常盤公園・噴水池(じゃぶじゃぶ池)

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現地撮影日:2013/7/15
記事編集日:2014/7/12
噴水池は常盤池に隣接して造られた人工の池で、その名の通り噴水が中央に設置されている。
写真は南を向いて撮影しており、後ろに見えるのはときわレストハウスである。


噴水池という呼称は公式に案内されているもので、園内の案内板やパンフレットにもその名称がある。


この池はかつて常盤池の小さな入り江だった部分を締め切る形で造られており、眺橋がその末端部分を渡っている。現在では眺橋より内側は底面をコンクリートで均された人工池となっていて実質的な陸地である。
場所および周辺の写真が眺橋の記事にもあるので、別途参照されたい。
派生記事: 眺橋
本記事では、2013年夏季に開設された幼児向けの水遊び場である「じゃぶじゃぶ池」についても述べる。

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冒頭の写真だけで変化に気付いた読者があるかも知れない。
噴水池が妙に明るい色になっている。

如何にもその通り…噴水池は、最近隣接して造られた子ども向けの「じゃぶじゃぶ池」併設に合わせて再整備されている。

物件としての位置づけに薄いので詳細な写真はあまり撮っていないが、これが以前の状態の噴水池である。[2013/1/1]


周囲はインターロッキング張りの広場のようになっていて、夜間はライトアップされて小さなイベントの開催場所にもなっていた。しかし噴水池は長いことそのままになっていたせいか、苔が溜まってお世辞にも綺麗とは言えない状態だった。

隣接するタイルの貼られた雛壇には、暫くの間このようなオブジェが置かれていた。


この連休に訪れたとき、噴水池の水が抜かれていることに気付いた。[2013/5/12]


周囲や噴水池の中に設置されているオブジェはそのままだった。
ヨットの帆を思わせるオブジェも動いていた。


底一面に苔が生えていたから池の深さが分からなかった。
こうして水を抜かれるとものの20cm程度の浅い池であることが分かった。


この時点で正面入口側にはバリケードが設置され、工事が始まる告知板が出ていた。


このときに噴水池ではなく「ジャブジャブ池」というキーワードに接した。まだこの場所が子どもの水遊び場になるという情報を得る以前のことである。
ネーミングから水遊び場になりそうだと分かったものの、どれほど改修するのか予想がつかなかった。
仮称の時点ではカタカナ表記だったことが分かる


6月に訪れたときはまだ工事が進んでいて周囲はトラロープが張られていた。
噴水池の底が妙に白い。清掃して苔を剥がしただけではなく底面を塗装替えしたようにも見える。[2013/6/3]
噴水の配管がなくなっているので全部新しいものに取り替えたようだ


その後、Facebookの「ときわ公園」アカウントから正式なアナウンスがあった。[1]
このときに正式名称かどうか分からないが工事看板にあった「ジャブジャブ池」ではなく平かな表記であることを知った。

オープンした翌々日のこと、この日は暑い最中を百も承知で常盤公園のウォーキングプログラムのコース選定を兼ねて歩き回っていた。写真を撮っておこうと最後に偵察してきた。


芝生の一角に新規で説明板を設置している。


レストハウスを背にした側から撮影。
午後4時で終了するので既に親子連れの姿は少なくなっていた。


元からあった噴水池に構造上の大きな手直しはない。清掃と細かな補修などを行ったのと、幼児が中で遊ぶための給水設備やステップ等を設置しただけである。したがって改修費用と言っても噴水池の改造よりも給水関連(特に子どもが泳げる程度の水質維持)設備の方にコストがかかっているだろう。

現在、遊園部門は動物園ゾーン計画工事のために一部の動物の展示が取り止められている。ときわ丸が解体撤去されたのも来園者にとっては鑑賞ターゲットを一つ失ったことになる。それだけに設備としては微細ながら子どもの愉しむ場所が造られたことは大いに評価される。とりわけ今の暑い時期に合わせてオープンしたのはグッドタイミングで、初日は大盛況だったようだ。

元からじゃぶじゃぶと水遊びするのが目的で遊泳を志向したスイミングプールではないので、当初から更衣室は併設されていない。[1]しかし公共の場で我が子を丸裸にして着替えさせるわけにもいかず、レストハウスの2階部分に臨時更衣室を設置することで対処されているようだ。
なお、上記に掲載したのがじゃぶじゃぶ池に最接近した写真である。現地では撮影はもちろん池の近くにも行かなかった。理由はまったく明らかで、我が子が水際でパシャパシャ遊ぶ姿を両親がカメラに収めるならともかく、関係ない私如きがカメラを持って子どもの遊び場に近づくのはトラブルの元だからだ。実際に子どもたちが遊んでいる様子の写真が公式アカウントから発信されているので参照されたい。[1]

私としてはじゃぶじゃぶ池よりもむしろ改修されて美麗になった噴水池に興味が向いた。
以前とはまったく違った明るい印象の池になっていたからである。


これなど…どうだろう。
撮影アングルが今ひとつ良くないが、抜けるような青空…青々として水を湛える常盤池…白い欄干の眺橋に透明感あふれる噴水池。感動するほどに美しい。


底が真っ黒で傍目にも深さも分からない池が如何に不気味だったかよく分かるだろう。
見るからに涼しげだ。ユラユラ蠢く波紋を見ていると泳ぎたくなってくる…


この日はときわ湖水ホール付近に車を停め、延々3時間近く園内を歩いては記事ネタを採取していた。
最後に訪れただけにもう喉カラカラ、汗びっしょり…この涼しげな噴水と常夏をイメージする波紋が何とも誘惑的だった。
ここでジャブジャブ泳ぎたい。
ダメですか?
困りますお客さん…^^;


追加の写真は…多分ないだろう。
あれでも時間外や清掃日に新たな写真が撮れたなら掲載するかも知れない。
出典および編集追記:

1. じゃぶじゃぶ池は毎週火曜日が定期清掃日であり、開設期間も夏場に限定されている。詳細については「ときわ公園」公式アカウントから発信された関連タイムライン情報を参照されたい。(要ログイン)

2. 2014年のオープンは7月12日で、先着200名にくじ引きができるイベントが追加されている。(要ログイン)

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