山口宇部空港建設事務所

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記事公開日:2015/12/13
山口宇部空港建設事務所(以下「建設事務所」と略記)とは、平成期に空港の拡張工事を行ったとき設置された県管理の出先機関である。
写真は敷地内からの撮影。


位置図を示す。


この建物は山口宇部空港が拡張された平成初期、工事が大規模かつ長期に渡るため県の出先部署として設置された。このため工事関係者や県担当職員以外は殆ど訪れることのない施設だった。
現在では山口宇部空港の拡張工事は終了しているため建設事務所は閉鎖されている。この記事を作成する現時点において建屋は他用途の事務所として利用されず解体もされることなく玄関付近の天井が崩落し廃屋のような様相を呈している。平屋部分には関連資料が保管されていて倉庫としての機能は保っている。建設事務所としての役割を終えた後、暫くは港湾関連の事務所として転用されていた可能性がある。

建設事務所を背にして撮影している。
正面やや遠くに見えるのが空港ターミナルで、手前の建屋2階に山口宇部空港事務所(以下「空港事務所」と略記)がある。
これと次の一枚は後日の撮影


名称が類似しているが空港事務所は空港における維持管理などの庶務を扱っていて建設事務所とは管轄が異なる。

同じ位置から反対側を撮影。
この場所は県道宇部空港線の終点空港前交差点から入った先の駐車場敷地内にあり、一般の駐車も恐らくは可能である。もっともターミナルからは遠いため利用者は少ない。


駐車場を介して市道八王子空港線と繋がっているため双方からの出入りができる。敷地内は立入禁止とはなっておらず散歩で通り抜ける人の姿もある。
十数年振りに建設事務所を訪れたときの変貌っぷりを撮影したレポート。全2巻。
時系列記事: 山口宇部空港建設事務所【1】
《 個人的関わり 》
前職では建設事務所を何度か訪れている。以下、公開しても問題ないと思われる範囲で記述している。

注意以下には長文に及ぶ個人的関わりが記述されています。レイアウト保持のため既定で非表示にしています。お読みいただくには「閲覧する」ボタンを押してください。

何の気なしにフラッと訪れたのは十数年目となる。当初は記事化の予定もなかったのだが、そのあまりの特筆すべき変わりように記録を遺したい気持ちになった次第である。
《 記事公開後の変化 》
2017年4月に空港方面を訪れたとき、建設事務所の建屋が完全に取り壊され敷地部分がアスファルト舗装されていることが判明した。


元の区画線はすべて抹消され、新しい区画線のための墨出しが行われていることから、一般の駐車場に転用するものとみられる。(2017/4/19)
出典および編集追記:

1.

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