恩田運動公園・陸上競技場【2】

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(「恩田運動公園・陸上競技場【1】」の続き)

下り階段を上から撮影している。
開口部の長さはそれほどないのに階段が緩やかなので、背の高い大人は気をつけないと昇降の際に頭を打ち付けそうだ。


誤って頭をぶつける人もあったようで、出っ張った天井の角に黄色のバンパーが貼られていた。


開口部と階段に設置された木製の手すりを見ていて再び昔のワンシーンを思い出した。


グラウンド面から階段を撮影している。
手すりは分かるとして階段部分のコンクリート肉厚が薄いような気がする。しかし現にこの構造で数十年もってきたのだった。


さて、この木製の手すりに関して言及しておきたいことがある。
中央に溝が切ってある木製の手すりだ。見覚えはないだろうか…もしかすると何か思い当たった読者がいらっしゃるだろうか。


小学校にあった手すりと全く同一である。
小・中学校の校舎の階段にこれと同じ手すりが設置されていた。その手すりを遊び事に使っていたので間違いない。学校の設備と同一というのも不思議な気がするが、恐らく造られた時期がほぼ同じなのだろう。

この手すりと言えば、如何にも子どもの発想だが、中に溝が切ってあるのを利用して10円玉やビー玉を転がして遊んだ記憶がある。掃除のとき雑巾を絞った水を雨樋の如く伝わせる奴もいた。
同じことをやった読者は必ずいらっしゃることだろう…^^;

あと、この手すりに限ったことではないが、表面が平らで割と幅があったので両足を同じ側へ置きお尻だけ載せて滑り降りる悪ガキもいた。傾斜がついているので加速して危険だった。
当たり前だが危険であることを分かった上で敢えて行う…それが悪ガキの勲章だった。それをするとどんな危険があるか、怪我することなく遂行できるかの勇気と判断を要するからだ。

入口部分の階段を横から撮影。
この階段もかなり薄く、下側は狭い空間になっていて物置のように使われている。一番下の段は直接床には接していない。どうしてこんな構造で安定しているのか不思議でもある。


利用したことはないが階段の横に古めかしい水場があった。
これはかなり年季が入っている。


何度も当てたせいか水場の縁は大きく欠け、下側もひびが入っている。標準スタイルの蛇口、水の滴る壁に拡がる大きなシミ、流し台サイズのコンクリート製の水場…どれをとっても昭和の匂いが漂っている。


何度も言うようにおよそ運動とは無縁だったので、古そうな倉庫ながらここを見るのは初めてだ。


中には戦車に充填する砲弾…ではなく砲丸投げの鉄球などが格納されていた。
恐らく体育協会の所有物で、大会のときに使われるのだろう。
元はきちんと施錠されている筈の場所なので勝手に中へは入らなかった


入口近くの壁に貼られていた利用者への注意喚起。


他には特に私の琴線に触れるものは見あたらず、自転車の元に戻った。


見学席の建物に関しては以上だ。この他にまた何か思い出すことがあれば写真を追加したり編集することとして…

帰りに外周を走っていて、小さな懐かしいものを見つけてちょっと停止した。
メインの建物がこの角度に見える場所にある小さな入口である。


常時出入り可能な場所には開いたフェンス門扉が取り付けられており、その少し手前に用途のよく分からないコンクリート柱が2基建っている。


この柱を撮影するときも記事を書いている今も思いを巡らせているのだが、さて…これが一体何のために設置されたものか分からない。ただ、幼少期に陸上競技場へ来た当時からあったのは確かだ。

門扉の前に一対の形で設置されていることから、かつては門扉があったのではないかと想像される。昔は周囲を囲むフェンスや建築ブロックも存在しなかったかも知れない。
いくら恩田で過ごした年月が永きにわたると言っても、私たちが恩田へ越してきたときには既に陸上競技場を含めたすべての施設が完成・供用されていた。期間の経ち過ぎた今ではすべてを解明するのは困難を極めるだろう。

自転車を停めたついでにスタジアムの観覧席部分を撮影しておいた。


全席にびっしり観客が座れば収容可能人員は数千人に及ぶだろう。もっともそれほど集客力のあるイベントが開催されたことがあるか定かではない。

俵田体育館側から見た陸上競技場のショットを2枚撮影しておいた。


この記事を制作する過程で関連フォルダを調べていて、2001年10月3日に陸上競技場を撮影した古いデジカメ画像が見つかった。


遠くから写しているため現在と何処が違っているか殆ど参考にならない。ただ、観覧席の両側にある建物は既に存在していたことが判明した。
これ以上陸上競技場に関して私が思い出せることはないと思う。周辺の登下校路や市営プールに関する話題を書いている過程で何か思い出したら追記するが、あまり期待はできないかも知れない。

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