Twitter

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記事作成日:2023/1/25
最終編集日:2023/7/16
ここでは、短文投稿で夙に知られているTwitter(ツイッター)について記述している。
下のキャプチャ画像は、現在たまに使用している宇部マニアックスのTwitterのホーム部分。


日本語版が登場したかなり初期から利用しており、一時的は毎日閲覧・投稿していた。後に利用者層と利用形態の変化に嫌気が差してアカウントを不可視状態にして永らく放置していた。2019年11月1日に宇部マニアックスのアカウントを新規取得し、この総括記事を作成した比較的最近ぽつぽつと再使用を始めている。

Twitterの概要は[1]を参照して頂くとして、ここでは初期のTwitterから現在に至るまで自分が利用し関わってきた範囲において記述している。
《 概要 》
現在では Facebook などと並んでSNSに準ずるものとして位置づけられているが、未だSNSという語が一般的でなかった時期からネットサービスとして提供されていた。投稿文字数が制限されており、それ故に短い文でどれだけフォロアーの心を掴むことができるかの力量が問われるサービスであった。twitter とは鳥が囀(さえず)るという意味の英単語であり、短い語句での投稿を代表する命名だった。日本語版が登場した初期には専ら「つぶやき」と表現されていた。

後に Twitter は画像を添付した投稿も可能となり Instagram や Facebook などといったSNSと本質的には変わらないものとなってきている。
【 初期の状況 】
Twitter が誕生して暫くした後、日本語版が登場した。このとき Twitter を紹介したのは当時熱心に投稿していた Yahoo!知恵袋の利用メンバーだった。新しいものは無料なら何でも試してみたい気持ちもあり、すぐにアカウントを作成している。このときは文字数制限があったから「投稿する」というイメージではなく、そのまんま「つぶやき」だった。

日本語版の殆ど最初期から利用していたので、当時の Twitter がどういう世界だったかよく覚えている。国別に分かれていたわけではなく全世界の利用者の投稿がそのまま見えていた。新規アカウントを作成すると既定で public_timeline というアカウントがフォローされた状態となっていた。ここにはすべてのつぶやきが自分のホームアカウントに取り込まれる。英語の投稿が殆どで、たまに日本語のつぶやきが読める程度だった。Twitterの日本語版が周知されるにつれて少しずつ日本人利用者のつぶやきも多くなり、後に国別設定が出来るようになったと思う。

恐らく Twitter は利用者数を爆発的に伸ばした。それでいながら機器の対応が追い付かず、しばしば過負荷が原因となってサーバ落ちした。そこまで行かなくても鈍重なときはクリックしても暫く無反応が続き、やがてクジラのイラストが現れるのは初期の利用者なら頻繁にお目にかかったことだろう。

興味深いつぶやきを連発するアカウントは、情報をキャッチしたくなる。このため最初は public_timeline を眺めてその中から気にいったアカウントをフォローする流れになっていた。Twitter では知らない人であっても自由にフォローして良い暗黙のルールがあった。「フォローさせて下さい」の断りを入れる必要がなく、後にそれはむしろ鬱陶しがられた。このフォローの仕様は、後の Facebook に継承された。
この仕様は「自分が欲しい情報だけを取り入れたい」という必然的な需要に応える本質的部分である

現在のSNSに相当するネットコミュニティーとしては、mixi の存在が大きかった。Yahoo!知恵袋は質問回答系サイトだが、常連として活動することでやり取りがあり、チャットなどへ招待されることでSNSの代替的役割を果たしていた。SNSとしてはそこで活動し、まとまった記事を残すならホームページかブログ、それらとは異なる繋がりを補完するために Twitter が利用されていた。

Twitter での当時の繋がりは mixi や Yahoo!知恵袋と比べて希薄だった。@マークつき投稿で特定のフォロアーにメッセージを送ることはできたが、それは他のフォロアーにも可視状態になるという致命的な欠点があった。例えば自分がフォローしている特定の二人が相互に@マーク投稿で内輪ネタをつぶやくとそのすべてがタイムラインに上がってしまい、フォロアーは読んでも仕方がない無価値な情報でタイムラインを占有されることになった。@マーク投稿を非表示にする仕様は Twitter にはなく、この稚拙な仕様が災いして遺憾ながらフォローを外した利用者は多い。

個人的にはどのフォロアーとも繋がりが希薄でありながら、唯一の例外があった。面白いつぶやきを連発するところからフォローを始めたある人で、相手も私をフォローしてくれていた。すべての利用者にはホーム部分があり、自分のプロフィールや気に入った写真、タイトルを掲載することができた。つぶやきとレスポンスが何度か続いた後、私はどういう人なんだろうかと興味を持ってその人のホームを観に行ったことがある。そして…その方のタイトル部分に書かれていた文言こそが、実は宇部マニアックスという呼称を産み出す大元だったのである。
【 利用中止に至った背景 】
おそらくは携帯電話からスマートフォンに移行し始めた頃と思われる。人々が外出先でもスキマ時間を使って気軽に投稿するサイトとして、Twitter は歓迎された。長たらしい文章は忌み嫌われるしそもそも読まれない。言い得て妙となる短いつぶやきが歓迎されていて、更にそれはもっと短い本当の意味での「つぶやき」ないしは「独り言」の投稿スペースとなっていった。

電車を待つ時間などのスキマ時間でつぶやくなら、そんな長い言葉などつぶやけない。この頃には国別設定で public_timeline に日本語ないしは日本人のみのつぶやき限定で取り込むようになっていたが、その質たるや次第に見るに堪えない状況になっていった。以下のようなつぶやきが延々とタイムラインを占有している状況を想像してみて欲しい。
「駅なう」
「はらへ」
「講義タルイ」
「………」
未だ全角130文字という制限が生きていながら、そこを工夫して興味深いつぶやきを連発する利用者が public_timeline で殆ど見かけなくなった。結局、フォローしていたのは従来から面白いつぶやきを連発する個人と、欲しい情報を流してくれるニュースサイトや商業施設の公式アカウントのみになった。タイムラインに新着情報が現れる頻度が下がったため、自然と閲覧回数も減った。

@マーク投稿合戦でタイムラインが現れるのと他に、今度はリツイートが非常に多くなった。これは他の利用者のつぶやきをリンク参照するもので、つぶやきには参照元のアカウントとリツイートを示す RT の略記が現れる。関連あるつぶやきを検索で見つけ出し RT だけ行う自動投稿(ボット)も登場した。

遺憾ながらリツイートは誰かのつぶやきを評価して他の人にも知ってもらうために伝播するといった使われ方が殆どされておらず、単にバラ撒きを促進する機能に過ぎなかった。まるでボットのように RT だけを延々と行っている利用者もあり、早くから RTバカとして認識していた。その頃には Twitter は自分にとってまるで人間味のない正直言って「気持ち悪いネット空間」になっていた。@マーク投稿と同様、RT も非表示にできないというどうしようもない仕様だった。

段々と利用頻度が下がっていた中、最後の後押しをすることとなったのが犯罪行為を画像や動画で採取し、それを Twitter に載せて武勇伝気取りする痛い利用者の増加であった。代表的なのはソフトクリームの入った冷蔵庫の中に入り込んで商品価値を毀損する行為を撮影し、Twitter で武勇伝披露した事例である。このような”痛い利用者”が本当に急増していたかどうか分からないが、マスコミは面白がってこういった社会問題を幾度となくネットのニュース記事にした。その殆どが Twitter 利用者によるものという指摘があり、このことを理由に Twitter は「馬鹿発見器」と揶揄された。

Twitter というサービスに罪はないにしても、もはや利用しているだけで同類と見做されるのが嫌で、ある日を境に利用するのを止めている。ただし自分の過去のつぶやきまで闇に葬る必要はないので、鍵アカウント設定に変更してすべての投稿を非公開ツイートにした。この処理をしてもフォロアーには閲覧できてしまうので、すべてのフォロアーを解除した。その頃には利用頻度が下がっており、繋がりが無くなったことで残念と感じたフォロアーは誰も居なかった。
【 利用の再開 】
初期のアカウントをアクティヴにすると、過去のつぶやきが全部見えてしまう。それらのつぶやきは数千あり、一つずつ削除したり不可視設定にするのは現実的でないので、新規にアカウントを取り直した。

アカウント名はそのまんま ubemaniacs で、設定自体は2019年11月1日に行っている。基本的にアカウントの取得は先着順であり、まず無いとは思うが誰かが意図的にこのアカウントを取得してしまうことがないよう先行して設定している。実際のつぶやきはそれよりもずっと遅く、2022年10月25日のこのつぶやきが最初のものである。
外部リンク: テストを兼ねて一粒焼いてみようか…
この総括記事の作成現時点で16のつぶやきしかない。リンク集にも掲載して一応オープンにはしているが、この先も継続的につぶやくかどうかは分からない。

ただし Twitter 上でのこのアカウントからのつぶやきは、FBページどころではない広範囲から閲覧されていると思われる。FBの個人タイムラインでは殆どの投稿を友達の友達までに限定しているので精々100人以下であり、FBページでは1,500人以上のフォロアーが存在するもかならず閲覧している利用者はその5分の1以下と推定される。Twitter ではこのような制限がなく、新着を閲覧できる昔の public_timeline のような空間やタグを頼りにつぶやきを見つけ出す利用者は比較にならないほど多い。

FBの繋がりの殆どは市内在住者か、かつて市内で暮らした人たちである。Twitter では現在の設定ではすべてのつぶやきが可視状態であり、この目的で写真付き投稿では(既に他の利用者がやっているように)関連するタグを着けてつぶやいている。市外県外で興味ある題材や写真などを頼りにレスポンスを起こす利用者があり、Like(昔の favorite)マークやフォローが少しずつではあるが増えている。
【 利用の衰退と保留 】
この総括記事の編集追記時点で、Twitter は混迷の色を深くしている。変調が始まったのは半年程度前のことで、ある人物(調べれば判明するのでここでは明記しない)が Twitter の統括者となってから始まった。文字数制限が拡大されるなど改良された点もあったが、従来のサービスが恣意的に変更されたり停止されたりで一般利用者からの反応は極めて悪かった。

最近、Twitter でつぶやけないとか何も表示されないなどの不具合が続発している。詳細はまだ明らかにされておらず、一般の利用者ばかりか Twitter を利用して情報発信している行政関係のアカウントも支障を来している模様。

ただし、個人的にはこの現象が始まる前から Twitter でのつぶやきは逓減していた。6月末に旧来使っていたデスクトップPCが寿命を迎えて別のデスクトップPCに移行作業を進めている最中で、このときパスワード関連の情報がバックアップから抜け落ちていたためか宇部マニアックスのアカウントにログイン不可能に陥っている。ログインは出来ている模様だが、以前のつぶやきがまったく表示されずメールアドレスも「宇部マニアックス」のローマ字読みの一部に数字をくっつけたまるで意味の分からないものに置き換わっていた。

前述のような状況にあるため、今のところこの問題解決に真摯に取り組んでいない。個人的には Twitter は企業でいわゆるGC(継続疑義状態)とみなしており、将来的に統廃合されるのは確実と予想している。俗に言う「オワコン」なサービスにデータを投稿したところで消えゆく可能性が高く、そんな無駄なことに時間を費やす理由など何もない。既に Thread という類似するサービスが始まっており、短期間で利用者が急増しているのは、Twitter 難民の移動も含まれているだろう。
ただし Thread は Instagram と同様スマホ限定のサービスなので個人的には利用する可能性はない

宇部マニアックスのアカウントによる投稿は、ホームページやFBページにも既にあるものなのでデータの回収はしていない。初期のアカウントによるつぶやきはローカルに回収し、アカウントそのものは温存しているものの全投稿を非表示処理している。
現在使用しているTwitterでの宇部マニアックスのトップページ。
外部リンク: 宇部マニアックス ツイッター支店
最初期に使用していたアカウントは残してあるが、すべての投稿を非公開ツイート設定にしフォロアーもすべて削除し”封印”している。
出典および編集追記:

1.「Wikipedia - Twitter

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