菅野公園

公園インデックスに戻る

記事公開日:2016/8/1
最終編集日:2023/7/28
菅野(すがの)公園は、菅野ダムの北側高地にあるダム関連の公園である。
写真は園内広場の端に設置されているダム案内板。


公園の位置図を示す。


菅野ダム建設に関連して造られた公園で、レストハウスやキャンプサイトが整備されている。公園設備の管理は周南市商工観光課が行っている。[1]
《 アクセス 》
菅野ダム事務所を過ぎてダム堰堤を渡ると三差路になる。
左折すれば国道434号、右折は県道8号徳山光線となる。どちらからでも公園まで登る道があるが、国道側は公園分岐点まで下りになるのでその分登り直しが長くなる。右折して県道側から向かった方が良い。


公園に向かう取り付け道の接続が鋭角でかなり曲がりづらい。特に県道側は見通しの悪いカーブの中ほどになる。カーブミラーが複数設置されていて県道の通行車両は少ないが、ダム方面へ下ってくる車はスピードを出しているので、退出時には充分に注意が必要である。

鋭角を切り返して曲がると暫く登り坂になる。右側に菅野神社(未訪問)とトイレらしき建物が見える。坂を登り終えると左側に公園が見えてくる。


《 概要 》
菅野公園は東西に細長い3つのエリアから成り、中央部にレストハウス、その両側が未舗装の広場のようになっている。ダムおよび菅野湖の眺めは東寄りのエリアからが一番良い。

しかし2023年に訪問したところ、ダムを見下ろせる斜面の樹木がかなり伸びてきて以前ほど眺めが効かなくなっている。
写真は2023年7月訪問時の撮影。


以下は2016年7月訪問時の撮影である。



このエリアに錦川総合開発の記念碑が設置されている。


錦川総合開発と言えば、この記事を書く現時点においては平瀬ダム建設が現在進行中の中核的事業である。水量豊富な錦川の治水・利水・発電と多方面にわたり昔から息長く継続している。錦町には県の出先機関である錦川総合開発事務所がある。

菅野ダム案内板にはダムの構造や錦川全体の利水状況が詳細に記載されている。


同じものが菅野ダム管理事務所横の駐車場にも設置されている。

中央にあるレストハウスは、初回に訪問した2016年から閉鎖されており倉庫のようになっている。


期間限定で休憩所になるのかも知れないが、看板など建物の用途が分かるものが何も掲示されておらず詳細は不明。
《 Google ストリートビュー 》
国道と県道の両方からデータ採取されている。
画像はレストハウス前の様子。


後述の時系列記事は、かつて公開されていた枝道の採取データから示唆された物件であった。
《 個人的関わり 》
公園の存在自体は数年前の菅野ダム見学会で訪れる前の下調べで地図を眺めて知っていた。初めてこの公園を訪れたのは3度目の菅野ダム見学会に参加した2016年のことで、事前に下調べしておこうと Google sv で公園前の道を運転シミュレートしていたとき、sv カーが行き止まりである筈の公園の枝道へ入り込み、そこに奇妙な映像が写っていたことによる。最終編集日時点ではこの枝道を採取した sv データは削除されていて閲覧できない。
Google sv で菅野ダム周辺を運転シミュレートしている過程で偶然見つけた気になるものを実地に調べに行ったレポート。全2巻。(2016/7/30)
後半部分でアジトへ帰って調べていて更に発見されたものについても記述している。
時系列記事: 菅野公園【1】
前述のように、公園から伸びるこの枝道は最終編集日時点で立入禁止になっている。sv カーの採取した映像データは削除されている。
出典および編集追記:

1.「山口県|河川課|菅野ダム
《 その後の変化 》
以下は2023年7月27日に菅野ダム見学会に参加したとき担当者に確認して判明した内容である。

前掲の時系列記事で見つけた蓋の掛かった大きな貯水槽らしきものは、菅野ダム管理事務所で使う雑用水を貯める水槽である。山あいにあるダム管理事務所は上水道が整備されていないことが殆どであり、雨水や山の湧水を集めて管理事務所へ導いている。雑用水であり飲むことはできない。同様の設備が阿武川ダム管理事務所近くの山の斜面にもある。

以前 Google sv がここへ向かう枝道に入ってデータ採取していた。この道は周南市道ではなくダムの管理道で、県道から公園に登ってきたとき公園入口手前の右側にある。


現在ではこの入口にはバリケードが置かれ立入禁止になっている。
行き止まりの道にありがちな不法投棄を避けるためである。


同じ担当者にもう一つ公園関連の気になることを尋ねていた。
【 公園の裏にある巨大な井戸のようなもの 】
2016年に正体不明の水槽を見つけた後、帰宅して地理院地図を眺めていて別の奇妙なものを見つけている。

これは地理院地図の昭和49年度版の航空映像である。
菅野公園の北側に奇妙な形をした井戸のようなものが写っている。
地理院地図の不具合により画像データ出力ができないのでやむを得ず画像キャプチャしている


現在の航空映像。
既に藪に埋もれていて何処にあるのかも分からなくなっている。


代わりに山林を横切る直線が見えている。恐らく配電線の経路で支障する樹木を刈った跡であろう。

この井戸のような構造物についても同じ担当者に尋ねてみたが、分からないということだった。航空映像で見る限りかなり直径の大きい井戸なので、地下水位を計測したり多すぎる地下水を抜くためのものと予想していたが、あの場所で地下水位を計測する設備が必要だったとは考え難いということだった。

菅野公園より反対側の道に行ったことがなく、2023年の訪問時もこの井戸のことは失念していた。井戸らしきものがある方へ伸びる管理道がある。しかし近年、全国的に熊の出没と遭遇に伴う被害が相次いでいることから、仮に気付いていたとしても単身で乗り込むには危険過ぎるが故に見送っていただろう。

ホームに戻る