小野田線・二反田架道橋

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記事作成日:2024/9/25
最終編集日:2024/9/26
二反田架道橋は、JR小野田線の目出〜小野田駅間に架かる低い架道橋である。
写真は地区道側からの撮影。


位置図を示す。


目出駅から北側、有帆川沿いの道から一つ山側に入った道(山陽小野田市道旦山手線)から分岐する地区道に架かっている。セメントを思わせるレンガ積みとコンクリート橋台で、上部も通常の鋼製ガーダーという一般的な構造である。


特徴は、見てすぐ気付くほどの桁の低さである。
架道橋があることは早くから知られていたが、その異様な低さは目出および旦地区を訪れる際に Google sv で予行ドライブ中に発見された。


ちなみに二反田とはこの辺りの小字名であることが地元在住者から聞き取れている。

未だ多くを検証してはいないが、今まで個人的にみてきた架道橋(往来に供される道を跨ぐ橋)の中では一番低い。[1]背の高い人が通常スタイルで歩けば頭のてっぺんを高さ制限のバーが掠める。他方、横幅は恐らく普通車でも通行可能なほど確保されている。

ガーダー側面に記録されている標示。
この存在で絶対位置や名称を確認できる。


橋台は目出駅側がレンガ積み、小野田駅側はコンクリートだった。


目出駅側は線路に沿って直線的な道で、アスファルト舗装されている。
アスファルトが黒光りしているので、四輪とは限らないがある程度は通行されているようだ。


地区道は目出駅の手前にある川沿いの道(山陽小野田市道目出旦線)と目出町踏切のところで合流する。この間鉄道は架道橋から小野田側の切り通しの深さを節約するために登り勾配になり、地区道は立体交差可能となる切り通し側に寄せて鉄道を横切らせたようだ。

もう少し架道橋の下側を削れば高さが確保されて他の車も通れるようになるだろう。実際、往来が頻繁な道路の架道橋では車高のある車も通行可能にするためにしばしば立体交差の下側が低く掘り取られる。
同じ小野田線の南中川駅の南西にある中川架道橋は、道路側を切り下げて高さを確保している。


二反田架道橋で地区道の下を切り下げなかったのはそれほどの往来量がないこと、架道橋の下に暗渠が通っていて切り下げられなかったためと思われる。ただし架道橋の前後にコンクリート床板らしき施工がみられるだけで、暗渠が通っているかは確認していない。

線路際から撮影。


撮影の間、架道橋を通過する車は一台もなかった。そもそも前面道路自体、車の往来はそれほど多くない。
《 個人的関わり 》
2023年1月に目出〜小野田駅間の主要構造物の調査を行っている。したがって目出駅や目出町踏切の画像は採取されていたが、二反田架道橋は有帆川沿いから離れた道より分岐する地区道にあり、Google sv では道が交差しているため踏切か跨道橋があることが推測されていたが現地には行っていなかった。二反田架道橋から小野田駅寄りにある一丁田踏切は、それより北にある道(山陽小野田市道目出旦山手線)からの歩行踏査で採取できていた。

2024年9月下旬の涼しくなった時期を狙い、瓶垣旦の登り窯の撮影に行くにあたって調査の立ち寄り箇所に含めていた。Google sv で予行ドライブを行ったとき、異様に低い架道橋であることが確認された。


撮影中に地区道を散歩する地元在住者に出会い、二反田がこの辺りの古い地名であることを確認している。現在は線路を隔てて旦および目出幸町となっている。

旦の登り窯を撮影後、市道を目出駅方面に走って一丁田踏切(再撮影)の後にここへ立ち寄った。それから次の調査物件がある目出新町方面へ向かったが、この地区道を通れるか試そうなどという無謀な「架道橋チャレンジ」は行わなかった。それでなくても旧式のワゴンRはあちこち傷だらけで私同様の満身創痍状態にあるのを傷つける気にはなれなかった。

軽自動車の車高は車種によってまちまちなので、この高さ制限1.6mをクリアして通行可能な軽自動車もある。ちなみに私が乗っているワゴンRは車高1,680mmなので天井がつっかえてしまう。この道は地区道であり、前後に高さ制限のバーが設置されているだけで標識などはない。無理に通ろうとすると車の天井に擦り傷がつくだけでなく、バーや架道橋の下に潜り込んでしまって抜き差しならない状態に陥る危険がある。鉄道関連の設置物を損傷させると電車が停まってエラいことになるので止めた方が良いだろう。
出典および編集追記:

1. 四輪の通行を想定していない通路に架かった橋りょうであれば更に低いもの(川東橋りょうなど)が知られている。

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