ユーエスパワー発電所

インデックスに戻る

記事作成日:2014/9/12
情報この記事および後続記事は企業の現役物件を扱っており、一定の機密保持が求められています。このため容易に知り得る一般公開可能な内容に限定し記述されています。

ユーエスパワー発電所は、宇部興産(株)および昭和シェル石油(株)の共同出資するユーエスパワー(株)による太陽光発電所である。
写真は展望デッキ(後述する)から眺めた太陽光パネル群。


所在地を地図に示す。


上記地図より南側の広大な敷地は宇部興産(株)保有の最終処分場で、埋め立てが終わった後も暫くの間遊休地状態になっていた。東日本大震災以降、太陽光や風力、水力発電など再生可能エネルギーを模索する動きが強まった中、遊休地活用と発電技術のノウハウを持つ同社とソーラーパネルの生産販売および発電事業を行う子会社を持つ昭和シェル石油(株)との共同事業運営を行うに至ったものである。[1]

東西470m、南北640mに及ぶ敷地を活用して2013年4月に工事着手し、2014年7月より営業運転を開始した。年間送電電力量は2,501万kWhで、一般家庭の年間消費電力量換算で約6,900軒分に相当する。[2]得られた電力は同敷地内に設置された昇圧設備で中国電力(株)へ売電している。[3]

なお、折半出資主体の「ユーエスパワー」は常に片仮名表記されていて現地でもローマ字表記されたものがない。しかしファイル名を片仮名表記にはできないので、当サイトではファイル名のみ USpower と表記している。

《 アクセス 》
厚東川の東岸に沿って南下する道を辿った先にある。市街地から宇部湾岸道路を経由する場合は藤曲入口(小串出口)で降りて左折する。鍋倉方面からは居能駅の北側にある玉川踏切を渡って厚東川の護岸に到達後、左折して市道厚東川東通り線を南下する。


市道の起点より南側は高潮用のゲートが設置されているが、常時開放されており自由に入ることができる。
前方の沖合に見える橋は宇部・美祢高速道路の興産大橋


更に厚東川東岸沿いを進むとやがて埋め立て地に遮られ行き止まりとなるこの場所に到達する。
ここはかつての最終処分場の北端になる。


若干のスロープを上がったところに専用駐車場と展望デッキがある。


発電所までの経路については恐らくまったく迷う要素はない。しかし宇部湾岸道路の藤曲出口から厚東川沿いに1km程度あり、道中にユーエスパワー発電所を案内する標識はないので県外など遠方からの来訪者は戸惑うかも知れない。[4]

《 特記事項 》
大規模な太陽光発電所なので、外部からの見学要望に対処するために当初から相応な設備が準備されている。
敷地の手前は全面アスファルト舗装されており来訪者向けの駐車スペースが設けられている。[5]


駐車場に面してパネル設置エリアへの出入口があり、施錠されていて関係者以外の立ち入りはできない。


太陽光パネルを眺望できるように展望デッキが設置されている。
デッキには通常の階段の他に車椅子来訪者でも自力で登れるバリアフリー設計になっている。


デッキに最も近い場所に車椅子来訪者向けの駐車スペースが確保されている。

デッキ上には現在の発電量と一日の総発電量をリアルタイムで示す電光掲示板、説明板、設置されているものと同一の太陽光パネルが置かれている。展望デッキは駐車場より2m程度の高さなので、敷地全体のパネルを俯瞰するにはやや低いのではという意見がある。[6]

駐車場や展望台への立ち入りは関連会社を問わず誰でも自由で、写真撮影も問題なくできる。ただし保安上の理由により利用可能時間帯となっている午前9時〜午後4時半以外は施錠される。


長時間滞在する場所ではないので、手洗いや自動販売機などは設置されていない。

《 発電所敷地内全景 》
展望デッキからの敷地内全景を分割撮影している。


上空からの航空映像が展望デッキに設置されたパネルおよび[2]にある。
縦4枚×横18枚を一つのモジュールとして点検用通路を挟んだ正方形状に17ブロックを設置している。南側にあった遊水池は埋め立てられずそのまま残っているようである。

《 個人的関わり 》
宇部興産(株)の発電事業参入についてはネットのニュース記事などで知っていた。しかし具体的な場所や時期は調べていなかった。

この埋め立て地に関しては、4年前に市道厚東川東通り線の道路レポート向け撮影を行ったとき訪れている。2004年度までに最終処分場としての利用を終え、[2]広大な遊休地になっていた。社有地ではあったものの当時は立入禁止にはなっておらず、不法投棄目的の車を遮るバリカーが設置されていて釣り客などの出入りが散発的にあった。

初めてユーエスパワー発電所を訪れたときの時系列レポート。全2巻。

ユーエスパワー発電所【1】

4年前に興産大橋を撮影する目的で最終処分場を訪れたときのレポート。総括+2巻(予定)。
総括のみ公開し後続記事は限定公開になります
昭和開作埋立地(最終処分場)

出典および編集追記:

1.「メガソーラー発電所の事業運営会社設立について」ニュースリリース|宇部興産株式会社

2.「自然エネルギー:最終処分場が20MWの太陽光に変身、CIS太陽電池が生きる」スマートジャパン

3. 上記2. によれば「事業運営会社となって九州電力に全量を売電する」とあるが、現地の説明板では中国電力へ売電するように記述されている。

4. 記事向けに再度訪問した折りに営業車に乗った方にユーエスパワー発電所の道はこれで良いですかと尋ねられた。

5. ただし周囲が広いせいか通路やフェンスに寄せて適当な場所へ停めて見学する営業車が結構多い。

6.「FBページ|2014/9/11投稿分」の読者コメントによる。(要ログイン)

ホームに戻る