枝豆

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記事作成日:2023/7/15
最終編集日:2023/7/16
枝豆(えだまめ)とは、大豆を未成熟な段階で採取した惣菜の一つである。
写真はスーパーなどで売られている袋入りの枝豆。


枝に着いたままのタイプも売られている。


名前に反して、枝豆は大豆になる前の未成熟なものを利用しているので、豆類ではなく緑黄色野菜に含まれる。[1]袋入りの生のものだけでなく、茹でて調理されたものが惣菜コーナーでパック入りで売られている。茹でたものを冷凍し、解凍するだけですぐ食べられる商品もある。食材用にすぐ使える利便性を重視して、サヤから外し薄皮も取ったものを調味した袋入りの枝豆もある。

まさか当該ホームページに食材の詳細な解説まで含める気はないから、ここでは個人的関わりについて限定的に記述している。
《 個人的関わり 》
このホームページでは殆ど書いていないが、当サイトの管理人は殆ど調理をしない。弁当や惣菜などその時々で安く手に入るものを買って利用し、台所で調理することは殆どない。夏の酷暑や冬の極寒では尚更で、台所はお湯を沸かして冷蔵庫から食品を取り出す場所で、それ以外は専ら物置と化している。ネギはアパート時代は大量に買ってきては自分で刻みタッパへ保存していたが、最近は専ら刻みネギを買っている。調理どころか下拵えすらしない。

その中での数少ない例外が枝豆で、下拵えをして茹でる手間があっても安く手に入るときに沢山買って調理している。枝豆自体が好きで、惣菜コーナーのパック入りのでも安ければたまに買う。しかしよほど食べたくて安いときに限るし、冷凍食品の枝豆は買わない。理由はどんなに手間がかかっても自分で下拵えして茹でた枝豆とそれらの味の差が歴然だからだ。

ただし県内産の枝豆は一般に高い。スーパーでは枝から外して袋詰めにしたものが400円以上する。そういった商品をまとめ買いするほど余裕はないので、専ら半額シールが貼られたものに限定して買っている。こういう見切り品に出会えるチャンスは少ないので、見つけたらそこに在るだけを大人買いする。[2]
【 手順 】
見切り品は3〜4袋程度しか手に入らないことが殆どである。美味しく食べられるように下拵えするのはかなり面倒なので、手が空くまで一両日くらい冷蔵庫で放置されることもある。しかし元々が見切り品なので傷んでしまう前に下拵えを開始する。

まず床に新聞紙などを敷いて枝豆を引っ張り出す。
ハサミと鍋を用意する。


このようにハサミで一つずつサヤの端をカットする。


枝に着いたまま売られている場合は、直接サヤの端をカットする。延々と続く退屈な作業である。

この作業を飛ばしても茹でれば食べられるし、スーパーで売られている調理済み枝豆はサヤの端が切られておらず原形のままである。しかし我が家では枝豆を茹でるときこの作業を省略したことがない。大量に茹でるときはサヤの端をカットする作業を手伝わされた。これは茹でる時間を短縮することと塩味を豆に効かせるためである。

切り終わったら鍋に入れてざっと濯いで表面のゴミを取り除く。


それから枝豆が軽く浸る程度に水を入れ、適宜塩を加えて混ぜて火にかける。鍋の湯が沸騰してブクブクと泡だった状態で2〜3分おく。それから箸で一房摘まみ上げて流水で冷ました上で試食する。サヤを開こうとするとき硬ければ恐らく茹で足りていない。茹で加減は好みだが、試食して少し柔らかくなったかなと思った時点から1分程度おいて火を止める。うちはIHヒーターを使っているので、余熱を使って暫く放置する。

手早く湯切りした方が良いが、沸騰したお湯を扱うのは危険なのでうちでは暫く置いている。もしザルがあればそこへバサッとあけると効率が良い。なければ取り扱える程度に冷めたら可能な限り湯切りする。軽く塩茹でされているので、薄く味はついている。しかし恐らく足りないから鍋に入れたまま塩を振りかけてシャカシャカ振って全体に塩を行き渡らせる。

塩が充分に回ったら容れ物へ移してラップを掛ける。
この段階でいつもつまみ食いをしてしまう。


枝豆を食べ慣れた方ならすぐに同意して頂けることに、つまみ食いを始めたら止めるのが大変に難しい。率直に言ってきりがない。下拵えでついた軽い鹹味、枝豆そのものに由来する弱い甘味と旨味。延々と食べ続けてしまって打ち切るのがとても難しい。

惣菜コーナーのパック入り枝豆もそれなりに味があるが、旨味が弱い。甘味にいたっては殆ど感じられない。それから茹で加減が自分の好みになっているとは限らず、一般に硬い。それから全体に水っぽく感じられるのは、茹でた後で長く放置したり水に晒したり塩茹でをしていないからかも知れない。冷凍食品の調理済み枝豆は解凍すればすぐ食べられるが、硬くて美味しくない。殆どが台湾製であり、どうかすれば枝豆自体に農薬のような風味を感じることがあった。

保存技術で今や野菜も根菜も一年中出回っている。半額シール付きで買う枝豆は県内産であり、夏の間にしか出回らない。スーパーたるもの枝豆がまったく置かれていないというわけにもいかず入荷するものの、思ったほど売れないのかも知れない。こうして消費期限切れが近づくと半額シール付きで見切り売りされる。このため普段は弁当惣菜やパン類のところばかり半額シール付きを漁っているが、夏場だけはこれに野菜コーナーのチェックが加わっている。
【 食べ方について 】
恐らく当サイトの管理人が枝豆を食べる作法は、一般的な食べ方とは違っているらしい。かつて会合のオードブルで枝豆が出たとき、昔からやっていた自分なりの食べ方を見て「変わった食べ方だな」と言われたことがあった。

子どもの頃、初めて枝豆を見たとき「こうやって食べる」を親から教わっていなかったようである。もっとも完全に誤りで不作法な食べ方というわけではない。個人的には合理的で美味しく食べる方法と思っている。ただ殆どの人は手が汚れるからそうしないというだけだ。この説明だけでどんな奇妙な食べ方をしているかは想像できると思うので、具体的な食べ方については省略しよう。
出典および編集追記:

1.「Wikipedia - 枝豆

2.「FBタイムライン|2023/7/15の投稿

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