頭痛

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記事作成日:2022/10/28
最終編集日:2022/10/31
ここでは、当サイトの管理人がしばしば体験する頭痛についてまとめている。ただし内因的なものに限定し、頭を何かにぶつけたなどの外因的なものは除外している。

非常にありふれた症状で、経験したことがない人は皆無だろう。他方、ちょっとしたことですぐ頭が痛くなる頭痛持ちという傾向の人は多い。幼少期から体験してきたものなので、記事制作日近辺の状況に限定している。
《 頭痛が起きやすくなる状況 》
風邪やインフルエンザなどの疾病は、明白な頭痛と発熱を起こす。それ以外でも頭痛は実にいろいろなことが原因で起きる。個人的には以下のような状況が多い。ほぼ確定的なものから推測レベルのものまである。
(1) 水分の摂取不足
(2) 生活リズムの乱れ
(3) 頭部の冷え
(4) 酸欠
頭痛を予防するのも専らこの要因を起こさないような対処法となる。
【 水分不足 】
自分としては恐らく頭痛の原因でもっとも多い。思えば学童期は水分補給など殆ど意識していなかった。1時間目が午前9時前に始まり正午に4時間目を終えて給食となる。朝食で牛乳などを飲んでからは正午までまったく何も飲まないのが普通だった。3時間以上連続して水分を摂取していないことになる。現在ではまずあり得ない状況である。学校給食にしても180ml入りの牛乳瓶1本だから水分摂取と言ってもたかが知れている。それから帰宅するまで何も飲まないのが普通だったのだ。

学童期と今の年齢の自分を同じレベルで見るわけにはいかない。それでも現在は朝昼などの食事とは別に間違いなく2リットル近い水分(ウーロン茶など)を飲んでいる。水分摂取量が不足すると明らかに頭痛が起きやすくなるのを実感している。半日以上外出するとき、出先での水分補給が難しい場合はかならずペットボトルにお茶を入れて携行している。特に自転車を漕ぐときがそうで、ゆっくりした移動でも3時間程度自転車を漕げば水分補給が要る。放置しておくと明白に喉が渇いてくる。喉の渇きを体感してしまうようになると、高い確率でその後頭痛を誘発する。

昔は熱中症という言葉よりも日射病・熱射病という語が一般的だった。特に夏場の暑い時期に太陽光を直接頭や首筋に長時間受けて発生するのが日射病と呼ばれていた。予防するために学童は帽子を被ったし、成人になってからは首筋にタオルを巻いて防御していた。血管の拡張を予防する上で効果はあると思われるが、それ以前に喉の渇く前の水分補給が重要だろう。
【 生活リズムの乱れ 】
極度に疲労したり夜更かしを続けるなどして閃輝暗点を起こしたとき、ほぼ間違いなくその後に頭痛がでる。これはかなり明白な現象であり、それ以上の無理を続けてはならないという警告と理解している。
【 洗髪後の処理 】
夏場はあまり起きないが、冬場は髪を洗った後によく頭皮を乾かさなければならない。濡れた状態で長く放置すると気化熱で急速に頭皮が冷やされる。これは血管収縮を起こすので、次に血管が元に戻るとき頭痛を起こす。髪は少々濡れていても問題ないが、頭皮はドライヤーで完全に乾かすようにする。

頭寒足熱と言われるように、一般には頭部を冷やした方が寝付きは良くなる。しかし極寒期は、明け方近くの極端な冷えが頭痛を起こしやすくなるようである。将来的に毛糸の帽子を着用して寝るなど対策が要るようになるかも知れない。
【 酸欠 】
これも冬場に多発する。具体的にはファンヒーターを使ったときの換気である。点けている間はどうもなくても消した後でそのまま寝ると標準よりも酸素濃度の低い空気の中で長時間寝ることとなるからか、頭痛を起こしやすくなる。この要因で起きる頭痛はかなり酷く、朝起きた瞬間からかなり強い痛みを感じる。鎮痛剤を飲んでもあまり軽くならず当日の夕方まで痛むことがある。冬場に長時間ファンヒーターを使ったときは、寝る前に寒くても一旦すべての窓を開放して新鮮な空気に入れ替えてから寝ている。
《 個人的な対処法 》
前項のように明白かつ深刻な疾病でないと思われる頭痛の場合は、消炎鎮痛剤を服用している。
写真は現在ストックしているもので、有効成分がイブプロフェンのものである。


学童期から社会人初期においては今ほど頭痛薬の種類がなく、薬局や専門の置き薬商から自分に合った薬を取り寄せて使っていた。薬は身体にとって異物であり、頭が痛くてもなるべく我慢するものだった。現在では薬の特性や作用機序がかなりよく分かってきており、頭が痛いのを我慢し続ける挙げ句仕事に集中できないよりは上手に利用した方が良いという考えが一般的である。

入手のしやすさと価格の安さ、効き目を考慮して自分の場合はイブプロフェン主成分のジェネリックを常備している。NSAIDS の中でも胃腸障害がもっとも少ないとされている。自転車で外出中に水分摂取不足で頭痛を起こすことがあり、そのときのためにカメラの替えのバッテリーを入れているポシェットには一回服用分の薬を入れている。


ただしそれ以前から置き薬を契約しており、総合感冒薬もたまに使っている。これは前項以外の疾病由来かも知れない頭痛用である。同じ頭痛でもちょっと寒気がするとか喉に違和感があるなど、いつもの頭痛とは違う感じがしたとき服用している。
【 認識しているリスク 】
NSAIDS の長期連用は、心筋梗塞など心臓系の疾病リスクを高めるかも知れないという報告がある。[1] 重篤な病気の原因となるもの(喫煙や飲酒など)は極力遠ざけているが、イブプロフェンの服用による頭痛回避は将来的にこういった深刻な病気にかかるリスクを高める問題の先送りになっているかも知れない。先々で自分が病死することになるとしたら、がんなどではなく心筋梗塞など心臓系に依るものになるのではと予想している。
出典および編集追記:

1.「Wikipedia - イブプロフェン|副作用

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