お知らせの履歴・2015年

(「お知らせの履歴・2016年」の続き)
2015年はどんな年だったのか?
12月も中旬を過ぎればそろそろ今年も終わりで、この一年はどんな年だったのだろうと振り返りたくなります。来年にはこの”お知らせの履歴”もファイル名を変えて過去に送り込まれるでしょう。

同じファイルの冒頭部分には2015年の目標が記述されています。5つも目標を掲げているのでどれも充分達成されたとは言い難い状況ですが、それでも全体としては少しずつ進んでいます。どれも充分にやれていないとネガティヴに解釈するよりは、遅々としていながらも確実に進んでいると思うようにしています。
本年度は初めて夏季に「森と湖の旬間」に参加しませんでした。一頃はかなり本気にダム関連施設を回っていたのとは大きな違いです。その理由はこの方面への興味が薄れたからではなく、既に殆どを訪れ尽くしたことと他の事へ自分の時間というリソースを振り向けるようになったことにあります。

自転車による踏査自体、秋季以降はかなり鈍っています。殆どが近場回りになっています。これは当時の体調の悪さもさることながら、定例業務に9月から新たな部門が加わってその方面への時間振り向けが求められるようになったことも一つの要因です。まあ、現時点とてこれは本業ではなく余暇を利用した娯楽の一つとして提唱しているものなので。
新たな発見は少なくなっていますが、それでも今年の印象深い物件としては岬明神川のレンガ積み隧道が挙げられます。昔のいわゆる悪水路とも呼ばれていたものの一つと思われますが、詳細なことはまだ今後の資料採取待ちです。

今年の後半は、無償スペースから有償スペースへの移行という大きな出来事がありました。既に公開済みの記事の修正など大幅な手戻りもあって公開記事ペースが落ち込みました。新着記事を期待して日々アクセスに来られた読者の方には肩透かしを喰らわせてしまったかも知れません。この新サイト移行に関してもう少し整備しておきたいドキュメントがあるのですが、一般記事ではないので現在の未整備を認めつつも少しずつ手直ししています。
公の場でコメントした手前、来年にはさすがに「うら宇部」構想の実現が求められているでしょう。どのような形式とも出版がいつになるかともお約束はできませんが、年明け1月の終わりまでにはここでもアウトライン提示を目標にしています。

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「うら宇部」の構想を練っています。
先日のイベントでは「おもて宇部」と記載された小冊子を配布し、中を開けば市内のごく一部の景観が写真付きで紹介されていました。この「おもて宇部」という呼称自体、後続としての「うら宇部」の存在を示唆させるものです。すぐさま発刊できるまで準備が整っているわけではありませんが、構想自体はもちろんあるし、イベントでやります宣言をしているのでそろそろアウトラインだけでもいくつかのパターンを練っておきたいと思います。
小冊子自体も完成品ではなく今後補正されたものが数千部印刷される予定

以前から意識されていたことですが、今まで進めてきたテーマ踏査的活動での個々の案件を分類するには2つの手法が考えられます。ダムや鉄道など観察対象を特定のジャンルに絞り込む代わりに範囲を限定せず追跡する方法観察対象は興味ある複数のジャンルとする代わりに対象範囲を絞り込む(市内や校区内など)方法です。どちらが優れているという種のものではありません。ダムなどは観察の絶対数が少ないので範囲は自然と拡がりますし、一定区域内の洗いざらい観察は大変ですが巧くまとめればその地区の郷土探索散歩マップなどを作る有用な資料を与えます。

この手法を「うら宇部」の製作に適用すると、特定のジャンルに限定して市内すべてを追っていくか、校区毎などに分けてそこに在る魅力的な物件を紹介するかということになります。あるいはどちらでもないという手法もあるかも知れない。取り上げる順序としてこれまでに発見された物件順、注目度が高いと思われる物件順、ないしはまったくのランダムです。
まずはこれらのどの手法に準拠して物件を紹介するかにこだわっているのは、手持ちの物件数があまりに多くて一冊の書籍としてまとめ上げるには無理があるからです。全部の列挙ではいつまで経っても完成が見込めない。例えば「うら宇部 vol.1」などとして反応度を窺い、好評なら続編の vol.2 …などとした方がまとまりやすく、仮に不人気だった場合にもダメージが少なくて済みます。

ジャンル毎に作成すれば見やすいけど当該ジャンルに興味がない人はまず書籍を手にしないでしょう。これは校区毎とした場合も同様です。いっそ手当たり次第ランダムに掲載するのがそれぞれの物件に対して公平かも知れない。逆に続編を想定しない単独巻とする前提なら思い切り数を絞り込み、厳選された物件のみをコアに語るという構成も可能です。

単独巻・コア路線を仮定するなら、場所の選定はいくらか容易です。一昨年開催された「まちなかアートフェスタ」の「おしえてあなたのとっておき!」に写真提供を求められパネル展示したときの候補がそのまま使えるからです。一昨年のことなので、現在まで新たに知られた案件も選定候補に加えて所在地のマップや簡略な説明などで味付けすれば、冊子を手にして読んでくれる人は結構現れるでしょう。

パネル展示などで提供されたことがなければ、当サイトでも未だ記事化されていないまったく新しい情報を冊子の形で求めているって方もありそうです。あるいは情報は沢山載せてあるんだけど如何にも雑多で、時系列も追ってサマライズされた印刷物が欲しいという声も想定されます。特に後者では白岩公園がそうで、我ながら一度キチンとした形にまとめたいと感じています。記事化していない発見がいくつかあるし今後の新しい展開も期待できるので、これはむしろ「白岩公園の復活」などと題して単独発刊した方が良いのかも知れません。

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如何にして市内(地元)ネタを愉しむか?
28日(土)の山口宇部空港における「宇部市を100倍楽しむ方法」なるイベントは(準備不足で画像が整わなかったり説明に詰まったりしましたが)活況裏に終了しました。観覧に来てくださった方々どうもありがとうございました。
写真は本番開始前の会場です

本番開始1分前


内輪ネタ的で恐縮ですが、終盤で参加メンバーの局長が「『おもて宇部』に対する『うら宇部』をギュッと一冊の本にまとめたものが隊長(私のこと)より出版されます」と話したとき、うわぁーそれちょっと待ってよ聞いてないよ的な私の発言がありました。実のところこの下りは半ば演出的もありますが、出版に関しては本当にやります半分、それすぐには無理だろ半分という状況でした。かならずやりますとお約束できる段階でないのは確かです。別の仕事を持っていますし、何か書籍にするとしても何のジャンルにするかじっくり選定したい気持ちもありましたので。

しかし同時に思ったのは、自分自身もかねてから出版するとか会員サイトを造って限定情報配信するとか発案しているだけで、正直なところどれも実現できていないという事実です。悪く言えば「口ばっかり」状態。当サイトやFacebookページで情報発信しているのは分かったから、次は何でもいいから「形のあるもの」を配信せよという指摘は、まったく同意するところです。そしていつまでも自分が腰を上げないなら、どなたかが背中をドン☆!と押すというのも必要なのでしょう。

今年もあと少しで残すところ1ヶ月となります。今年の冒頭にたてた目標の一つに「露出度を増やすこと」がありました。一匹狼ならぬ一匹野ウサギ的で協調性がなく、暇つぶしがてら一人のんびりコソコソと愉しむ娯楽から街興しの有力な手法へ少しずつシフトを求められています。そもそも今回の空港イベントですら、有志によるまったくの慈善事業ではなく市産業振興部のサポートもついた街興し事業の一つです。それほど観光活性化の一手法として期待されているわけで、気まぐれな一過性のイベントで終わらせては勿体ないものがあります。「うら宇部」的な書籍か配布物なら、当サイトのコアぶりよりはやや軽めで初めての人でもスッと入っていける写真多めのもの、特定の物件を対象にするなら一つの読み物となる程度のものを考えています。

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山口宇部空港でイベント開催します。
「えっ?山口宇部空港で宇部マニがイベントだって?」と思われることでしょう。内容は以下の通りです。
タイトル: 宇部市を100倍楽しむ方法 in 山口宇部空港
開催場所: 山口宇部空港ターミナル2階ロビー
開催日時: 11月28日(土)16:00 〜 17:30
内容  : パネルディスカッション、風景写真・歴史的資料の作成展示など
概要  : 宇部市にある、あたりまえすぎて気がつかなかったもの。魅力的な風景や建物、珍百景、発掘中の案件、歴史資料などマニアックでディープな切り口から、面白くわかりやすく紹介し、地方都市(宇部市)の魅力や楽しみ方を提案していきます。

実のところ私が単独で開催するのではなく主催者があり会場のセッティングや交渉に尽力してくださる方々が多数あります。私は宇部市内の探検家という講師役で出席します。講師役と言っても堅苦しい演説や講義を展開するのではなく、公開ラジオジョッキーのような軽快なタッチで構成されるでしょう。

ロビーは空港へ降り立つ県外の方々や他県へ向けて飛び立つ市内および近隣地区の方々が飛行機の離発着の折りに訪れる場所です。「宇部市ってこんな形での地域興しをやっているんだ」や「視点を変えればこんな題材が身近にあるんだな」という発見と驚きをお伝えできればと思います。
空港ターミナルの2階ロビーは開放された空間であり、飛行機に搭乗しなくてもイベントだけを観に行くことができます。もちろんイベントの観覧は無料です。どうぞお越し下さいませ。この場で野ウサギを標榜する宇部マニアックスの仕掛け人の正体が明らかにされることでしょう。

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新サイトへようこそ♪
…と言ってはみたものの、現在のところ旧サイトとデザイン的には最上部のバナーが無くなっただけで殆ど変わりありません。しかしバナーが表示されなくなったことは(私にとってはローカルPCから編集作業するときは表示されないので認識されませんが)読者にとってはスッキリ感があるでしょう。一画面に表示できる情報量が増えるかも知れませんね。

旧サイト側でも書いている通り、今後は新規記事の公開や既存記事の編集追記などすべてをこの新サイト側でのみ行います。検索の兼ね合いがあるので旧サイトもいきなりバッサリ全削除とはいきませんが、ネット上に同一ドキュメントを複数置くとアクセスがばらけるので遅くとも年内には旧サイト側は撤収いたします。

新サイト移行にしたがってこなすべき課題が沢山あります。Facebookアルバム参照方式で作成された記事のうち9月度からのものは未だ対処されておらず時期が来れば画像が見えなくなります。これらの記事は画像を補充しリンクを書き換えるという機械的な作業ですが、結構な量がある上に画像を再度手持ちストックから探してきてリサイズする手間が要ります。画像はドキュメントと同一ロケーションに置くよう暫定的に取り決めたものの、専用の別ディレクトリを作成した方が良い(特に.htaccessファイルを作成して直リンク問題に対処するならかならず別フォルダに置かなければならない)という問題があります。後からでも変更可能なものの、対象ファイル数が増えるほど作業量は膨大になります。

ともあれ今から一つずつ片付けていきます。まあ細かいところまでやろうとすればキリがないというのが現状でしょうか。

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ホームページ移転とブックマークの変更要請について
以前より予告していた通り、以下のロケーションへ当サイトを全面移転いたします。
http://ubemaniacs.main.jp
この移転は従来の画像参照方式がことごとく破綻し記事ファイルのある同サーバに画像を置く必要に迫られたこと、そのためには従来運用してきた geocities のホームページ容量(上限100MB)では足りなくなることに依るものです。geocities よりもURLがずっと短くシンプルです。何よりもバナー表示はありません。必要に応じてブックマークの更新をお願いします。

現在、移転に伴い必須となる編集やファイル整備を行っています。旧サイトの内容を単純にコピーしただけなのでまだ新しい記事はありませんが、今後は更新履歴やお知らせを含めてすべての更新作業は新サイト側でのみ行います。
将来的に旧サイトはトップページに新サイトへのリダイレクトのみ置き他のファイルをすべて削除する予定です。しかし当サイトの記事に直接検索経由で訪れる閲覧数が相当あり、いきなり全部を削除すると検索迷子を発生させてしまいます。それ故に新サイト側での検索閲覧数を監視し、一定水準に到達するまではそのまま存置させ様子をみようと思います。ただし旧サイトの記事や関連リンクの修正などもいっさい編集しないので、閲覧については保証いたしません。以上よろしくお願いいたします。

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ホームページを移転します。
新規記事公開が停止され怠けているように見えて、舞台裏ではドタバタしています。新規記事を公開した積もりがテキストだけ見えていて肝心の画像が一面画像が表示されません表示されていて訳が分からない…なんてのはホームページ管理者として恥ずべき事態ですので大急ぎで修復作業を進めています。このお知らせを書いている13日の時点では一部の記事を除いて今年8月下旬までに公開した恩田運動公園の総括記事まで対処済みであり、正常に閲覧できる筈です。

しかし申し訳ありませんが、現在の geocities サイト(以下「旧サイト」と略記)ではこれ以上の修復作業は行いません。必要な修正は並行して進めている新サイト側で行い、準備の整ったところで移転先のリンクを公開します。その後一定期間経過後に旧サイトは新しいサイトへのリダイレクトのみ残してすべてのコンテンツを削除します。

久し振りに当サイトへアクセスなさった読者には何のことか分かりづらいと思うので、問題発生から現在までの顛末を時系列で概説しています。

月日措置
6月中旬当サイトの画像保存元となっている OneDrive において画像のリンクが恒久的なもの(パーマネントリンク)から半日程度の表示有効期限を持つものに変更される。(正確な日にちは不明)
6/24上記の仕様変更により作成された記事の画像が半日程度経過すると軒並み表示されなくなる現象が発覚、従来方式の画像埋め込み記事を作成できなくなる。
7/1画像をFacebookのアルバムに保存しリンクを参照して記事へ埋め込む姑息的手法に移行する。
11/1ホームページ開設4周年を迎える
11/7(1) FBアルバム参照方式で作成された記事(以下「問題記事」と略記)の画像リンクが恒久的なものではなかった(4ヶ月程度の表示有効期限)ために7月以降作成・追加された画像が表示されない現象が発覚する。これにより再び画像埋め込み記事を作成できなくなり根本的な対処法を迫られる。
(2) クラウドに置かれた画像を記事に埋め込み表示する従来の手法を廃止し充分な保存容量を提供する有償ホームページスペースを確保し記事と画像を置いて直接参照する手法を検討する。
(3) 10日間お試し利用ができる有償ホームページスペース(以下「新サイト」と略記)を見つけて登録する。(試用開始)
(4) 旧サイトにある全ファイルを新サイトへコピー転送する。(ミラーリング開始)
11/8記事から参照される画像を記事と同じ階層へ置く仕様(以下「新方式」と略記)を仮決定し必要な画像を新旧サイトへ同時にアップロードする。(新方式への移行および旧サイトの問題記事サポート)
11/11(1) 問題記事の画像を新方式で追加アップロードしたため旧サイトが利用可能容量の上限(50MBまで)に近づく。8/28公開分の記事まで対処済み。
(2) 新サイトのみに適用される編集を開始する。(アクセスカウンターの設置、ポリシー定義の書き換えなど)
11/12(1) 旧サイトの使用容量が47.5MBに達したので以後の画像追加や記事編集は旧サイト側では原則行わない旨を決定する。(旧サイトの問題記事サポート停止)
(2) 運用途中に上位プランへ変更してもアクセスカウンターの値は継承されることを運営元に確認した上で当初は最安値のエコノミープラン(上限10GB)で運用し、上限近くに到達した翌月より一つ上のライトプラン(上限20GB)へ移行する方針を決定する。(新サイト移転先の事実上の決定)

以上の措置より7月〜8月下旬までの問題記事は旧サイト閉鎖までの閲覧は保証されますが、画像枚数が多い「菖蒲園ギャラリー」と8月下旬〜直近の新規公開および編集追記に含まれる画像は未対処なので、旧サイトが閉鎖される前に画像リンクが期限切れを迎え表示されなくなる可能性があります。この問題は旧サイト側では対処いたしません。
新サイト側では「菖蒲園ギャラリー」以外の問題記事は引き続き新方式で対処の予定

同趣旨の情報は既に Yahoo! ブログ側には告知済みです。
外部ブログ: ホームページの移転を予定しています。
以下は今後の予定です。大まかなプランであり微細な変更はあり得ます。

月日措置
11/17新サイトお試し期間の終了日。この日までに利用料を支払う。上位プランへの移行をスムーズに行えるよう当面は6ヶ月単位の自動継続とする予定。(新サイトの正式契約)
11/18旧サイトの「お知らせ」で新サイトへのリンクを明示しブックマークの変更を要請する。旧サイトの閉鎖時期について案内する。(新サイトの正式公開)
11/28山口宇部空港でイベント「宇部を100倍楽しむ方法」開催。もし求められた場合は新サイトのアドレスを紹介する。
11/30旧サイトのトップページを新サイトへのリダイレクトに置き換えてそれ以外の全ファイルを旧サイトサーバから削除する。(ミラーリング解除および旧サイトの閉鎖完了)

これにて新サイトへの移行が完了し、旧サイトは次に別のホームページを立ち上げるまで新サイトへのリダイレクトファイルのみが置かれることとなります。
初期の更新履歴でも書いているように、旧サイトの前身は当時運営していた市内のバドミントンクラブ活動を動画配信で伝えるサイト「常盤屋」でした。ここが同種のサイトへ逆戻りすることはありませんが、画像掲載を要しないコンテンツ、例えば個人的関わりやプライベートな日記スペースとして再登用する可能性はあるかも知れません。

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またしても重大な試練が…
静かに4周年を迎えたと思ったのも束の間、またしても当サイトの継続運営に関して重大な局面に晒されています。それも本質的には例の OneDrive 事件とまったく同一の問題で、記事の中に画像を埋め込み表示させる件です。

OneDrive の仕様変更で画像を従来方式で埋め込み表示できなくなったため、今年の7月以降はFacebook(以下FBと略記)のアルバム機能を用いた参照方式に移行しました。しかし…FBの画像リンクはパーマネントな性質を持たないことが判明しました。4ヶ月程度経過すると画像リンクが期限切れとなり表示されなくなります。IMGタグで埋め込み表示されている部分はまたしても×印になってしまいます。更新履歴から7月以降の記事を閲覧すれば明らかで、古い記事ほど表示されない画像が増えています。例えばFBアルバム参照形式で作成された最も古い厚東川バイパスへの昇降路のような派生記事では、すべての画像が期限切れになっています。

この問題の影響を受けるのは7月以降作成した記事で用いられている画像すべてです。気がついたのは7日未明のことで、東見初緑地公園の記事を作成しようと思って7月頃に作成した見初児童公園の記事をテンプレートにしようとアクセスしたときでした。記事中の一部の画像が×印となっていることを知り愕然としました。
リンクが無効化されただけなのでFBアルバムから再度画像リンクを取得すれば当面は修正されます。上記の記事はそうやって見えなくなった画像のリンクを修正したものの、4ヶ月後には同じ事態が起きるのは明白です。

OneDrive のリンクが半日で無効になるのに対し、FBアルバム参照リンクはそれより期限が少し長持ちするに過ぎません。FBアルバムから画像をリモート参照するという想定されていない使い方をしているので、この仕様について異議を唱えることはできません。

どうやら根本的な対処法を考えなければならないときが来たようです。そもそも4年間も続いていながら未だにバナー付きで保存容量もかなり制限されたスペースでチマチマと運用していること自体が問題なわけで、ある程度の代価を払ってでも相応なスペースが必要なのは明らかでした。しかし過去に調べた限りでは独自ドメインを元に展開された容量制限なしのサーバを借りようとすれば、年間費用が数十万円といったレベルでかかっていることが判明しており断念していました。

昨日改めて調査し、独自ドメインの運用は一旦保留し容量も制限されることを前提に支払い可能なレベルで使えるレンタルスペースを見つけました。最初の一週間程度はお試し運用ができるので、翌日8日に至るまでに設定とファイルコピーを実行しました。
もしこのレンタルスペースで最終決定されるなら、アドレスは現在のこのサイトよりも短く覚えやすいものになります。新しい方式では画像を OneDrive などの他サーバに置くのではなくドキュメントと同一のサーバに保存します。そうすることで画像参照タグも<IMG src="httpで始まる呪文みたいに長いURL…/ファイル名.jpg">から<IMG src="ファイル名.jpg">と超シンプルになります。

容量は最低コストで済む10GBで申し込んでいます。当サイトすべてのドキュメントとそこに紐着けられた画像すべては収まり切らないので、当面は画像リンク期限の切れた7月以降のものから移転作業を開始し使い勝手を検証します。私が念頭においている品質を充分に満たしていれば、一つ上のランク(50GB容量)への移行を考えています。上記の理由故に2015年7月以降の記事は順次画像が見られなくなるので、一連の記事から試験的に移行処理を行います。他の記事では OneDrive が参照問題を起こした以前に作成されたものは現在も安泰に閲覧できるのでそのままコピーでも足りますが、将来的には画像(いずれは動画も)を含めて同一サーバに保存・参照する新体制へ移行します。

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静かに4周年を迎えました
当サイトの開設時期を2011年11月1日とすることは自主規制としている品質管理の総則・定義で明言されています。したがって11月入りすると共に4周年ということになります。

自分自身「確か11月だったよなー」というおぼろげな記憶があるだけで特別な日という意識はありません。実際のところ開設日以前からサイト自体存在していたし今と殆ど変わらないスタイルでの記事制作・公開も行っていました。宇部マニアックスというタイトルもブログからの記事移行に着手した2011年5月には既に決まっています。結局のところ大体やっていけそうだという体制が整いトップページのリンクを公開した日というのが正確なところです。

現在こそ殆ど宇部ネタ路線一本で進めていますが、開設期当初からご覧になっていた読者はお分かりのように、初期は市内に限定せず物件主体で記事を書いていました。ダムや用水路といったセクションが殊の外好きで、道路や橋などといった記事は殆ど見当たりません。鉄道セクションは他の方にお任せすると言っているし、寺院・仏閣関連は当サイトでは物件とはみなさず記事化も予定しないとまで言っています。しかし気がつけば今や路傍の石碑や庚申塚といった案件まで手を出す代わりに、対象範囲を市内に絞り込むようになっています。

これには以前から漠然と持っていた「市内の博物館的サイトを構築したい」という願望と、日頃から閲覧している Wikipedia の影響によるものです。合理的なものである限り、どんな情報も何もナシの状態よりは在った方が良いのですが、バラバラの無秩序未整理状態で提示されるよりは基準を作って整理した方が更に良くなります。このときあるキーワードの記述が未作成の場合、記事相互間の連携はそこで途切れます。その状況を減らそうと思えば「あれもこれも」と手を拡げる状況になります。

今や市内の何処に何があるかに関しての情報提供が専業状態のようなサイトなので、今後も同様の路線を辿ることと思います。他方、市外のダムを始めとする壮大な物件への興味は昔と変わりはなく、些か市内案件に記事作りに飽きた暁には単発的に踏査し記事を書くこともあり得るでしょう。

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画像が見られなくなるかも知れない脆弱性
OneDriveが変調を来して3ヶ月が経ちます。今までの手法で画像を掲載できませんでは話にならないので、Facebook のアルバム機能を用いて同等の機能を再現できることが判明して導入したのが2ヶ月前でした。今のところ特に不具合は起きていないのでこの形式で記事を作成しています。OneDrive の方は今や完全に諦めています。多くのユーザーが影響を受け困惑しているのにまったく対処される気配もないので、最近はログインすらしていません。当然ながらこの方面で利用していたユーザー離れを引き起こしています。この問題は解決される見込みがないので、今や OneDrive はクラウドではなく自分用の画像保管庫と考えるべきです。無償クラウドを探している方はMicrosoftのOneDriveではなく他のサービスを選ぶことを推奨いたします。
ファイル共有のような基礎的機能すら安定的に実現できないサービスをクラウドと呼んではいけない

さて、今のFBアルバム参照方式も実のところ安泰とは言えません。次のようなリスクを抱えています。
1. アルバム機能そのものが廃止・削除されること。
2. 外部サーバからの参照が禁止されること。
3. サーバ攻撃などで長時間閲覧できない状態が続くこと。
アルバム機能の廃止は考え難いようで、この機能を多用するユーザーが増えてサーバ領域が圧迫されるならあり得る話と思います。ただしOneDriveとは異なりアルバムにはオリジナル画像ではなく圧縮されたファイルが保存されます。圧縮後の画像品位が従来載せていた OneDrive 参照形式と遜色なかったのでこの方法を使うに至ったわけです。
2. の参照自体が禁止されるのは、もっともあり得る事態です。タイムラインには枚数制限なく画像を添付できますが、何処かの観光地で撮影してきた一定量の写真セットをメンバーに見てもらうときはアルバムが使われます。その場合、当然ながら一定範囲に公開設定されます。自分だけの画像保管庫としての用途は想定していないし、まして画像をアップロードして他の場所から参照されればサーバに負荷がかかるだけで運営元には何のメリットもありません。このため公開設定されないアルバムからの参照を禁止する改訂が起こり得ます。
今のところ当サイトにとってこれが最大の脆弱です。そのように改訂されたなら新規に記事を作成できないばかりか過去の画像も閲覧不能になってしまいます。それは当サイトの死を意味します。立ち上げ時期から宣言しているように、既存記事の画像まで閲覧できない事態になったら当サイトは閉鎖されます。

3. は小規模のものは既に発生しています。利用者増かサーバ攻撃が原因かは不明ですが、昨晩は2時間あまりFBに繋がりにくい状況が続いていて、一時期はエラー画面へ飛ばされまったく閲覧できない状態でした。アルバム参照される画像の表示も時間がかかっていました。
「画像を記事ファイルと別の場所に置いて参照する」手法に頼る限りこの問題は発生します。確実に一定の状態で閲覧可能にするには、画像も含めてすべてのエレメントを相対参照可能に配置するしかありません。

絶頂期は過ぎたかも知れないとは言え、未だ世はSNSやLINEなど一定範囲の知人で情報共有するサービスが中核です。ブログやホームページのように不特定多数へ配信するサービスは、以前から続けていた人限定で、新規に始める人など今や皆無です。先細りが明白なサービスを無償で提供する企業が減るのも当然で、現在ある大手サイトも含めて数年後にはこれらのサービスを無償提供する企業は半分以下になっているのはかなり確実です。
その折りには当サイトも影響を受けるので、リムーバブルメディアに書き出した形式かすべてのドキュメントと画像を単一ファイルに圧縮し配信する形式への検討も始める頃かと考えています。

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もの凄い弱気論ですが…
まさに現在進行形なんですが、ただ今両手の指がもの凄く痒いです。痒くなる病気は沢山知られていますが、そのいずれも「掻き毟ることが最良の処置となる病気は一つもない」事実があります。そのことは分かっていながらこの掻痒感は魔物です。掻けば一時的にラクになるにせよ、その刺激が更なる痒みを増強させます。究極には痒みを痛みに変換しようということすら試みてしまいます。際限ない痒みよりも痛みの方が受忍できるので、爪を立てて押しつける、刺激で生じた水疱や血豆を破る、中の水や血を押し出してめくれ上がった皮膚を破る…もう修羅場です。何処かで自分なりに負のスパイラルを断ち切る努力をしなければ、本当に指がグチャグチャになってしまいます。

薬は服用していますし、飲めば一応は効きます。ただし抗アレルギー剤はまだしも副腎皮質ホルモン剤はかなり明白な副作用があります。その一つに皮膚が薄くなったり強度が落ちて破れやすくなる現象があり、今まで普通に行っていた運動なのに足の親指の爪が中ほどから折れてしまう考えられない障害が起きてしまいました。
現在は両方の爪とも剥がれ落ちて新しい爪が再生しつつあります

どうやら自分はこれから一生、同じ薬を飲み続け、この意味不明な病気と付き合っていかなければならないようです。痒くなるメカニズムは概ね知られていますが、治療法が21世紀の今の医学をもってしても確立されていない以上、薬による対症療法か我慢しかありません。正直な話、多くの人が罹り命を脅かす病気でなければ対処されない現代医学の不甲斐なさを感じています。かくなる上は他力本願では何も変わらない…自分で傾向と対策を練らなければなりません。

どういう時に痒みが起きるのか自分なりに分析してみました。
1. バドの試合中や車の運転中には起こらない。
2. 極度な睡眠不足は誘発されるが、睡眠時間を充分取っても殆ど無関係。
3. 鮮度の落ちた魚類を摂取したり腹具合が悪いときには高い確率で起きる。
4. 頭痛や一時的な腰痛などがあるときは起こらない。
何か他のことに従事していたり頭痛が起きている間に痒くならないのは共通点があります。即ち作業や痛みの認識に脳が働いていて、痒みに意識が向かわないからのようです。痒みを認識するのは脳なので純粋に神経系の問題です。実際、何となく痒みが気になるときを含めて大抵指先に気持ちが向いています。指全体に常にザワザワした感触があり、その認識度が強まっているときに何かが接触したとか無意識にちょっと掻くことで痒みが誘発されます。ひとたびそうなったら意識して気持ちを患部から引き剥がさない限り痒いから掻く、掻くから痒くなる…のスパイラルへ陥ります。

食べ過ぎなど胃にもたれる感じがあるときは、痒みが起きやすくなります。殊に鮮度の落ちた魚類はかなり痒みと相関関係があるようです。買ってきたばかりの刺身や缶詰では起きないのに、半額シールのついた刺身では高確率で起きます。古い魚と言えばアミン類が想起されます。きちんと調べる必要はありますがいわゆるヒスタミン中毒と関係があるのかも知れません。このため刺身は好きですが、摂取頻度を大幅に減らしています。

実のところ親父も皮膚の痒みが酷く同じ薬を飲み続けています。副腎皮質ホルモン剤の副作用で皮膚の内出血と皮剥けを体験しているので、服薬は一日一錠だけど副腎皮質ホルモン剤は痒くなければ控えるなど漫然と飲まないよう助言しておきました。同じ皮膚科にかかっていて、私が薬をもらいに行ったとき院長からそのことを告げられています。
副作用を考慮して最近薬をもらいに行ったとき副腎皮質ホルモン剤を半量に減らされた

それにしても思うのは、既に高齢者の部類に入っている親父と私が同じ薬を服用している事実です。私の年齢で既に親父と同じ症状が現れているわけで、老化著しいと言わざるを得ない状態です。命に関わる病気ではありませんが服薬のリスクは明白で、どうやら私が今の親父の年齢に達するまで健康に生き存えるのは難しいだろうと覚悟しています。

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年々、夏の暑さが堪えますsweat
梅雨が明ければ夏の暑さも本番となるのはずっと昔からのお約束です。しかし分かっていても近年の暑さは本当に堪えます。外で仕事なさっている方には申し訳ないながら、アジトに居るときはずっとエアコンを効かせて涼んでいます。用事が無ければもちろんのこと、用事があっても時間をずらせるなら日が傾いてから外出しています。暑いのは誰でも同じですが、私の場合高温多湿をなるべく避けて無用な汗をかかないようにしなければ例の皮膚病を悪化させてしまうからです。

夏場は踏査を行わないのは年間スケジュールのところでも書いた通りです。体調の兼ね合いあって今年は特に外出自体を避けています。今年は近年になって初めて「森と湖に親しむ旬間」のダム・発電所見学には何処も行きませんでした。この秋口までに市内踏査関連の書籍制作の予定が入っていることもあり、最近は近場をネタ採取しに回るのも日が傾いてからになっています。有名どころとか自転車でさほど労力なく行ける場所のネタは概ね一度は訪れて写真を撮っているので、以前ほど毎週土日になるたび計画を立てて自転車を走らせることも少なくなっています。

ただし、撮影しておかなければ景観が大きく変わったり失われてしまうことが分かっている対象は注意深くウォッチし撮影しています。閉鎖され取り壊しが決まった主要な建物や拡幅工事が進行中の道路といった題材がそうです。今すぐ記事を作成しなくても時間を追って記録した映像があれば、後からそれを元に記事化できます。何の客観データもなければ言葉で説明するしかありません。よく知られている道路や個人的関わりのあった場所では複数回訪れています。もしかすると工事関係者からは「またコイツか?」と思われているかも…

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永続的な閲覧を可能にするためにできることは?
前出の OneDrive 騒動以来、記事制作モチベーションが著しく低下しています。現在のところサポートチームの回答は「本件について問題があることを認識し担当部署に報告済みであるものの解決策は提案できかねる」であり、改善された場合は情報公開を約束するという状況です。このことは遺憾ながら不具合に対処される予定はないと認識せざるを得ない状態です。詳しい経緯を別ファイルに記録したので詳細はこちらを。
派生記事: Microsoft OneDrive に係る問題について
Facebook のアルバム機能を用いてアップロードした画像へのリモート参照で擬似的に同等程度の閲覧環境を提供できることに気づき、いくつかの記事はその仕様を元に製作しました。しかし以前作成していた記事と、それとは異なるサーバへ画像参照する記事が混在することとなります。まったくの姑息な手法であり、次に何か問題が起きたとき問題を余計に複雑にしてしまいます。それでなくても今まで自分の取り組み手法や環境の変化でせっかく作成した記事を取り下げたりネット界から抹消されるなどの憂き目に遭っているのです。そろそろいい加減にしたいという気持ちが強く、永続的な閲覧を可能にする良い方法がないものかと真剣に考え始めています。
実のところこの問題はネット上に提出されるすべてのドキュメントが抱える問題です。今までどんな経過を辿ってきたか、注力している郷土関連の今と昔を記録し後世に伝えるという点に限って述べてみますと…

現在のようなデジカメ片手に自転車を走らせ、興味あるネタを撮影してドキュメントにまとめる活動は、私が常々「野山時代」と呼んでいる2010年以前から行われていました。ただし当時はダムや工業用水など身の回りにある個人的な興味をもつものに対し適当に取り組んでいたので、当サイトでいわゆる物件とかジャンルといった概念は認識されていませんでした。既に Yahoo! ブログを持っていたため、作成された記事は当該ブログのローカルフォルダに掲載していました。しかし Yahoo! ブログは全国レベルなのでマイナーな地元ネタに反応する方は僅少でした。

野山時代の後半、我が市が運営する地域SNSなるものが誕生しました。形態はブログながら専ら市内在住者または関わりのある方のためのサービスだったので、我が意を得たりとも思うサイトに速攻で飛び込みました。そこで発信する地元ネタは大いに歓迎され、ほどなくして同種の関心を共有する友達ができました。まさに足元の地元ネタが題材というだけあって閲覧需要が旺盛で、殆ど毎日数時間かけて記事を提出してきました。特に国道190号を起点から終点まで自転車で走りつつ撮影した画像を元にレポートする連載は大変な人気を博し、現役の道路そのものが題材になり得ることに気づかせてくれた嚆矢となる作品でした。
ところがその後 Facebook なるものが登場し、その利便性と汎用性から地域SNSより軸足を移す利用者が増え始めました。参加者が少ないために記事の絶対量が減り、記事が少ないためにつまらないと感じた参加者が更に流出し…のスパイラル状態となってしまいます。そして利用者の僅少なサービスに公費を投じるわけにはいかないとの判断から、地域SNSは契約満了となる5年目を前に閉鎖が決定されました。

自分を含めて殆どの参加者が閉鎖など考えてもおらずいつまでも閲覧できると考えていたので、サイトがなくなるまでに提出した記事を回収する作業が必要になりました。サイトにはバックアップツールが付属しておらず、PC初心者の参加も多いために自分の書いたブログを保存したいという要望が山のように寄せられました。このため自前の千ページを超える記事はもちろんのこと、他の参加者の分も含めてページ繰りを行いつつローカルPCへデータを保存するという不毛な作業に一ヶ月以上もの時間を費やすことになりました。
もう絶対やりたくない…すべてのSNS系サイトは全データをバックアップする機能を標準装備すべきと思う

地域SNSが閉鎖された後暫くはYahoo!ブログに記事を書いていましたが、こうした運営元の閉鎖リスクには気づいていました。Yahoo!ブログとて先々で閉鎖されれば(というかいつかは必ず閉鎖されると思う)そこへ提出した記事を回収する労力が要ります。外部ブログは一般に自分のローカルPCに控えが残らない仕様なので、突然に閉鎖を宣告されれば一瞬にして記事を失うリスクに晒されます。
これとは別にブログでは記事が時系列に排列されるので連載記事を書いたときクライマックスとなる最終記事がトップに表示されネタバレを招く問題があり、更には階層構造の概念がないので記事数が増えると整理が難しくなります。それぞれの記事から別の関連記事を参照しやすくするにはフォルダ分けとリンク処理が必須で、これを解決するにはやはり従来タイプのホームページ以外ないと考えた故に当サイトを誕生させたのです。

ホームページなら何処のサイトへアップロードしようがローカルPCに控えが残るので、適切なバックアップを行っている限り記事逸失リスクは下げることができます。更に(これが一番重要ですが)ジャンル毎に階層を適切に設定し各記事や付随する画像・動画などのデータも相対参照にできるなら、仮にアップロードしている無料サイトが閉鎖されても別の場所へ再構築できます。このうち「画像と動画も相対参照にする」という点だけは現在も実現できていません。当サイトをアップロードしている geocities は50MBが容量の上限で画像などを載せると忽ち満杯になるからで、これらは OneDrive や YouTube にアップロードしたものをリモート参照しています。このたび OneDrive が画像に付与するパーマネントリンクの仕様を恣意的に変更してしまったために、新規画像を記事中に埋め込めないという致命的な問題に見舞われることになったわけです。

当サイトもここまで記事絶対数を膨れあがらせ一定範囲の読者や検索需要によって「当てにされている」以上、更に広い範囲の脆弱性を想定する必要があります。OneDrive の運営元である Microsoft 社が不採算部門とみなして閉鎖する、このドキュメントを載せている geocities も同様にサービス提供を停止する、HTMLの仕様が変更になって旧来のタグがどのブラウザでも対応されなくなる(これはまだまだ当分先のことのはず)などなど…このうちのどれか一つでも起きれば当サイトはただちに意味を成さないゴミデータの山と化してしまいます。

ネットでは技術が日進月歩なだけに、新しいサービスが登場する代わりに旧来の古いサービスが提供されなくなることが普通に起こります。先に述べたような運営元の採算問題や利用者減も理由となり得ます。通常はいつでも何処からでも無料で容易にアクセスできる強みがありながら、同一の手続き(ブックマークからクリックする等)で当該ページにアクセスできなくなる、あるいは画像や動画が正常に表示されなくなるときがかならず訪れます。現状をみてもインターネットという仕組みが産まれてまだ半世紀も経っていないながら、たかが十数年前に作成されたサイトで 404 Not Found エラーを起こさず当時と同じURLで閲覧できる一般向けページがどれほどあるでしょうか。変わらず閲覧できるのは精々、政府機関とか上場企業サイトくらいのものです。それらとて企業合併などで社名が変われば、適切なリダイレクトが設定されていない限り永続的な閲覧が保証されなくなってしまいます。今後についても「最低でも半世紀以上の変わらない閲覧可能性を保証します」と謳っているサイトなど何処にもありません。このことは、永続的な閲覧を希望するドキュメントをネット上の一ヶ所へ置くだけで安心すべきでないことを意味します。

「どんなURLも未来永劫続くものはなくいつかは必ず目的のデータにたどり着けなくなるときが来る」という事実が、当初から仕様を決定して統一性のとれたドキュメントを同じ場所へ蓄積し続けることを困難にしています。即応性や汎用性の面では優れていながら、持続性については甚だ劣っています。特に仕様統一性の面では極端な話、旧来の紙と鉛筆で記録する形態が確実で、永続的な閲覧を最優先課題にするならば、ネット上にドキュメントを提出する以外の別の手段を検討すべきとも言えます。

そうは言っても現在のデジタルデータの優位性を否定する積もりもなく、自分の中でベストな選択と思うのは現在私のローカルPCに保存されている階層分けされた記事ドキュメントに画像・動画の付属データも同じ場所へ置き、当サイト全体を外部メディアなりで提供する手段です。この場合、更新されたデータをどうするかが問題になりますが、差分バックアップと同じ手法で提供すれば私のローカルPCと同じ環境ができあがります。
ネット上でもこれと同じことが実現できれば、公開先サーバが閉鎖されても一式まるごと別の場所にアップロードできます。ネット上の閲覧利便性を保ちつつ復元性も担保される良い方法なのですが、それをしていないのは「ドキュメントや画像・動画データを丸ごと収録可能なほどの容量を廉価で提供してくれるサービスが存在しない」からに尽きます。この問題さえ解決するなら、上部にバナー広告のぶら下がる geocities をいい加減卒業して以前から示唆しているように早いところ ubemaniacs.jp のような固定ドメインを取得し、広大な博物館的サイトを造りたい位なんですが…

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画像の表示形式を変更します。
以前ご案内した通りですが、今月中旬以降 OneDrive にアップロードした画像をIMGタグで記事ファイル中に表示できない不具合が起きています。詳細は以下の外部ブログ記事に記述しています。
ブログ記事: 最近OneDriveにアップロードした画像が表示されない件
本件について問い合わせたところ、サポート窓口でも原因が分からず申し訳ありませんが対処致しかねますという返答でした。しかし原因はほぼ分かっています。OneDrive の開発元が画像リンクをパーマネントではなく一定時間経過すると無効化されるよう意図的な仕様変更を行ったからです。運営主体は国外にあるので国内のサポートスタッフにも技術的情報が与えられていないらしい。

当サイトの画像は、OneDrive のジャンル別フォルダに保存され、記事ファイル中から<IMG src="" alt="">のタグを用いて参照されています。原典ファイルのまま保存すればバックアップ対策にもなりますが、そうすると保存可能容量の限界に達してしまうので、表示したいサイズに縮小したファイルをアップロードしています。
6月中旬までの作成された記事は画像が正常に表示されるのに、今月の中旬以前アップロードしIMGタグで埋め込んだ画像は軒並み×印表示になっています。本件に関して同じ不具合で困っていらっしゃるユーザーがあるようで、サポート担当者からこのスレッドを参照してくださいと言われました。
外部サイト: UpLoadした写真のオリギナル画像のURLを友人たちにHTML形式の文書として配布していましたが最近(約10日以前)からオリジナル画像のURLが変更されてしまう。
実のところIMGタグで記事ファイル中にオリジナル画像を表示させるのは OneDrive が正規にサポートしていないかも知れない手法で、ホームページを作成する初期の段階で分かっていました。この用途では「画像埋め込み」というコマンドが用意されているからです。このコマンドを使えば対応するタグが出力されるので、そのままコピー&ペーストするだけで記事に画像が表示されます。IMGタグでオリジナル画像を表示させるより手順自体はずっと簡単です。しかし当サイトでは次の理由によりこの形式を使用しませんでした。
(1) IFRAMEの仕様からか読み込みが非常に遅い
(2) 埋め込まれる画像サイズが小さすぎる(320×240ピクセル固定)
(3) 画像をクリックして別の画像を表示させることができない。
下の画像は、市道渡内野中線の総括記事に用いた画像です。画像埋め込みコマンドで得られたタグではこのような画像表示になります。
※ 埋め込み表示が機能せず強制的に OneDrive へリダイレクトされるため削除しました。

記事が主体で画像はほんの脇役という記事ならこれでも良いと思いますが、如何せん画像が小さすぎです。IFRAMEタグでは width と height の属性値が設定可能ですが、これを大きな数値にしてもフレームが大きくなるだけで画像はそのままです。サムネイル画像をクリックすることではじめてオリジナルの画像が別ウィンドウで表示されるというスタイルです。

菖蒲園ギャラリーのような画像が主役のページの場合、読者は大きな画像を見るのにいちいちサムネイルをクリックする手間が要ります。しかも表示されるサムネイルは小さいくせにやたら読み込みに時間がかかります。従来の大きな画像が埋め込まれたページに慣れた読者ならとても違和感がある筈です。私としても従来とは異なり統一性を欠く画像表示形式の記事ページを造りたくありません。あるいは対処されるかも知れないと思い様子見しているため、画像埋め込みを必要とする記事(殆どがそうですが)の新規作成や画像の追加編集ができず更新作業が停まっています。

埒が明かないので、暫定的に Facebook のアルバムへ画像をアップロードしてリモート参照する形式に移行します。アルバムは非公開ですが画像のパーマネントリンクを知っていれば誰でも参照可能らしいので、FBのアカウントをお持ちでない読者でも問題なく閲覧できるはずです。ただしFBアルバムの仕様からかアップロードした画像の解像度が間引かれて保存されるため、従来より画質は劣ります。このため従来の OneDrive へアップロードしていた標準画像サイズ(600×450ピクセル)に対し若干サイズを大きく設定(640×480ピクセル)しています。OneDrive 側の問題が解決されれば元に戻しますが、当面はこの方式で画像を埋め込みます。

OneDrive 側の恣意的な仕様変更で今までのレイアウトでの画像表示をできなくしてしまったのはまったく遺憾なことです。OneDrive のサポートスタッフは懸命に対処なさっているようですが、ハッキリ言ってサポートページの仕様から対処の仕方からあまりにも問題が多すぎます。
まず「24時間以内に返答する」を謳っていながら最初の返答までマル2日放置され、しかも送られてきたのは&#12362;&#21839;&#12356;&#21512;&#12431;&#12379;&#12356;&#12383;&#12384;&#12365;&#12289;…といった暗号めいたデータ。エンコードしても読めず一旦HTMLファイルへコピー&ペーストして漸く日本語として解読できたという有様。エンコードの問題と気づかないPC初心者ならこの段階で挫折するでしょう。
※ 埋め込み表示が機能せず強制的に OneDrive へリダイレクトされるため削除しました。

何でこうなるのかまるっきり原因が分かりません。サポート担当者からも「取りあえずHTMLファイルへコピーして閲覧して下さい」と言われる始末。
更に問題なのは、PC環境などの必要な情報を添えてリプライしようにも「できません」の表示を反復させるばかりで受け付けない点です。何度やっても変化なし。
※ 埋め込み表示が機能せず強制的に OneDrive へリダイレクトされるため削除しました。

入力した内容は上記ページに遷移する際にすべて失われます。長文を入力していたので失われないよう別途テキストファイルに書いてからコピペで移したから良かったようなものの、そうしてなかったらもう戦闘能力ゼロになっていたかも…仕方ないので改めてメール経由で送りました。

一体どうしたことでしょう。無料で使わせてもらっているため文句も言えないのですが、なにがしかの改訂を行うなら、利用者へ分かる形で告知して頂かないと困ります。尋ねたことにはロクに答えず、その後で「マイクロソフトお客様満足度調査のお願い」なんてメールを送り付けるのも如何な物かと…このタイミングなら私がどんな満足度評価を与えるかは殆ど自明なんですが…
そもそも何で容量無制限のホームページスペース環境が安価に入手できないんだろう…
出典および編集追記:

* この項目中で埋め込み表示されている画像はすべて「このコンテンツはフレーム内で表示できません」となっている筈です。正規の埋め込み手続きを経ていながら2017年の末には表示されなくなっていることを確認しています。この事実は OneDrive に保存している画像を恒久的にホームページへ表示させる方法は存在しないことを物語っています。当サイトでは充分な画像を保存可能なレンタルスペースを確保できたことを理由に、OneDrive への新規画像の追加と参照を停止しています。現在埋め込み表示されている画像もいつ表示できなくなるか保障がなく、今後はリモート参照している画像も順次ローカル参照に切り替えます。画像参照という基本的な操作すら満足にできないサービスをクラウドと呼んではいけません。(2018/1/5)
※ 重要な追記: このページを表示させようとすると勝手にOneDrive へリダイレクトされる現象が確認されています。当サイトではユーザーへ選択の余地を与えず管理ページ以外のサイトへリダイレクトする操作をポリシー違反とみなしているため、該当する埋め込みコマンドすべてを無効化処理しました。他のページでも同様の現象が起きている可能性があり、逐次削除することで対処します。強制リダイレクトされた方は申し訳ございません。(2018/11/13)
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更新を怠けているように見えます。
いや実際、怠けています。更新履歴に上がってくる新着記事のペースは明らかに鈍っています。たまに更新されても一本記事ではなく派生記事だったり既存記事への追記に過ぎなかったりします。ただし…精一杯言い訳しますと、前述の疾病のせいもありますが、記事が増えるにつれて必然的に起こり得る問題に対処しているからというのもあります。簡単に言うと「既存記事の内容編集は更新履歴に掲載しない」からです。

公開された記事で青色に着色されたキーワードを頻繁に見かけるでしょう。テキストの色は気まぐれに選定しているようで、一部の色彩には限定された意味があります。青色のキーワードは先々で該当項目に関する記事を作成する予定があるものを指します。(茶色いキーワードは当面その予定がない項目)記事が書き上がったときそのテキストにリンクを張ればアンダーラインがついた青のリンク色に変化するので、テキストの色彩としては殆ど変わらなく見えます。
ただ、階層の問題があるのでテキスト検索・置換でリンク化まではしていません。該当項目を見つけ次第、手動でリンク化します。派生記事の場合はアンカーも含めて指定します。更にインデックスのテキストもリンク化処理が必要です。記事の連携だけでもエラい作業になります。

更に一旦書いた記事はそれで完成とは限りません。踏査記事を時系列に沿って連載する場合はそのままで済みますが、単独の個別記事や派生的項目で後から誤りに気づいたり新しい情報が判明する場合が頻繁に起きます。特に手間がかかるのが総括記事でハッキリ言って完成形がないに等しい…元から書き換えることを前提にしているので、なるべく新しい情報にリフレッシュしています。そして一連の細かな訂正や追記編集は、よほど大規模でない限り更新履歴には掲載していません。改訂されるべき記事は増えることはあっても統合以外に減ることがないので、こういった作業が加速的に増えていきます。既に完全には対処しきれていない状況になっています。
こまごまと更新しつつも新着記事自体が仕上がったわけではないので、アップロードもある程度溜まってから行っています。そのため放置されているように見えるでしょう。実際には毎日どこかの記事に手を入れています。「最近、新着記事が出て来るのが遅いぞ」と思われているでしょうが、有償のオンラインサイトでないからマイペースだとばかりに開き直っているだけです(苦笑)

それでも困難な記事を自分なりにまとめてサーバへアップロード提出すると、かなりの達成感があります。調べればいくらでも詳しいところまで記述できてしまうので、とことんやっちまうと仕舞いには精神と身体を蝕まれます。この辺りは放っておけばいつまでも仕上がらないという焦りと開き直りの狭間での闘いでもあり、双方無理やり妥協させてやっているというのが今の状況です。

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生命を脅かさない疾病は研究されない?
去年の5月頃から降って湧いたように汗疱状湿疹というわけの分からない病気に取り憑かれたことを以前書きました
汗をかく機会が減る秋口以降は軽快すると書かれていたので期待していたんですが、実際はちょっと軽くなっただけ。秋どころか冬になっても年が明けてもまったく治りません。継続して内服薬を使用し続け、その間は何とか収まっている状況でした。薬はエピナスチンとエンペラシンで、前者はアレルギー反応を抑える薬、後者は副腎皮質ホルモン剤です。エピナスチンはそれほど副作用はないらしいですがエンペラシンは副作用が否定できず、漫然と飲まないよう指示されていました。そのため秋口からは処方量を半分に減らされていました。

さて今年は春先も気温が上がらない日が続きました。どうかすると4月上旬でも雪が降ろうかって日があったものの4月後半にさしかかって漸く天気が安定してきました。週間予報でも雨の心配が殆どない日があって、その機会を利用して久しぶりにハイブリッド方式でのネタ採取も行いました。最近公開したゆるきとう田の小野橋の総括記事はこのときの活動に依ります。
この気温上昇に伴い、遺憾ながら例の皮膚病は一気に勢いづいてしまいました。

最近の状況の酷さと言ったら、手の痒みと症状悪化による負のスパイラルです。何もしなくても常に両手の指がモゾモゾとした感触があるので、何かの弾みで触ったり掻いたりしてしまいます。そうなると痒みの種が爆発します。痛みの強さは「頭が割れそうな」とか「眼球を抉られそうな」などと形容されますが、この痒みを適切に表現する言葉を持ち合わせません。痛みは我慢できないもので真に苦痛を伴いますが、痒みは一応我慢はききます。しかし何となく痒い、痒いから掻く、掻くから痒みが強まる、強まるから更に掻いて…のスパイラルです。何処かで断ち切らないとしまいには爪を立てて特に痒い場所を押しつぶしたり、それによって生じた水疱を引き剥がしてしまいます。痒いくらいなら皮膚を剥がして痛みに変換してしまいたい…常軌を逸しているようですがしばしばそのような現象さえ惹起します。結果もはや両手の指は正常な部位が殆どありません。関節部分が特に酷く掻き毟ることで皮膚が厚くなっています。去年は「もう治らないのではないか?」でしたが今は殆ど悟りと諦めの心境です。「どうやらこいつとは死ぬまで付き合っていかねばならないらしい」

前掲の内服薬はあくまでも対症療法です。皮膚内のpH変化が原因で湿疹を誘発していることは判明していても、何故アレルギー反応が起きるのかまったく分かっていないからです。皮膚科も既に3ヶ所当たりましたが何処も同じ返答です。データを元に山大医学部にも照会を求められたようですが、現代医学をもってしても治し切れない病気という予想通りの反応です。ただしこの症例に悩まされている患者数は少なくないということでした。

思うに学生時代、閃輝暗点などというわけのわからない(しかし実際はとても教科書的な)症例を体験し、何度も「眼球を抉られるような」痛みを味わいました。このときも強い薬(ジヒデルゴット・カフェルゴット)を飲んだもののまったく治らず死ぬまでこの病気と付き合うことになる絶望感を味わいました。その後、適度な運動と症例発現直後に偏頭痛薬を飲むことで抑えられることを見つけ出し、現在では目の前に虹が出る閃輝暗点に特有の病状が現れてもよほど酷くなければ頭痛薬すら飲まず放置しています。軽い頭痛は起きるものの時間経過と共に消失するからです。「このようにすれば大丈夫」という対処法を見つけられただけで、症状が発現しても精神的に安定した状態を保てるのも寛解に至った理由でしょう。

しかるに汗疱状湿疹の場合、まだ「こうすれば大丈夫」という予備的な対処法を見つけきれていません。軽くやりすごせる方法が分からない。ただし悪化させる引き金はいくつか分かっています。睡眠不足と不規則な生活。これは実にストレートに反映されるようです。それから食あたりなど内因的な不具合を引き起こすと症状が悪化します。
精神的ストレスを伴う仕事はないのですが、睡眠不足に関しては睡眠環境の悪さは確かにあります。二階の音が酷く階下に響いていて夜安心して眠れない。ハッキリ言ってどれほど安普請な床構造なんだと恨みたいんですが、根本的には今住んでいるアパートを引っ越さなければならないでしょう。

いっときエボラ出血熱で世界中がパンデミックの恐怖に戦いていました。その後特効薬のみならず感染予防にも有力な候補としてファビピラビルが催奇性のリスクをおして表舞台に登場しました。一部の国で終息宣言が出たし、今ではマスコミも殆ど話題に上せないほど下火になっています。
しかるに潜在的にどれほどの患者が潜んでいるかわからないこの汗疱状湿疹という症例。治さなければ命が失われたり爆発的に蔓延するリスクは無いのですが、それが患者のクォリティ・オブ・ライフを大きく損ねている現状があります。そして状況は今もまったく変わっていません。研究対象の優先順位としては後の方に回ることは否めないにしても、未だ原因がわからず治療法も存在しないまま放置され続けている現状を憂います。私もいつか誰かが特効薬を見つけてくれるのを期待する他力本願ではなく、今やっているテーマ踏査など後回しにして自力で何とかする方法を見つけるべきなのかも知れません。

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二重改行問題の解消について
知る人ぞ知るところですが、数年間使い込んできたパソコンが11日の夕方突然ネットへまったく繋がらなくなりました。ネットへ接続できない不具合だけなのでデータの逸失はなくそれだけでも良しとしなければなりませんが、その前の日のことワイヤレスキーボードの認識があまりにも悪くストレスが溜まるからと新しいキーボードを買った直後の不具合発生でした。
実を言うと3ヶ月前には電源が入らなくなる不具合に見舞われ、1万円超叩いて電源ユニットを交換したところでした。それ以前からスタンバイモードへの移行ができないとか散発的にネットへ繋がらなくなる症状が起きていて信頼性に欠けるため、次にコケたら買い換えると決めていました。

12日の午前中に資金を調達して新しいPCを購入し、一日中アジトで設定作業となりました。モデムからPCまでは正常に信号が来ていることは確認済みだったので、ネットの方は何も考えることなく復旧しました。昔は接続ソフトを再インストールし、プロバイダ支給のアカウントからパスワードからいちいち調べて全部入れ直し…なんて面倒がつきまとっていましたが、今はモデムより上流側に諸々の設定が保存されるようです。

ネットへ繋がってもすべてが即座に昨日と同じ環境に戻るわけではありません。ファイル一式はバックアップ済みの外付けハードディスクからコピーで済みますが、問題は環境です。日本語入力ソフトは全然異なるし、表示するブラウザもバージョンからして違います。テキスト入力するにも辞書はまるっきり「よく使う変換を学習していない状態」だし、そもそもキー割り当てからして違う…こればかりは一から構築しなおさなければなりません。
ソフトが異なると、今まで問題なく表示されていたものも影響を受けます。特に戸惑ったのは、新しいブラウザ(IE11)でローカルに保存された自分のホームページを表示させると以前とは違った風に表示される点でした。背景のお馴染みな黄色グラデーションは何故か下の方で切れているし、それにテキストの段落が奇妙に間延びしています。

実はこの「テキスト段落問題」については以前からどうもそうらしいことには気づいていました。自分としては段落を作るとき一行分だけ空けるレイアウトを意図しているんですが、以前の環境では何故か改行タグ(<BR>)を二つ入れないと一行空かなかったのです。しかしこれと同じテキストが記載されているトップ部分は何故か改行タグ一つでちゃんと一行飛ばしになります。どうもスタイル設定周りに問題がありそうですが原因が分からず、結局ローカルで編集するとき見やすいように改行タグを2つ入れる癖がついてしまいました。この「二重改行問題」のせいで、PCによっては改行高が一行分だったり二行分だったりする現象が起きていると思われます。

もしかすると私の以前のPCだけそうだったのかも知れません。現在、このテキストは新しい環境に即して改行タグ一つで入力しています。読者の環境でも同様かも知れません。昨日まで使っていたPCだと段落が空かなくなってしまいます。今後はどうしようか…

二重改行になっているタグを直すのは簡単で、改行が2つ続けて入っているタグを指定して置換すれば一発で直せます。しかしやっぱりまずいから元に戻そうというのは難しい…改行1つのを2つに置換すると、意図的に二重改行で入力していない部分まで置き換わってしまいます。当面は過去に入力した二重改行タグはそのままにして、今後新規に作成するテキストと編集追記を行った場所は改行タグ一つへ変更することとします。特に問題が起きないようでしたら、どこかのタイミングで二重改行すべてを置換作業で正常化する予定です。

ついでながら、グラデーション表示の下端が切れておかしくなっていた部分は反転させたイメージを繋げてグラデーション・イメージを拡張することで違和感のないスタイルにしました。

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「水の大動脈の今と昔を辿る自転車ツアー」募集開始
昨日2月23日付で「うべ探検博覧会」の5周年記念企画プログラム集がリリースされました。この中で、兼ねてから示唆していました3月度開催ツアー概要の掲載を頂いています。
概要をここにも掲載します。
□集合 沖の旦橋 東岸(沖ノ旦字上のふり)
■時間 9:30 〜 13:30
■料金 2,000 円
■定員 5 名
自転車で集合場所へお越しください。
沖の旦橋から持世寺までサイクリングし、道中にある水利関係のさまざまな構造物を解説します。持世寺温泉・上の湯で昼食をとった後、解散となります。プログラム終了後、希望者のみの別コースも予定しています。
今回は、健脚向きで若干敷居が高いですが、ひと味違うプログラムをお楽しみください。
詳しくは市内各所で配布されているプログラム集をご覧ください。受付・照会窓口はうべ探検博覧会事務所になっていますが、ツアー内容の詳細や質問は個別にも受け付けております。募集人員が少ないこと、自転車でのツアーとなることなど当初から大人気をあてこんだツアーとは対極的な位置にあります(微笑)宇部マニ・デビュー的なツアーではなくどちらかと言えば市内でのこういったネタの需要状況に探りを入れる意図からの開催とも言えるでしょうか。

なお、興味はあるけど当日都合がつかないとか自転車で往復する自身がなく参加はできないけど、ツアー開催時に配布されるレジュメ(A4版6ページ)を読んでみたいって方は実費で頒布いたします。FBのタイムラインにも限定された範囲ですが告知を行っております(要ログイン)

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カテゴリは増えるよ、何処までも♪
気が付けば、殆どあらゆるジャンルに手を出してしまっている自分がいました。

当サイトは道路のみならず河川やダム、工業用水も以前から注力していますが、やはり人の行き交う基本オブジェクトである道路は他の多くの記事を引き連れがちです。道路レポートで道中にみられるいろいろな面白いネタを取り上げるとなると、その面白い物件についてまず記事を書いておいて後で道路レポートからリンクするといったことがよく行われます。面白い物件を掲載するためにそこへ至る道路レポートを作成することもあり、主と従が入り乱れつつ構成されています。独立記事にするほど大した物件ではないもの、あるいは元から物件ではないけれどもどうしても記述しておきたい個人的関わりがあれば、派生記事として記述されます。記事化に値する物件の殆どは独立記事が作られるほどの記述量をもつか何某かの道路沿いにあるため、殆どが既存のカテゴリで間に合います。

道路に架かる微細な橋の場合、独立記事にするほどの重要度がなければ派生記事に作成し、人工景観セクションの橋カテゴリにリンク付き項目を追加します。こうすれば更新履歴の他に当該道路記事中の派生記事リンク、橋カテゴリのリンクからの3通りで到達できます。更新履歴は追加するごとに流れていくので、時間が経てば古い公開記事への到達手段は2通りになります。このとき派生記事として書いた項目が既存のカテゴリを持たないと、当該道路記事からしか到達できなくなります。派生記事扱いする位なのでそれほど重要性はないにしても、時間の経過で記事へ到達できる手段が減ってしまうなら、最終的には書き捨てと同様になる恐れがあります。

これを回避するには、派生記事でもそれが本来収録されるカテゴリを持つべきであるという結論に至りました。市道路線名に現れる地名や小字については、当初は本記事の末尾に参照リンクを置いて派生記事で記述するだけでした。その後、派生記事での記述がある地名一覧を知りたい需要が自分自身発生したので、既に設置されていた文化ジャンルに地名カテゴリを作りました。現在は地名カテゴリのリストを見れば記述のある地名が分かります。それぞれの地名の記述は各市道レポートの派生記事中の一項目なのでバラバラなファイルとして存在しています。しかし地名リストからみればワンクリックで参照できるのでアクセシビリティーは等価です。
この方式で行くなら、しばしば派生記事として織り込まれる個人的関わりも何かの分類法を考えて項目毎にリストアップした方が参照は容易です。

カテゴリを無秩序に増やすと収拾がつかなくなりますが、既存のジャンル配下に必要最小限のカテゴリを設置し、読みたい記事がそのどれかに入ることが読者から分かれば、殆どすべての記事は (1) 既存ジャンルで当てはまりそうなものを見つける (2) 当該ジャンル配下にあるセクションをクリックする (3) 当該セクションに収録された項目リストから求める情報を探す の3ステップで殆ど到達できるはずです。

設置カテゴリの決定法は、些かヒューリスティックでもあります。最初に拵えたものが最適でそのまま運用されることもありますが、中には作成したものの収録項目が伸びなかったり使いづらかったりで、削除したり他の内容を含むより包括的なカテゴリに書き換えたりしています。これにはカテゴリ作成時期においての興味の対象が大いに影響します。実のところ(まだ公開はしていませんが)ここ数日の間で昔の行事、習慣、幼少期および学童期の実体験について膨大なドキュメントを作成しています。それらはすべて現地踏査レポートとは無縁な文化ジャンルに属する内容です。ここまでやっちまうともう当サイトは一体何処へ行ってしまうんだろう…という想いは自分自身でも感じています。しかし何か書くことを思いたち、キーボードを叩き始めたその時がもっとも文書化が進むタイミングなので、これは記録してネット上へ提示すべき情報だと感じたものは何でも記事化しています。時至ったならカテゴリのリストと併せて公開されるでしょう。

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写真撮影のガイドラインについて
昭和の時代は写真撮影は旅行や正月など特殊なイベント限定の行為でしたが、平成も進んだ今やスマホのような機器の普及で誰でも手軽に街中の景色を記録できる時代となりました。フィルムも現像代も要らず殆どコストゼロで色褪せない記録を遺せるのは大変喜ばしいことですが、この技術による陰の側面を考慮すべき時期に差し掛かっています。

以前は街中の何処にでもあるような景色を撮る人自体が僅少で、昭和期なら取材カメラマンや報道陣限定でした。一般人が何でもない街頭でカメラを構えていたなら頭がおかしい人ではと思われたでしょう。人々の意識はすぐには変わりませんから、現在とて街中の景色にカメラを向ける私は通行人から変な人だという目で見られています。ただ、実害が及ばない限り昔と比べて他人の事に頓着しなくなっただけです。

周囲の視線を忍んでありきたりな街中の風景を撮影するのは本人の自由ですが、昔とは環境が異なっていることを留意する必要があります。まず第一に殆どの通行人は無関係な人にカメラを向けられるのを嫌悪するという事実です。昭和期は報道陣が来ればテレビに写るぞとばかりに集まっていましたが、現在は無邪気な学童ならともかく一般人なら品のない態度とみなされます。普通の人はカメラに頓着しないか、むしろ忌避する傾向にあります。マスコミ取材とてそれが一般人の反応なのですから、普通の人がカメラを構えるときは更に慎重になる必要があります。とりわけ成人男性が見知らぬ女子中学生や女児にカメラを向ければ、たとえにっこり笑って写されることを歓迎していようが周囲の目は確率高く犯罪と結びつけます。状況によっては目撃者によって警察に通報されるでしょう。 昔とは時代が違います。現代社会が要請する常識に即して振る舞わなければなりません。

当サイトでは市道や街中の構造物など、はからずも一般人が写り込んでしまいかねない場所で撮影された画像掲載を多く含みます。プライバシーを考慮するなら、記事の題材とは関係のない通行人や往来する車がいっさい写り込まないのがベストなのですが、国道筋など間断なく車が往来する場所では不可能です。そこで車にしろ人にしろ特定できない程度に不鮮明となる距離からの撮影画像か、特定可能な部分は抹消した画像のみを掲載するという自主規制で運用しています。
サイトを構築した初期に撮影した画像には、人物が特定可能だったり車のナンバーが見えている画像があるかも知れません。指摘される前に査読で気付いた範囲で適正に処理しています。当初から記事化の意図をもって店舗や個人商店を撮影した場合でもネガティヴな記述は行わないようにしています。

最近、生活道の記事を進めていますが、元々生活道が民家に隣接している道なだけに非常にデリケートな分野です。可能な限り対象となっている生活道とは無関係な個人領域が写り込まないよう配慮しています。それでも軒先にぶら下げた干し柿が写っているのが嫌だとか、私の家に隣接する古いブロック塀などみっともないから写真を削除してくれという声が有り得ます。更にはそれほど景観的価値もないのにいくら公道とは言え私の住んでいる地区一帯を撮影して記事にするのはプライバシー侵害だから止めてくれという苦情があるかも知れません。私が当該地区に住んでいないという理由だけでこの件に関して鈍感だと思われることを恐れます。元から他人のプライバシーをネット上へ晒す意図はまったくないので、本件について取り下げ要求がありましたら該当する部分の写真や記事は削除いたします。

どの個別物件であれ、お読みになっている方がまさに撮影された範囲に入る場所に住んでいらっしゃる可能性は限りなく低い筈です。しかし収録物件数が増えればその可能性は和集合の原理で上昇します。現在までの実情として掲載画像の削除要求はありませんが、市道を撮影している最中に家から出て来られてお前は何処の誰兵衛だと詰問されたことがありますし、改装記念で賑わっている店舗を離れた場所から撮影していてガードマンからカメラを向けるなと制止された事例があります。いずれも明らかな過剰反応ですが、最近のカメラは昔に比べて格段に高性能で、離れた場所から特定の人物や家の中まで撮影できてしまう事実があります。このような疑念を持たれる行為を自重すべきなのは当然でしょう。

今のところ当サイトでは車および特定の人物に関してのガイドラインしか明記していません。かつて営業していた個人商店や現在も営業している店舗の写真や記述を公開することについては議論の余地があると思います。ただ、あまりに精密な運営法を追求し過ぎると完璧なガイドラインが完成して現在と過去の記録は衰退します。ガイドラインの重要性は認識していますが、当サイトはそれを構築するのが目的ではないので…

したがって甚だ勝手でざっくりとした処断ですが、当面は「私のやりたいようにやらせて頂きます」。当サイトが公的機関の管理するページなら決してそうはいきませんが、今のところ私個人が運営するサイトです。自分ではむしろ現状とて石橋を叩いて渡るが如く慎重に運用している積もりです。ネット上での常識人力が問われる問題でしょう。

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2015年の目標
去年も「2014年の目標」を掲げ、それが達成されたか否かは私自身が一番よく認識しています。完全な達成にはほど遠くだからと言って何らの進展もない訳でもありませんが、今年は趣旨を変えてもう少し実現可能と言うか一つの方向付けを提示する形の目標設定にしようと思います。
(1) 各物件のカテゴリ・セクション区分の精密化
(2) 別名機能を用いた各物件の検索サポート
(3) 総括記事と時系列記事の分離
(4) 外部情報との連携
(5) 露出と事業化の推進
このうち (1)〜(3) は当サイトの仕様そのものに関わる事項です。何だかんだ言いながら既に当サイトが誕生して4年目に向かいます。あるいはいつか飽きて自然消滅するのでは…という目で見られていたかも知れませんが、元より中学生時代から十数年に渡って手書きの日記を書き続けた程度に偏執的(?)な我が身です。飽きて辞めるという選択肢が当初からまったく頭になく、それ故に収録物件や記事の絶対量は増加し続けています。
ある程度の分量が保存されていると、そろそろ自分でも各項目の何処で何を書いたか、どんな出来事があったかが分からなくなってきます。読者なら尚更のことでしょう。記事の中には自分にとって駄作と思える程度に出来の悪いものがあれば、実のところ一般公開で記事化するのは惜しかったなーと思える程度の自信作も稀にあります。しかし現状のインデックスでは物件名しか表に現れず、何処にどれほど刺激的かつ魅力的な物件があるかは分かりません。相応にアピールしなければ古い記事は検索ヒット以外殆ど顧みられず、結局は Facebook(以下FBと略記)や一般ブログと同じ「書き捨て」状態になってしまいます。前にも書いたと思うけど、イメージとしては「ダム」「道路」などといった従来から在る分類に加えてそれぞれの物件に「藪漕ぎ」「探検的」「お勧め」などの属性を付与してその属性ごとに別名機能を用いたインデックスを作成するとか、検索により抽出可能にするということです。

複数回の踏査を行ったり記述項目が多い物件に対しては、辞書的な概要を知ることのできる総括部分を可能な限り整備します。新たな発見や現地の変化などがあった場合、総括のみ編集追記すれば既に公開済みの時系列記事に手を加えず全体の整合性をはかることができます。総括記事は Wikipedia に記述がない物件はその代行であり、記述がある項目は補足的詳細情報となります。極端な話、知見のない市内の物件でも総括のみ準備して既知の情報を集積し続けることで宇部市内に限定される代わりにあらゆる項目が掲載されたローカル版 Wikipedia ができあがります。それは現在行っている郷土の情報集積作業が最終的に行き着くべき姿です。

(4) の外部情報との連携とは、私以外の当該物件に係る情報の記録を指します。現在、図書館や郷土資料などで得た情報は出典を明記して掲載しています。FBからは個別物件に関する情報が散発的に寄せられているので、それを聞き流しにするのではなく逐次記事の方へ盛り込むということです。FBを介した外部リンクが最近やや多くなっているのはこの方針によります。
(5) の事業化は以前より念頭に置いていることであり、正直今すぐどうこうとはならない要素があります。しかし「何をどうしたいか」は常々当サイトのコンセプトプロフィールで明らかにしているし、したいことは深く考えず何でも手当たり次第やってきて数年が経っています。幸い当サイトやFBを通して少しずつ知名度が出てきたようで、まったく別件の会合に出席したとき自己紹介で宇部マニのキーワードを口にするだけで存在を理解して頂ける環境になってきています。プロフでは未だに「一番好きなことは仕事にせず取っておく」と書いているものの、現状そろそろ自分なりに「適度な欲」を出してみたい時期に来ています。私が彼岸へ行ってしまった後で書き残した情報が評価されるとすれば嬉しいことですが、此岸でそれを自分の目で見なければつまりません。初期は暇潰し目的の道楽的な戯れ言だったものが万人向けな郷土理解の教材として成立しつつあるなら、些か山師的ではあるもののその流れに乗ってみようと思います。

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