お知らせの履歴・2014年

(「お知らせの履歴・2015年」の続き)
Facebookの連携投稿について
最近作成された多くの記事では、末尾に出典および編集追記:に続いて出典元となる資料や書籍名、詳細を解説するサイトへのリンクなどが掲載されています。出典は記述内容を補強するためにも重要な情報と考えていますが、中にはFacebook(以下FBと略記)のリンクのようにクリックしてもログイン情報の入力を求められ、結果的に何も閲覧できなかった…という事例が多発しているかも知れません。ご不便を掛けていましたら申し訳ありません。

FBでは、当サイトのホームページと同名のページを作成して日々情報発信しています。それとは別に個人名でも投稿を行っています。それらの多くは踏査で重要な結果が得られたときの速報や、ホームページで派生記事としても掲載するほどではないが記録しておきたい些末な情報です。
FBはすべての投稿が時系列で一元的に保存されるので、不定期に閲覧したい内容を系統立てて保存するには不向きです。その代わりに画像添付などの操作はボタン一つで簡単にできるし、記事ごとに公開範囲を制限できます。ホームページはちょうどその逆で、画像をアップロードした後にリンクを埋め込む手間がかかり、記事ごとの閲覧制限もリンクを秘匿する原始的な方法でしか実現できません。状況に応じてFBとホームページを利用し、相互のリンクを埋め込んでいます。当サイトの末尾でFBへのログイン限定リンクを掲載しているように、FBの個別記事から当サイトの記事リンクも案内しています。

末尾に(要ログイン)と記載されたFBリンクは、現状では私とFB上で繋がりがある読者のみに制限しています。この繋がりとは友達関係ではなく、それより一つ緩いレベル(友達の友達)です。もし現在FBを使用しているか、今後利用を考えていらっしゃる読者で宇部マニ的速報ネタも含めて情報キャッチしたい方は、FBにログインした上でFBの宇部マニアックスページからメッセージを送るか、同ページへよくコメントなさっている方を間接的にたどることで私を見つけることができるでしょう。宇部マニ的ネタに興味がおありの方はその旨メッセージに書いていただければリアルの面識がなくても友達承認いたします。

FBにおいて友達申請は実生活で真に面識のある人に限定すべきということになっており、面識のない方に対してはフォローを行うのが妥当と勧告されています。もっともこのルールは一般ユーザーにはそれほど重要視されておらず、面識がなくとも繋がりを持つことが有益と判断した相手とは承認する人が多数派のようです。当サイトでもこのルールを準用することにします。

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郷土の記録であり自分史でもある件
当サイトを開設した後に何となく決まった執筆手法として派生記事というものがあります。完全に独立した記事の場合もありますが、多くは一本記事にするには微細だけれども記録しておきたい異なる種の記述の寄せ集めです。特に道路レポートのような記事で、本筋の流れはそのままに保ちつつ関連が薄かったり本編に記述すると長くなり過ぎるようなときに援用されます。本編から外れて自分の好きなことを記録できるので、続編への繋げ方やストーリーの展開など構成を考える必要がなく筆が進みやすいメリットがあります。記述項目を増やすことは最優先課題ではないにしても重要なことなので、道路レポートなどでは本編を書かず派生的内容のみ先行して記述することも少なくありません。

派生記事ではしばしば個人的な所感や体験談が語られています。これは郷土資料や歴史の記録として重要か否かは内容が玉石混淆で、読者の関心や興味によって評価は分かれるでしょう。昭和時代のある習慣や景観についての記録として重視できるものと、殆ど日記同様の個人的関わりの描写も含まれます。
すべての記事は、当サイトの記述が進められなくなった以降に継承されることを望みますが、個人的関わりを含む部分の継承は、その時点で当サイトの情報を資料として利用しようと考える方の判断にお任せします。継承して欲しくない個人的関わりを描写した部分はその旨を明記しています。

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地理院地図トップで御嶽山火山図が固定表示される件
ネットで地理院地図をよく利用する方は、地理院地図のトップページや自分の居住地近くを表示するようカスタマイズしたブックマークを作成していらっしゃることでしょう。ブラウザの種類によっては、作業でよく参照するページを複数のタブに表示した状態で起動する設定もあります。私はWikipediaと自分のブログ、ローカルに保存されたホームページのトップ、そして宇部市役所を中心に表示するよう設定した地理院地図です。

ところが一昨日あたりからどういう訳か地理院地図の初期表示が狂ってしまいました。宇部市役所を中心に表示する設定なのに、先日噴火のあった御嶽山の火山地図が固定表示されるのです。地図タイトルには「応急閲覧サイト」と記載されていました。ブラウザを再起動しても同じで、Cookieに異常なデータが書き込まれたのかもと思って削除したものの変化はありませんでした。この状態から作業に移ろうとすると世界地図が表示されるので、そこから日本の山口県の宇部市の…と中心点をドラッグしつつ縮尺を変更する操作が必要でした。しかもブラウザを閉じると元に戻ってしまうので、また同じ操作をしなければならず大変に面倒でした。

御嶽山の事件は不幸な出来事ですが、地理院地図を利用するすべてのユーザーに表示を強要されるのは納得いきません。初期表示ページを御嶽山にする理由が分からなかった初期は当惑しました。こういう勝手な改変をされると、地図を閲覧して作業する一般利用者には大変な負担になります。毎回作業する都度こんな面倒な操作などやっていられないし、このまま放置されても困るので一体何があったのか国土地理院のヘルプから照会してみました。そして次のような回答を頂きました。
地理院地図の閲覧でご不便をおかけし、申し訳ございません。

報道もあり、御嶽山をご覧になるために地理院地図にいらっしゃる方が当方の能力を超えて多くなったため、システムを簡略化して、御嶽山の情報が返されるように対応しております。

ご指摘いただきましたように、本来このような対応は理想的なものではありませんが、システム停止に追い込まれる危険性があったため、やむを得ず実施させていただきました。ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。

現在、アクセスがある程度落ち着いてきたため、全国の地図を閲覧いただけるページを地理院地図トップページに設定し、また本来の地理院地図のご案内も再開できてきたところです。
ただ、残念ながら現在もアクセスが当方のリソースの限界を超える状態にあり、最悪数日程度、本来の地理院地図に戻せない可能性がございます。

もし、可能であれば、ブックマークして頂いたなかの、index.htmlをindex_.htmlと書き換えていただけましたら、直接、本来の地理院地図にアクセスしていただくことができます。

(例)
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/index.html
 ↓
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/index_.html

今後、システムの最適化や帯域の増強を図り、このような事態にならないよう努力して参りたいと思っております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
今回の事件で御嶽山の地図を表示させようとする利用者が急増したために、実アクセスへの対処とサーバ負荷回避を兼ねて一時的に初期表示を御嶽山火山図に固定したようです。確かに初期状態から御嶽山周辺を表示させると、ドラッグなどの操作をする都度、経度や緯度などのパラメータ付きデータがサーバへ送られ処理待ち状態になります。このようなアクセス要求が増えればサーバ落ちの危険があったらしい。地図を表示したタブ部分に「応急閲覧サイト」という表示が出ていたのはそのためでした。

地理院地図は全国から参照されるため普段から相応なアクセスがあることは想像がつきます。それでもシステムダウンの危機に見舞われるほどだったらしいので、御嶽山周辺を表示させようとしたネットユーザーが膨大だったことが窺えます。なお、現在は地理院地図は正常動作に戻っています。

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治らない病状を抱え込んでしまっています。
汗疱(かんぽう)という、わけの分からない皮膚病に取り憑かれ、Quality Of Life が脅かされています。
きれいでもない写真なので当サイトで掲載しているのよりも小さめのサイズで載せますが…


こんな塩梅で、指の関節部分内側の皮膚が潰えたような状態で酷く汚らしく見えます。この症状は以下のように進行します。
(1) 突然、指先の関節付近に小さな水疱ができる。
(2) 気にして触るなどの外部刺激で水疱が大きくなる。
(3) 大きくなるにつれて猛烈な痒みに襲われる。眠っていても目が覚める程に痒い。
(4) 水疱はやがて自潰して液体が排出される。その後痒みはやや和らぐ。
(5) 破れた跡が乾燥した後かさぶたになっていつまでも治らない。
そう言えば去年も指先の一部がちょっと痒くなることはありました。しかし今年の症状は比較にならないほど酷く指全体がもはや高齢者の手より酷いガサガサ状態です。
最初原因が分からず、交換したばかりの自転車ハンドルのゴム製グリップでかぶれているのかと思ってラップを巻いたり、飲んでいる中国製のウーロン茶の添加物を疑ったりしましたが、皮膚炎の原因物質は突き止められませんでした。

皮膚科を2軒回りましたが、いずれも炎症を抑える塗り薬の処方で、これがまったく効かない。いや、効かないどころか塗ると指先が使えないのでキーボードが打てず記事制作に支障を来す状況でした。しかもそうやってストレスを溜めるのがこの病状でもっとも悪い要因でして…

残念ながらこの症状は現代医学をもってしても完全に治すことは不可能とされています。
Wikipedia - 汗疱状湿疹
上記に書かれた汗かき体質とかストレスとか、まさに教科書通りぴったり当てはまります。今年の夏は気温こそ低かったものの湿度が異様に高いために、仕事中も風の通らない場所へ行くと滝のように汗をかきました。冗談抜きでホントに額から水がポタポタと滴るような汗のかきかたでした。
水虫ではないから人に移らないし、この病状で死ぬようなこともないんですが、ひとたび痒くなり始めたら大変です。掻かずにはいられない程の強烈な痒みですが、掻けばかならず悪化するので自宅に居るときは冷凍庫の氷に患部を押し付けるなどして無理やり冷やします。血行が良いと痒みが酷くなるので。

安くもない医療費を負担して2軒も回って治しきらないのだから、かくなる上は自力でリスク取ってでも対策を練らなければならず…市販の痒み止めの飲み薬を2種類買ってきました。これは鎮静化させる作用があるので、痒みはかなり抑えられるものの精神的にどよーんっとなってしまいます。この副作用は自分でも分かるほどです。涼しくなれば軽快するとされていますが、本当にそうなのか信じられず一生治らないのではとか、もう面倒だから何もかも棄てちまおうかとすら思えてしまう程です。

今日のこと3軒目の皮膚科に行き、今まで処方された塗り薬(strongestの副腎皮質ホルモン剤)でもまったく効かないことを訴え、飲み薬を処方してもらいました。炎症の反復で皮膚が厚くなっており、塗り薬が患部へ届いていないのかも知れないということで内側から攻める内用薬の処方となりました。

今年の夏はデング熱のように平均気温や湿度が高く遷移したことが要因に思える今までになかった現象が起きています。もしかすると汗疱も絶対数が増えているかも知れません。それにしても治療法が確立されていないのは命に影響を及ぼさない症例のため軽視されているとしか言いようがないと思います。医療界にはもっと努力して欲しいし、誰もやろうとしないのなら真面目な話、今やっている郷土関係に注力する時間を割いてでも自分で取り組もうかとすら思えてきます。

仮に軽快したとして、来年の梅雨時にはまた出て来るんだろうか…そもそもこんな熱帯雨林みたいな過ごしづらい気候が諸悪の根源なんだから、来年また蒸し暑くなる前に一年中冬のような寒い地域へ引っ越したい。寒いのが苦手な方はともかく、9月中旬の今だってエアコンを入れたい程暑がりな私にとって夏は活動しづらく、過ぎ去ってくれるのを待つ以外ないまったく無駄で無用な季節です。「梅雨みたいな夏なんて二度と来るな〜〜〜!!」

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記事を探しやすくするためにはどうしたらいいだろう?
以前からいろんなジャンルの記事を無秩序に齧りまくってきたわけですが、いくつか現実的な問題に突き当たりました。
1. どこに面白そうな記事があるか分からない。
2. 自分の校区内にどんな物件があるか分からない。
確かに記事は絶え間なく供給され続けていますが、現状やってることは情報の集積です。自分にとってまあ分かるようにカテゴリやジャンルで分類しているものの、初めて訪れた読者にはまず分かりません。ある程度継続してお読みになっている方でもトップに掲示される新着情報を元にアクセスなさっているでしょう。

記事のアクセス形態を分析すると検索によるものがトップで、全体の半数以上を占めます。残りが更新履歴とブックマークからのアクセスです。検索からアクセスした読者の大半は調べ物の過程でたまたま記事ヒットしたという感じで、殆どがその記事のみの閲覧です。更新履歴からの閲覧も殆どが最新作か精々数日前の更新記事までです。随分と前に公開された記事を一覧から探して読む来訪者は殆どなさそうです。

我ながらもう少し記事を探しやすくする工夫が必要です。例えば「お勧めの記事」というカテゴリを用意して「景色が美しい」「感動のドラマ」「ハプニング編」「藪漕ぎ編」などのセクションを設けて記事リンクを収録すれば過去の記事でも目に触れやすくなるでしょう。単なる情報の集積ではなく整理しなければ、物理的に古い記事を読むことはできても結局はブログの書き捨てと大差ない状態です。
ただ、お勧めの記事向けのインデックスを作ると、新規記事を書き上げる都度更新作業が必要になるという事実もありまして…
例えば記事作成時にあらかじめ「ダム」「景色」「お笑い」などいくつか決められたキーワードを埋め込んでおき、読者がそれらを組み合わせ指定することで適合度の近い記事をリストアップしてくれる機能があれば…と思います。手作業になる部分をなるべく減らしてその分の労力を記事書きに充てたいので。

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ライブラリ増強中…
以前から仄めかしていた限定公開記事計画を進めるために、すべての記事を以下のようなランクに分類することを考えています。
1. どなたでも当サイトで読める。(一般公開記事)
2. 登録した方だけが読める。(登録公開記事)
3. 登録した方が有償で読める。(限定公開記事)
このランクは同心円構造になっていて、ランク1の一般公開が今まで通りの記事になります。いつでも当サイトでご覧になれますが、バナー広告が挿入されます。
ランク2は一定の条件をお約束できる読者に提供され、当サイトでのバナー付き閲覧とダウンロード後PCに展開する方法で提供されます。閲覧条件がつくので、記事には一般公開では提供できない題材や個人的内容も含まれます。ランク3が有償記事で、現在使っている geocities での掲載が認められていないので OneDrive に保存されたデータをダウンロードする方法のみを考えています。

ランク2までの記事配信は代価を伴わないので、今まで通りの記事公開で足ります。ランク3の限定公開記事では決済方法をどうするかが問題になります。小額の記事購読のたびに決済していては手数料が嵩みますから、一定金額にまとめることを考えています。その場合、一定量のライブラリがなければ読みたい記事がないため決済が滞ることになります。
一般公開記事は既に相当量を配信してきたので、当面はランク2以上の記事ライブラリを増強する必要があります。最近、一般公開の記事が上がってこないのは一連の記事の執筆を行っていることと、登録や決済に関するドキュメントを整備しているからです。

現在、当サイトで既に公開されている記事がそのままランク2や3に格上げされ読めなくなることはありません。ただし詳細な続編が作成されたり、外部ブログやかつての地域SNSに掲載していた記事を再構成しランク2以上で公開することは有り得ます。

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閲覧にご不便をおかけします。
4月に入って一部の記事を読もうとしたとき、次のようなダイアログが出現して戸惑われた読者がいらっしゃるかも知れません。

ダイアログに明記されている通り、電子国土Webシステムは平成25年度で地図の更新を停止し、後継の新システムとなる「地理院地図」に移行しています。今のところ旧来の地図や上乗せ情報は正常に表示されますが、それらが埋め込まれた記事を閲覧しようとするとこのダイアログが現れます。

「OK」を押せばダイアログは消えますが、市道レポートのように経路などの上乗せ情報を持つ埋め込み地図が含まれる記事の場合は「OK」を2度押す必要があります。この現象は記事を編集追記・テスト表示させているローカル環境でも作業中に発生しており、正直言って鬱陶しいものがあります。

新システムへの移行はアナウンスされていたので、事前に対処は可能でした。しかし当サイトでは今のところ地理院地図は埋め込み形式ではなくリンクの形で案内するにとどめています。それと言うのもどういう訳か新システムの地理院地図を記事に埋め込むと以下のような不具合が発生するからです。
(1) 記事の表示まで異常に時間がかかる。
(2) ブラウザの履歴が破損する。
新システムは従来の国土地理院地図だけでなく、航空映像も埋め込みできる優れものです。しかしながらこの埋め込みを行った記事の表示はかなり重くなります。元々画像を20枚程度埋め込んでいるため、リンクをクリックして完全に読み込まれるまで相当な時間がかかります。新システムの地図を埋め込むとローカル環境でも待ち時間は倍以上になります。ローカルの光環境でもかなりイライラさせられる程ですから、すべてをオンラインで閲覧する光回線とも限らない読者は相当ストレスが溜まるでしょう。

もう一つの深刻な問題はブラウザの履歴の破損です。新システムの地図が埋め込まれた記事をクリックした後、ブラウザの「戻る」ボタンを押しても前のページに戻ることができません。このとき履歴を調べると、”地理院地図”という項目が複数個並んでいます。単一のページを閲覧していながら、連続して複数のページを見たのと同様な履歴扱いにされています。このため「戻る」ボタンを連打しても直前のページに戻ることができず、”地理院地図”履歴の並ぶ前の項目まで手動で戻さなければならない現象が起きます。恐らくシステム上の仕様でしょうが、軽快なナビゲーション提供という点で問題があり、閲覧する読者の立場からすれば「戻る」ボタンで前のページへ戻れないのは明白な不具合(バグ)とも言えます。

当サイトでも初期は新システムの地図を埋め込んでいました。しかし上記の不具合が一向に改善されないため、動作が安定するまで別ページで表示されるリンク形式に限定し、埋め込み地図を用いない方針です。もっともこの現象が私のPCおよび閲覧環境に依存するものかも知れず、一般的なPC閲覧者では発生しない現象と確認できれば旧来の地図も含めて順次新システム対応へ書き換えを予定です。
スマホなどモバイル端末からの閲覧は当初からまったく考慮に入れておりません

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釣った魚はすぐ調理しなければならない
昭和時代、まだ写真を残すにもフィルムを買わなければならなかった頃は、撮影する場面は旅行とか家族が集まる特別な日でした。18枚ないしは24枚を撮り終えて現像に出し、写真の出来映えを鑑賞した後、旅行ものなどはまとめてアルバムに整理していました。

デジタルな今の時代はフィルムも現像も不要で、PCに吸い上げ適宜ファイル名を変更してフォルダ毎に整理すれば一応は完了です。しかし旅行から帰って写真をアルバムへ貼るときちょっとした一言や旅のしおりなどを添えればいつまでも想い出が色褪せないのと同様、デジタル画像では類似する作業がそれ以上に重要です。デジカメ画像は殆どコストゼロで撮影できるからで、しかも記事化するなら撮影対象故に迅速さが求められます。
物件の記事化を前提にした撮影では、整理可能な程度で冗長なくらい多めに撮っています。アジトへ帰っていざ記事化に着手した段階で「こっちからのアングルの写真が欲しい」となれば、再び現地へ行かなければならないからです。

別に驚くほどでもありませんが、記事化を前提にした物件では記事上の話の展開も念頭に置いた上で撮影しています。このとき撮影してあまりに長く日にちが経ってしまうと、奇妙なアングルや対象を撮影した写真を前に「これは何を意図して撮ったんだろう?」ってのが自分でも分からなくなってしまうことがあります。撮影対象が一画面に入っておらず、自分は何でこんな中途半端なアングルで撮ったものかと思って現地で撮り直そうとしたところ、実は背後に植え込みがあって一歩も後ろへ引けなかった…なんてこともあります。

最近、撮影枚数の少ない小話的な話題を派生記事で公開しているのはその流れです。最初から一本記事で書けば後からの再構成は不要ですが、1ページ20枚から成る一本記事を作成するのはなかなかに時間がかかります。写真や記事はいつでもコピペで容易に移動できるので、後から掲載カテゴリやURLが変わることになっても記事化を先行させた方が良いというのが最近の考えです。当サイトでは市道沿いにある派生的物件の記述法は横話として確立できているので、市道の走破レポートとなる本編が存在せず横話ファイルのみ存在するものが増えています。
相載せ方式の派生記事は目的とする記事以外の内容まで読み込んでしまい時間がかかり、相対リンクは閲覧状況によっては正しく機能せずおかしな位置が表示されてしまうことがあります。相載せ記事はメタ記事という位置づけで、将来的に追加項目が増えた段階で独立させ一本記事にすることを想定しています。閲覧には不便をお掛けしますが、あまり形式にこだわらずとにかく盛り込める情報は鮮度のいい段階で早めに掲載しようという方針です。

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書きたいネタを書きたいときに♪
確定申告の書類をまとめているので記事掲載をお休みしていますが、まるっきり何も書いていないわけでもありません。その時々で思い付いたり思い出したことは、消えてしまわないようになるべくテキストの形で遺しています。FB側にメモ代わりとして書いたり手元のメモ帳(temp.txtというテキストファイルをデスクトップに作成している)に打ち込んだりしています。そして実を言うと、その手法でパタパタと入力したテキストが一番効率よく文書化されることを自分なりに知っています。

先日、自転車をメンテナンスしてもらっている間を利用して向山を散歩してきました。このとき古い廃屋に昔ながらの風呂焚き口を見つけて写真を撮りました。こういった写真を撮るときのモチベーションは、昔こうやってお風呂を沸かしていたものだ…という生活習慣です。当時の記録を書き遺そうとするならこういうのがベストタイミングです。撮影後は暫く当時のことが脳裏にあるので、殆ど構成を考えることなく話の筋書きや展開がスラスラ出てきます。後は誤字脱字チェックし適当に見直せばすぐ仕上がります。

意外に時間がかかるのが特定のテーマに沿った連載モノです。写真は手元にあるんですが、話の筋書きを考えるのと何処で話の区切りをつけるかなど考える要素が多く、よほど強烈な実体験があった物件でなければ文書化に時間がかかります。そして次の展開に詰まって暫く停まってしまうことも…
こんなときに無理して次の展開を考えていても筆が進まない(と言うかキーボードが叩けない)ので、書きかけのネタで次の展開が書けそうなものに取り組みます。最近撮った写真を再度眺めたり、書きかけファイルを開いて「中途にしていたけどやっぱりこれは完成させたい」って思う物件を再開させたりです。

当サイトの新着公開記事のジャンルがあっちこっちへ飛んでいるのは、以上のような事情からです。本当言うと道路なら道路の未記述案件に集中して全部書き上げればいいんですが、人の興味の対象ってのは生憎そのように出来ていません。長いこと単一のジャンルばかり記述していると、簡単に言えば飽きて他のことをしたくなります。記事化「しない」という選択肢は自分の中では用意されていないので、公開分・非公開分を問わずあらゆるタイミングで何かの記事が追記・編集されています。

さて、向山で撮影した風呂焚き口を観て自分の実生活の記録を遺したい…と思ったんですが、既にある「文化」カテゴリに”暮らし”セクションを造ってそこに情報を蓄積しようかと考えています。昭和中後期の生活なんて今の中堅世代なら覚えていることですが、それほど綿密に記録されているとは思えないし、自分の実生活では日常的だったことでも他の方から見ると珍しい体験が含まれているかも知れないので。

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2014年の目標
毎年、それなりに目標を立てているもののその多くが達成できたかどうかが怪しいものばかりです。
ですから今年も必須項目という位置づけではなく単純な目標ということで…
(1) 小字地図の作成(地図帳タイプまたは小字で探すネット地図)
(2) 小冊子の試作
いずれもその必要性を認識し、いつか手がけなければと言明していながら未だに着手されていないものばかりです。その理由は小字地図のようにネットで閲覧できるようにするための技術的な問題や最適と思われるフォーマットの画策ができていないものもありますが、大半は「必ず成し遂げる」という自らの意志の問題です。それを作ったところで需要が見込めないリスクはあっても、最低限自分が必要としていて制作したものを用いて今後の作業が容易になるなら、手がけても無駄にはなりません。そういうものを優先順位の前の方に据えたいと思っています。

目標として言明していなくても今までやってきたことで中断する理由がないものは、当然そのまま続けます。去年まで書いてきたような記事は、今後も継続してデータベースとして蓄積します。他方、去年の子どもまつりや宇部祭りで開催したパネル展示は、今後は取り止める予定です。「まちなかアート・フェスタ」のパネル展示で何をやっている人間かはかなりアピールできたし、アーケードの通行人が行き当たりばったりで観てくれるのを期待して1日限定で展示するのはハッキリ言って非効率です。欲しい情報は検索してでも取りに行くけど、興味のないものは目の前にぶら下げられても拒否されるのが今の時代です。もっとも出店した折りには宇部マニアックスとして何かの方法でアピールすることは考えています。

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