史跡カテゴリ

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記事作成日:2022/5/4
最終編集日:2024/1/31
ここでは、物件を撮影した画像(動画を含む)を区分する史跡カテゴリについて記述している。
《 概要 》
史跡カテゴリは物件を構成する10の主要カテゴリの一つである。現在のところこのカテゴリに収録されている主要なセクションは以下の通りである。
古代、御堂、採掘場、市外、寺、松巖園、神社、石碑、炭鉱、八幡宮、墓地、祠
非常に雑多である。このうち採掘場と松巖園は暫定であり別セクションを作って統合する可能性がある。

当サイトの初期では寺院仏閣関連は物件とみなさず記録しないことが表明されていた。当時は歴史嫌いであったこと、歴史ある建造物なら関係者が注意深く記録しているから事改めて写真を撮る必要性に薄いと判断していたからである。一般向けの神社や八幡宮よりも更に関連性が薄い寺は現在でも積極的には記録されていない。
【 テーマカラー 】
史跡カテゴリのテーマカラーを橙色と定めている。この色である。

いにしえを感じさせる渋めの色としてオリーブを選定した。木材を主体とした構造物によるイメージなら茶色に近付けたいが、鉄道のテーマカラーとして予約されているので初期はオレンジに設定していた。
【 近接するカテゴリとセクション 】
一部に建物カテゴリと重複するものがある。渡辺翁記念会館やヒストリア宇部は昭和初期までの歴史的史跡と言えなくもないが、現状は音楽ホールや展示場として使用されていることから建物カテゴリに含めている。

庚申塚、猿田彦大神、御大師様の石像、御大典記念碑、その他の石柱は、現物が存在する場所にある他物件(道路や公園など)に含めている。統一的に史跡カテゴリへ移動するかは検討中である。
《 主要な物件と観察ポイント 》
その存在自体が歴史的価値のある寺社について言及する必要はないだろう。多くの人が目を向けている部分は、充分記録されているからという理由に依る。特に当サイトでも設立初期には寺社は物件として定義しておらず、記事制作も撮影も行われてこなかった。
【 古代 】
古代セクションは元から包括的な設定であり、古墳や古戦場、遺跡などを収録している。大まかには江戸期より以前のものであることが判明している物件である。

個人的な興味の薄さという理由で収録されている画像枚数は少ない。
【 神社・八幡宮・寺 】
ある程度の規模を持ち、管理者が居て一定の領域内に本堂などの建造物を複数もつ物件である。名称に応じて神社、八幡宮、寺のセクションに分類し、配下に名称のサブフォルダを作成している。護国神社は宇部、船木、万倉のサブフォルダを作成している。

八幡宮には御旅所が付きものであり、離れた場所に存在していてもワンセットと考えて当該八幡宮の物件として収録している。
【 御堂・祠 】
上記以外の小規模なものや管理する人が居なくなったものを御堂と祠として収録している。御堂は屋根のついた構造物が付随するもの、祠は石像などが雨晒しになっているものを指す。いずれも信仰の対象となっていたものが該当する。

道ばたや辻にある猿田彦大神の石碑は信仰対象であり祠に分類されるが、夥しい数が存在することから現状は道路カテゴリの付随物件としている。道路カテゴリの撮影枚数が増える原因にもなっており、所在地で分類してこちらへ移動するか検討中である。
【 石碑 】
石碑とは文字を刻んだ石材が単独で存在しているもので、それ自体が信仰の対象となっていないものを指す。ただし神社の境内に据えられている石碑や庚申塚などは、信仰対象にかかわらず当該神社の物件に収録される。

道ばたにある庚申塚は信仰対象ではなく、庚申講の記念碑的存在なので石碑に分類すべきであるが、夥しい数が存在することから現状は道路カテゴリの付随物件としている。所在地で分類してこちらへ移動するか検討中である。
【 炭鉱 】
炭鉱に関する遺構を収録する。現存している物件自体が少なく採取された画像は少ない。採掘場セクションとの統合が検討されている。
【 墓地 】
比較的近年採取され始めた題材である。初期には関係者でもないのに人が埋葬されている場所へ入り込んで写真を撮る行為自体が忌避されていた。後に無関係な一個人だけでなく、歴史上の重要な人物が埋葬されていたり、境内にある石灯籠などが客観資料となり得ることから採取され始めた。

小羽山墓園は、かつて現在の宇部新川駅付近にあった墓地を都市計画により戦後まもなくこの地へ移転させたことから、新川地区の発展に貢献した歴史的人物の墓が多い。

最初期の本格的な三炭組潟炭鉱で起きた水難事故による犠牲者を弔う石碑は、歴史的資料としても重要である。


高齢化社会が更に進み、彼岸やお盆の墓参が負担になることから近年では墓を引き払って宗派のお寺へ納骨する事例が増加している。
《 撮影の優先順位 》
歴史的資産である八幡宮や神社がなくなることはおよそ考えられない。したがってこれらの撮影における優先順位は低い。古代セクションにある物件も指定文化財となっている場合が多く、一通りの撮影画像があれば足りる。

市内で無数にある墓地は、今後確実に減っていくことが予想される。埋葬者名が分かる程度の詳細な撮影は不要だが、どの場所にあったかについての視覚的記録は必要だろう。
《 取り組みを要する課題 》
史跡カテゴリにある物件はそれ自体が歴史の産物であるものが多く、顕著な物件は資料も豊富である。しかし地区の郷土書籍などでも掲載がない物件は、正体すら判明していないものもある。
出典および編集追記:

1.

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