彫刻の位置図を示す。
ANAクラウンプラザホテル宇部のある自歩道のコーナーにこの彫刻が配置されている。ベンチに座って管楽器を演奏する男性、フルートを吹く女性、そして音楽にうっとり聴き入る子猫の3点がモデルとなっている。彫刻は抑えめな茶色で、この色は交差点に設置されている信号機の柱と同一色のため大きめの彫刻ながら街の景観に溶け込むような存在となっている。宇部に象徴的な彫刻の一つとして、宇部郵便局に置かれている風景印のデザインに取り入れられている。[a1]
殆どの期間この彫刻はオリジナルの状態で展示されているが、年に2回10月のピンクリボン月間とクリスマス近くにエクステンションを纏うことが知られている。
ピンクリボン月間ではリボンを纏ったバージョンに変身する。[a2]
そして最もよく知られているのがクリスマスが近づいた時期のコスチュームである。
抑え気味な色の彫刻がクリスマス近くの時期は紅白の衣装をまとって大変華やかになる。単純にサンタの衣装を着せられるだけではなく、音楽を聴く子猫は子どもたちにプレゼントを届けるトナカイ役に扮する。近年は知名度がかなり高まっているらしく、彫刻のすぐ傍におみくじが置かれるようになった。
クリスマス向けの衣装制作はかなり大掛かりで、誰かがそれらを制作して着せてやっているわけである。最近、一連の衣装は宇部文化服装学院が行っていることが分かった。1997年からもう20年継続している。[a3]
トナカイに扮したネコが本当にトナカイの如き角をいただくなど年々コスチュームは精密で進化している。[a4]
出典および編集追記:
a1.「山口ケーブルビジョン|風景印220景|にんげんのGO!」
a2.「FBページ|2016/10/30の投稿」
a3. 「山口宇部経済新聞|宇部文化服装学院でサンタクロース衣装作り 野外彫刻ロンドも冬支度」
a4.「FBページ|2017/12/24の投稿」
a1.「山口ケーブルビジョン|風景印220景|にんげんのGO!」
a2.「FBページ|2016/10/30の投稿」
a3. 「山口宇部経済新聞|宇部文化服装学院でサンタクロース衣装作り 野外彫刻ロンドも冬支度」
a4.「FBページ|2017/12/24の投稿」
《 関連記事リンク 》
過去に撮影した彫刻の画像。この総括記事を作成するまで公開していた記述内容と画像を移動している。時系列記事: Rondo(輪舞曲)【1】
《 Googleストリートビュー 》
《 個人的関わり 》
手元に保存されているこの彫刻のもっとも古い画像は2012年のクリスマス撮影のものであった。市街部へ引っ越してきたのは2010年なので彫刻の存在には気付いていた筈だが、当時は街中の風景を撮影することが少なかったためと思われる。