードペイントが施されている。
同じ方向から撮影した画像を載せる。