今富ダム・右岸【1】

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現地踏査日:2012/3/16
記事公開日:2012/4/1
金曜日のこと久しぶりに埴生方面へ向かい、その後やや遅い時間に船木で仕事の用事が出来た。
予定時刻まで30分以上あったので、今富ダムへ立ち寄って時間調整することを思い立った。船木の中心部から離れるしかなり遠いのだが、棚上げになっている案件があったからだ。

その案件があるのは今富ダムの右岸側で、今回撮影したその他の写真もほぼ右岸に限定されるので、今富ダム・右岸として記事作成している。

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時刻は既に午後4時半を回っている。
3月中旬なので日は長くなってきているもののこの日は今にも降り出しそうな空模様だった。右岸ダム下にある駐車場に車を停め、まずはダムを撮影したのだが光量不足で写真も今ひとつ冴えない。


今富ダムは去年の7月に見学会で訪れて以来である。あの日は朝から最高に暑く、雲一つない快晴だった。それだけにどんより曇った空の色に見劣りを感じざるを得ない。

さて、駐車場のすぐ横が公園になっている。棚上げになっていた物件はこの奥にある筈だ。


今富ダムでは灌漑用水向けの分水を行う制御室はダム下右岸側にある。ここまでは初回に訪れたとき来たし、去年の見学会では監査廊を経由して内部にあるものも一通りじっくり眺めた。


処分に困ったのだろうか…制御室横の公園入口前には大型冷蔵庫が不法投棄されていた。
意外によく草刈りされている。初めて訪れたときや見学会ではこの周辺は草まみれで寄りつきならない状態だったのだ。


草刈りは公園入口前だけではなく広範囲に施されていた。しかもメインの踏査対象だった監査廊入口は既に見えており、接近に何らの困難もない。


この場所は草まみれの状態でしか見たことはなかったので、監査廊入口前に至るまでの藪漕ぎを想定していた。
些か拍子抜けした。何のことはない。ただ歩いていくだけだ。
派生記事: 今富ダム・右岸監査廊入口
監査廊入口の手前には右岸堰堤に向かって登る擬木の階段があった。


あまりにあっさりと解決したのでちょっと寄り道してみることにした。思えば左岸にはまだ一度も行ったことがなかったからだ。

上がり口のすぐ近くまで民家になっていた。
私がここで写真を撮っている間も庭先で家仕事をなさっている方の姿が見えた


階段はかなりきつい。
この日は隣町で3時間ほどスポーツをしてきた後だったので、足がちょっとガクガクした。


監査廊入口の横からも見えていた四角いフードらしきもの。
監査廊内部の換気口だろうか。


やっと堰堤近くまで登ってきたところで振り返って撮影。
公園と一緒に草刈りされたのだろうか…


ダム堰堤の右岸付近にも小さな公園があった。


もっとも公園と言ってもベンチ2基にくずかごが置いてあるだけである。
一応、草刈りはされているようだが…利用する人がいるようには見えない。


公園の横を過ぎて舗装路となり、ダム堰堤まで若干更に高度を上げる。
ここで進行方向を変えてダム堰堤に繋がっていた。
左側に少し見えかけている門扉は企業の私有地入口


右岸側にもダム名のレリーフがあった。


ダム堰堤を通って右岸沿いに遡行する道があった。
確かダム堰堤上も含めて認定市道だったと思う。


この場所を訪れるのは初めてだ。
右岸にもダム名と県の施工を示すブロンズレリーフが設置されているのは左岸側と同じだ。


右岸側のダム裏。
恐らく表側と同様階段状になっているのだろう。感じとしては宇部丸山ダムのダム裏に似ている。


転落すればまったく上がってくる方法がないのも同じだ。


ダム裏の右岸接続部に意味深なコンクリートの平場があり、何かプレートが貼られている。


エレベーション標示だった。
まさか測量の折にはここに踏み込みスタッフを立てているなんてことはないよね…


ダム下は右岸側に制御室と駐車場、公園があって左岸から橋を渡るようになっている。


思うにまだ左岸堰堤付近からダム湖側を撮影していなかった。

(「今富ダム・右岸【2】」へ続く)

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