市道五三舞線・横話

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本編では、市道五三舞線の派生的記事をまとめて収録している。
《 五三舞について 》
五三舞(ごさんまい・ごさんま[1]とは現在の東梶返1丁目付近に存在していた小字である。沼から工学部通りを進んだとき坂が始まるあたりと思えば良い。派生する小字に南五三舞、北五三舞がある。[2]

五三舞という小字を今に伝えるものは本路線の市道名以外に知られておらず、実質的に絶滅種小字となっている。五三舞はかつて五三昧と書かれ、墓地の意を示すものとされる。かつて古墳があったらしいが現在は失われている。[3]ただし五三昧という表記と墓地がどのように関連づけられるのかよく分からない。

私見を述べると、五三舞の由来として五十目山との関連性が想起される。五十目山はかつてその地を五十匁で買い取った地主によるものとされる。五三舞の五三を(音のみ借りたのではなく)数字と認識するなら「53枚で取得された土地」ではないだろうか。

出典および編集追記:

1.「山口県地名明細書」では上宇部村丹太郎小村の小名として「ごさんま」と記載されている。

2. 小字絵図によっては「南五三枚」「北五三枚」と表記されている。舞という漢字そのものに意味はなく音だけを借りている裏付けともなる。

3.「西梶返自治会だより」12号(昭和61年11月1日発行)の「梶返の小字」による。

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