品質管理について

記事作成日:2012/9/24
品質管理と言うと如何にも大仰ですが、商品や工作物のような「つくりもの」は品質管理基準によって常に一定のレベルで提供されます。ある物件や客観的事実、自分の主観を記述するテキストも等しく「つくりもの」であり、一定レベルで提供していることを明言するなら、品質管理が必要と考えています。
このことは何も当サイト開設時に気付いたのではなく、外部ブログ時代、更には紙と鉛筆でノートに日々の記録を認めていた時期から存在していました。

管理基準と言うと堅苦しく、ややもすればテキストを定式化するものかと考えられるでしょうが、そうではありません。現地踏査で経験したこと、撮影した画像など固定された初期条件を元に記事を起こしても、書き始めた時点で自分が持ち合わせていた知識、特に興味が向いていたジャンル、時間的ゆとりの有無、更にはまったくの気分的な要素でさえも記事の記述スタイルに少なからず影を落とします。仕事などに追いまくられて気持ちのゆとりがない時に起こした記事なら、ちょっと気の利いた冗談を混ぜ込んだりついでながらの横話が盛り込まれることは必然的に減るでしょう。

記事制作に品質管理を導入する意図は、このような”ゆらぎ”まで排除することが目的ではなく、記事の”書かれ方”や外観(フォーマット)に対する大雑把な基本ルールを設定し、その枠内で運用することで統一感を持たせることに主眼があります。
対外的な運用ポリシーはプライバシー・ポリシーで規定しています

この品質管理が絶対的なものでないことは、管理者たる私が必要に応じて随時その内容を書き換えることができてしまう点で明白です。運用の過程で不便や不都合を感じ、現状を追認する形で変更される可能性が有り得るからです。
しかし一定の管理基準を明示し、その殆どは頻繁かつ恣意的に変更されるものでないことを示すことで、まったく何も規定されない運営状態よりは相対的な安定性を提示できるでしょう。

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