山口宇部道路・未知の跨道橋

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記事編集日:2014/10/2
情報この記事および後続の記事は内容が古くなったので新しい記事作成のためにファイル名を変更しました。

山口宇部道路の岡ノ辻I.C.から約500m北に現在では通行されなくなっている跨道橋が連続して架かっている場所がある。
写真は上り線からの撮影。
北に向いて撮影している


跨道橋は近接して2つ架かっているのでその中間地点をポイントした地図を載せている。


建設当時の山口宇部有料道路は従来からあった踏み付け道の改良ではなく丘陵部を削り発生した土で沢地を埋めて造られた。その際に既存の道との平面交差が発生しないような経路を設定されているので、後年造られた乗り入れ口などを除いてすべて立体交差となっている。

岡ノ辻I.C.から終点までには3本の跨道橋があり、すべて認定市道との交差である。しかしこの場所の跨道橋は現在容易に到達できる道が存在せず橋のみが取り残されたような状態になっている。いずれもかつてこの丘陵部を通っていた里道の通行補償と思われるが、広範囲な土地所有者があって道路建設で分断されるために架けられたのかも知れない。[1]

なお、本記事は総括であり時系列記事を先行公開している。時系列記事の公開直後は(ネタバレを避けるために)総括へのリンク誘導を行っていない。一定期間経過後リンクを有効化し、本件について新しい情報が得られ次第編集追記する。
出典および編集追記:

1. 里道および公道の通行補償で跨道橋やアンダーパスを設置するのは一般的だが私有地の通行補償として造られる事例があるかは調査を要する。この場合設置物は発注者に帰属するが部外者が訪問すれば私有地の立ち入りとなってしまう恐れがある。
鉄道の踏切の場合は私道に設置されている事例がある
《 調査後の追加情報 》
・2つの跨道橋の固有名はまだ分かっていない。後続の時系列記事では識別として「北側の跨道橋」「南側の跨道橋」と表記している。

・迫田側から北側の跨道橋へ至る道は現在も一部が遺っている。ただし入口部分および途中には柵が設置されている。岡ノ辻側は藪の繁茂で道は完全に喪われている。この区間は既に私有地となっている可能性があり立ち入らない方が無難である。

・南側の跨道橋については岡ノ辻側に里道らしき入口を見つけている。次回調査する予定。
初めてこの跨道橋について本格的現地調査を行ったときの時系列記事。全7巻。日にちを違えて跨道橋に向かう里道を探したときのレポートも含まれる。
時系列記事: 山口宇部有料・未知の跨道橋【1】
《 近年の変化 》
常時通行されている認定市道などの跨道橋を除き、本路線上に架かる通行実態がない跨道橋は平成29年度内に撤去される見通しである。写真は片倉高架橋の西側にある里道の跨道橋。
看板の拡大写真はこちら


本記事にある2本の跨道橋には看板が出ておらず撤去の対象になるかどうかは調査を要する。[1](2016/12/9)

・同年12月24日の調査により、本記事にある南側の跨道橋(迫田跨道橋)にも同種の看板が設置されているのが確認され、撤去が確実であることが判明している。(2016/12/25)

・2017年1月中旬に黒岩跨道橋を訪れ、橋の上や周辺に撤去を案内する看板が設置されていないことを確認した。迫田側から跨道橋へ至る道の途中にあった立入禁止の掲示は取り除かれており、岡ノ辻側も里道のあった線形に沿って草が刈られていた。踏み跡は階段を経て民家の庭先へ続いている様子であり、迫田側からの往来確保の要請などで跨道橋の撤去が取り下げられた可能性もある。(2017/1/18)
出典および編集追記:

1.「FB|山口宇部道路上の通行実態がない里道の跨道橋が撤去されます(要ログイン)

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