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県道を横切るこの道が市道馬渡(まわたり)橋西割線と呼ばれることは、実は道路河川管理課へ台帳を閲覧しに行くようになった以前から知っていました。この市道がかつて酷い交通渋滞で悪名高かった西割交差点を終点に持ち、渋滞の遠因にもなっていたという不名誉な経緯で記事にされていたからです。
「渋滞の著しい宇部西割交差点付近(市道馬渡橋西割線側)」
(http://www.cgr.mlit.go.jp/kisha/2005aug/topics/topic48.pdf)
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国道・県道・市道に限らず、おおよそ道路の路線名は、一般には起点と終点の地名を順に並べて決定されます。起点は馬渡橋、終点は西割ってことね。(閲覧にはAdobe Acrobat Readerが必要です)
ん?
馬渡って地名、この辺りにあったかな?
これは地名じゃあないな…馬渡って地名、この辺りにあったかな?
きっと馬渡橋っていう名前の橋があって、そこが起点になっているんだ…
自転車隊の身としてはもちろん、私自身この近辺に関しては全くのエトランゼ(古めかしい言葉だなぁ…)です。
まして馬渡橋なんて橋、聞いたことがないし、その近辺に何があるのやらも知りません。
寄り道にはなるけど、交差点から見える程度に近い。自転車隊がコッチへ足を運ぶ機会はそうそうないから、今行っておかなければ、もしかすると馬渡橋という現物を一度も目にすることもなく一生を終えることになるかも知れない…まあ、大げさかも知れないけど、思い切ってちょっと遠い寄り道をするとき、しばしばそういう考えが頭をもたげてくることもあるんですよ。実際…
そういう訳で行ってみました。
これが先の交差点側から来たときの馬渡橋。
殆ど平板なコンクリート橋で、欄干も至ってシンプル。機能性重視の橋です。
この場所に来たのは初めてだし、馬渡橋という名前の橋があることも全く知りませんでした。
機能重視とは言っても今から思えば欄干は一つずつ縦の仕切りを等間隔に入れていて、結構凝った造りになっています。
(この写真だけ実走日より2年程度後に撮影されたもの)
橋を渡り、市道の起点側へ移ります。
(完走するからにはやっぱり目視だけじゃなく自転車ごとその位置へ立たなければ気が済まない)
橋は直線ですが、取り付け道が橋に対して直角なので、車が出入りしやすいように隅切りされ、欄干もそれに合わせてカーブしています。
橋から上流側に伸びる道のうち右岸側は宇部興産の社有地に入るらしく通行できません。
西側は火力発電所や水門の方へ繋がっているようです。
(橋の近くで釣り糸を垂れている人がいらしたので写真は撮らなかった)
竣工時期は昭和36年3月。中堅クラスの時期の橋です。
下流側には”まわたりはし”の読みが。
(ジッと見ていると「まったりはし」や「まわったりはしない」に見えて来たりw)
橋を渡って撮影。
こちら側は漢字表記で「馬渡橋」となっていました。
馬渡橋を渡ってすぐ梅田川に沿って伸びる細い道を横切ります。
市道馬渡橋小島東割線で、この写真の現在地を起点として小島新樋門を経て国道190号に到達する路線です。
さて、橋を背中にしてそろそろ行きますか…
かなり古い施工らしく、コンクリート舗装です。中央の施工目地からは草が伸びていました。
(市道栄町線のコンクリート舗装部分にも同様の箇所がある)
坂をちょっと下り振り返ります。
(実は起点の馬渡橋へ向かう途中に撮影した)
この辺りは路肩が低いせいか、端に寄りすぎた車のせいでクラックが走っています。
かつて重交通に喘いでいたのは西割交差点に近い区間で、同じ市道でもこの近辺は殆ど車が通らないせいか、そのままになっているようです。修繕しなければ危険だって程でもないし…
(そうは言うものの通る車はある…遠くに馬渡橋を渡ってコッチへ向かってくる車が見えている)
コンクリート舗装になっているのは下り坂の一部分だけで、途中からは通常のアスファルト舗装になっていました。
(これも起点へ向かうときに撮った写真)
県道354号との交差点です。
新線築造の恩恵でしょうか。交差点に近い区間だけ、舗装は新しく、かつ右折レーンのために幅広になっていました。
そこから先はずーっと遠くまで見える直線路です。
歩車道境界ブロックと側帯がずーーーーーーーーーーーーーーーーっと伸びてる♪(その1)
更に直線路…
歩車道境界ブロックと側帯がずーーーーーーーーーーーーーーーーっと伸びてる♪(その2)
直線の末端部にJR小野田線の踏切があります。市道は踏切のところで軽く屈曲しています。
踏切の名称は新開作第2踏切です。
踏切から厚東川方面を望んでいます。
さっき新しく出来た県道を走るとき登った跨線橋が見えています。
踏切を渡った後は、更に直線…
歩車道境界ブロックと側帯がずーーーーーーーーーーーーーーーーっと伸びてる♪(その3)
遠くにゴールが見えてきました。
そして終点、国道190号西割交差点です。直進する道も見えていますが、その先は市道西割塩屋台線という別の路線になります。かつてはここが死にそうなほど酷く渋滞し、この市道も国道の渋滞に加担してという廉で戦犯扱いされていたのでしょう。
国道190号から西割交差点を撮影。市道馬渡橋西割線はこの右側になります。
現在のラッシュ時の状況は分かりませんが、本山近辺から宇部市街に向かうには県道の新線を経由することができますから、以前ほど酷い渋滞にはならないでしょう。 (実走日より3ヶ月位前に撮影された写真です)
この市道の経路図です。
割と経路が長いので、若干広域表示にしてあります。
市道馬渡橋西割線…
記録を撮りつつ、自転車隊によって起点から終点まで走破された最初の市道ということになりました。
(市内の全市道走破は…とても無理…毎日3路線ずつ走っても3年以上かかる…)
終
【路線データ】
(延長など各データの正確性は保証できません。参考資料とお考えください。)
名称 | 市道馬渡橋西割線 |
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路線番号 | 64 |
起点 | 馬渡橋 |
終点 | 国道190号・西割交差点 |
延長 | 約1.3km |
通行制限 | 特になし。 |
備考 |
(延長など各データの正確性は保証できません。参考資料とお考えください。)