今富ダム・右岸【2】

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(「今富ダム・右岸【1】」の続き)

右岸からダム堰堤上を歩いている。
振り返って撮影。ちょうど先の小さな公園部分を巻き込むように階段が伸びている。


ダム堰堤右岸寄りからダム湖を眺めている。
二叉に分かれたうち東側の入り江には橋が架かっている。
橋の名前はまだ調べていない


ダム湖は歪んだVの字をしており、市道が通っているので一周することができる。


それにしても天気と時刻の兼ね合いから写真が今ひとつ冴えない。ダム湖の秀逸な眺めを期待されていた読者はがっかりしたかも知れない。

過去の写真だがもう少し天気の良い日に撮影した写真があった。
次の2枚は3年前の野山時代に自転車で訪れ撮影したときの写真である。拡大対象画像です。
画像にマウスをかざすと拡大、ダブルクリックで最大化します。
クリックすれば元のサイズに戻ります。
まだ掲載していなかった


左岸まで歩くと駐車場まで戻ってくるのに大回りしなければならないので、来た道を引き返した。


駐車場横の公園の様子。
これほどキチンと草刈りされているのを見るのは初めてだ。


制御室の横には灌漑用水向けの分水桝があった。


今は給水していない。
桝には大判のグレーチングが掛けられている。
深さが計り知れずちょっと薄気味悪い…


ちょっと制御室の中を覗き見ることに…


去年の見学会ではこの中に入った。外からでもある程度観ることができる。
制御板に灯っているランプが妖しい雰囲気だ。


手前に見えている手すりが監査廊からここへ出てくる階段だ。

見学会のときにはここへも案内される。
したがって一般人が立ち入ることができるのは年に数日くらいしかない。


監査廊へ降りていく階段を撮りたかったが、階段の降り口が壁に面していて思うように写らなかった。


時刻は既に午後5時近かったし今にも雨が降り出しそうな雲行きだった。
見栄えのする写真の撮りようがなかったので、近くの被写体限定の写真にならざるを得なかった。

左岸から見下ろしたエプロン。
遠近感に欠けるが高低差は7〜8m程度あるしエプロン自体も高さは3m以上ある。


そうそう…
先に制御室へ接近してガラス越しに内部を撮影していたせいだろうか、遠くから誰かがこの駐車場へ向かって歩いて来る姿が見えた。
気づいていたが、別になんらやましいことはしていないので撮影を続けていた。
私がこのエプロンの写真を撮り、ダムから離れる方向へ歩いているときにその方とすれ違い、挨拶の声をかけられた。

充分に離れた場所から振り返って撮影している。


暫く遠巻きに観察していた。
その方は制御室の階段付近にある何かの装置を操作された後、別の方向へ歩いて行かれた。その様子を見ていたのでふと感じたのだが、
監視カメラの前に長時間立っていると
担当者の詰め所へアラートが入るのかも…
制御室の窓に張り付き、4枚ばかり内部を撮影した。さっきの方は、もしかすると私があの位置へ立ったことで動作したアラート装置の解除操作をなさったのでは…と想像されたわけだ。
恐らく単なる偶然だろう…アラート如きでいちいち担当者が現地へ出向くほど人件費をかけられないはず

左岸側にも行ってみたが、既に撮影しているショットばかりで目新しいものはなかった。
市道まで登る階段も草刈りされ使える状態になっていた
右岸監査廊入口の撮影と、次の仕事先までの時間調整が目的だったので、一連の撮影を終えて駐車場へ戻ってきた。

駐車場や公園が整備されながら、残念なことに私がここを訪れたいずれの時も他の見物人に出会ったことがない。相応にコストを掛けて公園整備していながら、殆ど活用されていない状態である。

せっかく草刈りされ整備された公園なので、使わせて頂こう。


殆ど使われることもなさそうなベンチに座り、余り物のお茶をすすり持ってきていたパンをかじった。


空が灰色ではせっかくのダムの眺めも今ひとつ冴えない。
制御室の中で灯る橙色のランプだけがひたすら妖しい…


そうこうしているうちにポツポツと降り始めた。

監視カメラ作動中」という札が出ている。しかし周囲にカメラらしきものは見あたらない。
今まで訪れた限り、この種の札が出ているダム関連設備はここが初見である。制御室の内部に侵入して悪さをしたとか、あの大型冷蔵庫のような不法投棄人が後を絶たないのだろうか…


別にイタズラ心でもないのだが、再度制御室の入口付近に立ってみた。
タイマーか何かで連動しているのだろうか…入口の右横にあるランプが点灯した。センサーがあるのは確かなようだ。
また詰め所のブザーが鳴っている…なんてことはないよね^^;


いい時間になったし、雨も本降りになりそうな雲行きなので車に乗り込んだ。

ランプは暫く点いたままだったのでちょっと気になった。
点きっ放しなんて電気が勿体ないなーなんて思っていたら、数十秒して消灯した。
それを見てやや安心し、車のエンジンを掛けたのだった。

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