トライアル

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記事作成日:2017/2/11
トライアルとは福岡に本社を置く企業で、正式名称は株式会社トライアルカンパニーである。
写真は個人的によく利用しているトライアル宇部店。


一般事項については[1]を参照されたい。共通事項は個人的によく利用していて詳細を知っている宇部店の事例を元に記述しているので、他店舗では異なる可能性もある。最後に各店舗ごとの個人的関わりを記述している。
【 営業形式 】
どの店舗も年中無休で原則24時間営業している。ただし棚卸しの日は短縮営業したり終日閉店していることがあり、事前に案内が出る。
建物内で軒を借りて営業しているクリーニング店などを除いてすべて直営である。化粧品や文具など一部のエリアは万引き防止のためか午後9時以降は網が張られて売り場から外される店がある。

1階のレジ外側の空間にゲーム機やキャッチャーゲーム、ガチャガチャなどアミューズメント系の機械を置いていることが多い。防犯上、深夜(概ね午後11時以降)の未成年者の単独立ち入りを禁止する掲示が出ている。また、店内での撮影行為を禁止する掲示もあるが、買い物しながらのモバイル操作は日常茶飯事であるためか、店内でスマホを操作していても特に何も言われることはない。

取扱商品は食料品や生鮮品、家庭用品や家電品などほぼ全てを賄う。値付けはすべて税込みで表示されている。特売の広告チラシが入りネットでも見ることができる。温度操作を必要としない野菜や食料品の見切り売りは陳列台に集めて置かれている。冷蔵を要する製品では異なる商品をまとめて同じ場所に置いている。惣菜や弁当類、刺身や寿司類の見切り売りは最初に20%引き、その後に半額となる。稀に服飾関係など入れ替えを要するジャンルの商品は元々の陳列場所に置かれた状態で半額の札がついている場合がある。
【 ポイントシステム 】
トライアルでは他の大手小売店と同様、ポイントカードを発行している。カード発行手数料は無料である。最初期はアイデンティティーカラーである紺色だったが、後に赤色に変わった。買い物金額200円につき1ポイント(=1円)が貯まる。2014年頃までは毎週金曜日が5倍ポイント日だったが現在は中止されている。代わりに年末年始など単発的に期間限定でポイント4倍程度の売り出し日がある。年間の買い上げ金額によっては高比率のポイントが付与されるランクへ移行するようである。

ポイントの付与はレジ通過時のみ有効で、カードを忘れた場合のポイント後付けはできない。また、2017年現在でカードにはチャージ機能は持たされておらずポイントを蓄積・払い出しするのみである。クレジットカードによる支払いはサービスカウンターのみとなっている。現在はカード発行時に裏面への署名を求められる。署名がないカードはレジで提示したとき記名するよう言われることがある。複数人でのカード使い回しによるポイント蓄積を防ぐためと思われる。もっとも本人確認手続きなどはないので強制ではない。

ポイントは随時1円単位で購入代金に充当できる。有人レジの場合は精算前にポイント使用を申し出る必要がある。セルフレジの場合は最後の支払い場面でポイントと現金の選択を求められるので、このとき先にポイントを指定すれば購入代金からポイントが差し引かれて残金の投入を求められる。現在溜まっているポイントは清算後のレシートに印字される。カード番号を入力することでトライアルのページから調べることもできる。ポイントの有効期限は2年で、一定ポイント貯まっても金券が発行されることはない。
【 レジ会計 】
殆どの商品は店内備え付けの買い物カゴへ商品を入れレジを通るとき精算する従来方式である。買い物用のカゴは灰色、清算後のカゴは黄色となっていて未精算の商品との区別をはかっている。灰色の買い物カゴは店舗入口付近またはエスカレータを上がった先に置かれているが、店舗内の随所にも置かれている。買い物カートは2階がある店舗では1階と2階の両方に置かれ、カートに商品を載せたまま車まで押して行けるようエレベータを介して移動する。

レジを通らない大物商品(自転車など)は個別に対応する。また、小物ながら高額な商品(腕時計など)は陳列棚展示では万引きリスクが高いので個別のウィンドウに入れられサービスカウンターで精算する。サプリメント類は一部の商品については現物を陳列棚におかず、空袋のみが置かれていて袋をサービスカウンターへ持参した後、精算して現物を渡されるものもある。ここで精算した商品は未精算の商品が入った灰色の買い物カゴではなく精算済みのマイバッグ等へ入れる必要がある。

レジは従来方式が主流だが、2016年からセルフレジが導入され、客自身が商品のバーコードを読み取らせることによって支払いできるようになった。セルフレジでは一人の店員が複数のセルフレジに接続されるPC端末を監視している。午後9時半以降はすべてのレジがセルフに切り替わる。
以前は無料でマイバッグを持参すればレジ袋ポイントが3点付与されていたが、2015年からは他の一般的なスーパー同様マイバッグ持参が標準でレジ袋が課金されるようになった。ただしパック入り惣菜を買ったときには汁漏れで他のものを汚すのを防ぐために簡素なビニル袋に入れてくれる。このビニル袋はサッカー台でも提供されている。

セルフレジの場合、精算しつつマイバッグに商品を詰めたい場合はあらかじめ移す側のカゴを置いたときマイバッグもセットしてからボタンを押す必要がある。これはマイバッグの重みを差し引いた状態で重量計測するためである。
【 PB商品 】
多くの中堅小売業が導入しているように、トライアルにもPB(プライベート・ブランド、自社開発)商品がある。商品にはアイデンティティーカラーである紺色に白地のロゴが印刷されている。買ったことのあるものは牛乳・納豆・卵・ソーセージ・カップ麺・乾電池・蛍光灯である。価格は有名ブランドのものよりかなり安い。比べた結果はマチマチで有名ブランドと遜色ない品質を提供するものがあれば、劣っていて勧められないと感じられる評価の商品もある。
いわゆるディスカウント系スーパーでは生鮮品や野菜の質や鮮度が懸念されることがあるが、今まで利用した限り何ら問題はなかった。定期的に開催される”寿司バイキング”はかなり好評で多くの買い物客が押し寄せる。実際に買って食べてみて値段の割に納得いく味であった。ただ、刺身や寿司類で売れ残りが生じまとめてパックされた見切り品は、消費期限となる日時よりも早く食べた方が良い。これは何処の店舗でも言えることである。
【 店内放送およびCF 】
トライアル店内には何もないときには有線による歌が流れている。近年ヒットしたものが目立つが、たまにかなり昔流行った曲が流れることもある。一定期間で入れ替えるらしく、数日間は時間帯にかかわらず同じ数曲がエンドレスで聴かれる。その間にトライアル独自の曲と買い物案内が流れる。

各売り場で販促のCF(コマーシャル・フレーズ)が流れることがあり、特に精肉売り場では顕著である。初期にはトライアルが独自に作成した歌が流れていた。著作権の問題があるので一部の歌詞のみを書くと、
美味しいお肉はトライアル〜 焼肉すき焼きトライアル〜
というものだった。
現在は(株)丸協食産の味付けホルモンのCFが調理の映像つきで流れている。これはトライアルのみならず他の店舗でも使われているようで、完全にエンドレスである。
《 宇部店 》
北琴芝2丁目の工学部通りに面して存在する。
写真は工学部通りからの撮影。


正面入口を中心にポイントした位置図を示す。


店舗は下駄履き方式の2階建てで、元大和が使っていた店舗を改装して使用している。1階部分が店舗入口および駐車スペースとなっている。1階は一部の目玉商品の陳列、コインゲーム機器、コイン式玩具、1分間写真、クリーニング取り次ぎ所がある。入口正面はエスカレータと階段で反対側に下り用のエスカレータがある。このエスカレータは零時を過ぎると2階への上り運転のみに切り替えられる。主な商品陳列スペースやサービスカウンター、トイレなどはすべて2階にある。
基本的に24時間営業だが、サービスカウンターや一部商品の取り扱いには販売時間制限がある。詳細は[2]を参照。

店舗への出入口は前出の地図に示した工学部通り側がメインで、他に商品搬入路用の本路線側からがある。工学部通りの出入口はすぐ先に市道中村線と斜めに交わる信号機付き交差点があるため、極めて出入りしづらい。工学部通りを西の宮方面へ向かう車は、信号待ちのときTrial出入口前を空けて停車するのが暗黙の了解となっている。ただし公道への出入口ではないため工学部通り側には信号待ちのとき停車しないよう呼びかける区画ペイントなどは当然ない。
【 駐車場 】
大和時代の店舗利用の構造上、2階が売り場で1階の殆どが駐車場となっている。出入口は工学部通りと裏口の市道巳の内線にあり、どちら側からも入場・退出することができる。店舗への商品搬入トラックは車高の制限上、裏口から入退場し専用の商品搬入スロープで行っている。

1階部分が駐車場で2階が店舗という構造に起因する問題から、買い物に訪れた車による事故が目立つ。個人的に観測しているだけでも3件ある。2014年10月には車高のある車が駐車場通路の天井を破壊する事故が起きている。入口部分ではなく通路中ほどの天井が壊れており、原因はよく分かっていない。

また、工学部通りから駐車場に入店してゲーム機の置かれている側の駐車帯で駐車車両が後退する折に店舗のガラス壁を突き破る事故が2015年と2016年の2度に渡って起きている。2015年の事故はかなり酷く、ガラスや支柱が破損するのみならず壁に沿って店舗内に立て掛けられていたゲーム機が店舗通路へ倒壊する事態となっている。たまたま通行人がなく怪我人は出なかった模様。車が突っ込むときに通路を挟んで存在するクリーニング取次所の担当者が落雷のような大音響を耳にしたという。[3]その後暫く駐車スペースにセフティコーンが置かれ壊れたガラス壁はベニヤ板で応急処置されていた。
2016年の事故でもまったく同じ場所で発生し、ガラス壁に更新した部分が再び破壊された。後退スピードはそれほどなかったらしくこのときは店舗内のゲーム機は倒れていない。[4]

一連の事故はいずれもバックで駐車する際にアクセルとブレーキを踏み間違えたものと思われる。2度もの事故で、ゲーム機に隣接する外部の駐車スペースは常時セフティコーンで塞がれ使用できなくなっている。

店舗の真下が駐車場のため昼間でも常時暗い。駐車場を休憩スペースに使ったり営業車両が商品の入れ替え場所に借用している事例が目立つ。違法駐車に関しては店舗側で対処している。常時暗く人目につきづらいせいか、夜間に駐車場でたむろする青少年の姿がみられることがある。
出典および編集追記:

1.「Wikipedia - トライアルカンパニー

2.「スーパーセンタートライアル宇部店
スーパーセンタートライアル際波店
スーパーセンタートライアル宇部中央店

3.「FB|もしかしてアクセルとブレーキ問題?(2015/9/11)(要ログイン・限定)

4.「FB|またツッコんじゃいました♪(2016/12/1)(要ログイン・限定)
《 際波店 》
県道宇部船木線に面して存在する。
前面が駐車場で奥に建物が位置するシンプルな構造である。県道には幅の広い出入り口が2ヶ所あるが、利用者が多いためこの前後で常時混み合う。夕刻時は反対側車線への出入りは非常に難しい。

買い物客同士の交錯を避けるため入口と出口が分離されている。もっとも出口側でも買い物を終えて出てきた客のために自動ドアが開いたタイミングでサッと中へ入る買い物客も散見される。入口すぐ左側がトイレで、2階に上がる階段がある。もっとも2階は営業スペースとして使われていない模様。階段は立入禁止にはなっていない。
宇部店に次いでオープンした店舗で、売り場面積と品揃えは各支店のうちで最大である。
《 中央店 》
国道190号の新町交差点より東側、元マンガ倉庫店舗だった場所に2016年営業開始した。駐車場は敷地内の他に建物の屋上も利用できる。前面道路は交通量の多い4車線のため右折入場・退場が非常に難しい。
《 東岐波店 》
2017年3月にオープンした。
《 個人的関わり 》
もっとも利用頻度が高い宇部店を中心に記述している。

注意以下には長文に及ぶ個人的関わりが記述されています。レイアウト保持のため既定で非表示にしています。お読みいただくには「閲覧する」ボタンを押してください。

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