常盤公園・あじさい苑

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記事公開日:2014/8/17
あじさい苑は、常盤公園の西入口の先にあるアジサイ畑で、菖蒲苑に隣接している。


正面入口または中央入口から歩く場合は、西入口と菖蒲苑に向かう分岐点にあるトイレを左に見て真っ直ぐ進む。


この場所をポイントした地図を示す。


菖蒲苑とあじさい苑は、かつて常盤池の小さな入り江の一部だったところを締め切って現在のような植物園にしたようである。
常盤池の水面とほぼ同じ高さで容易に池の水を導ける菖蒲苑に対し、あじさい苑は沢地の先端部分にあるので水に浸ることはない。しかし沢地であるため常時湿っていてアジサイが生育しやすい環境になっている。

アジサイの咲く時期は花菖蒲と同じ6月で、菖蒲苑に向かう園路にも植えられている。
このためあじさい苑と言っても明確な範囲を持つわけではなく一部が菖蒲苑や園路とオーバーラップしている。


毎年、菖蒲苑でしょうぶ祭りが開催されるのが6月上旬の日曜日である。菖蒲苑横の園路に沿って植えられたアジサイは割と早く開花するが、あじさい苑の標識板がある先のあじさい畑は花菖蒲の最盛期より若干遅れる。菖蒲苑の花菖蒲にも品種によってはしょうぶ祭りの日にも開花していないものがあるので、アジサイと合わせて連続的に愉しむことができる。

菖蒲苑の中を通って沢地の先端に向かって歩けばそのままあじさい苑に到達する。
標識柱から菖蒲苑側を撮影。
シーズンオフの写真


菖蒲苑のある沢地の一番奥にあじさい苑の標識板が設置されている。


現在の標識板は2014年に入って更新されたものである。
去年まではこのような木製の標識柱だった。


これとは別に菖蒲苑の入口がある場所から西入口へ折り返すように沢を遡行する園路からも到達できる。
後述するようにこの舗装路はかつて公園緑地課の搬入搬出用通路として使われていた。


この園路と西入口から降りてくる道の間に巨大なタブの木が植わっている。


やや幅の広い舗装路の両側にアジサイが咲く。


同じ場所のシーズンオフの写真。
秋口には菖蒲苑付近にかけて紅葉が美しい。


園路のこの部分は現在使われておらず、市道方向に伸びているもののフェンスで塞がれ通行できなくなっている。詳しくは以下の派生記事に。
派生記事: 西入口|旧通用門
シーズンオフのあじさい苑の様子。
あじさいが枯れ尾花のように並んでいる様子は侘びしさを超えて不気味な感じすら醸し出している。


開花時期になると葉が伸び花が開くのであじさいの群生が木々の下側を埋め尽くすようになる。


花菖蒲と違って常時植えられており、様々な色があるものの花菖蒲ほど品種が多いわけではない。しかし群生している面積は近隣地域にないほどに広い。
《 個人的関わり 》
あじさい苑を訪れるようになったのはごく最近のことである。前述の通り花菖蒲の時期とオーバーラップして満開になるので、菖蒲苑へ訪れたときには必ず立ち寄って撮影している。
特記事項が少ないので、あじさい苑で撮影してきた写真を掲載する。菖蒲苑ギャラリーと同様、写真は通常より若干大きめのサイズのを載せている。
品種の表示板は現地にも設置されていない。








開花時期を前に植え付けられる花菖蒲と違い、年中そこに在り続けて時期が来れば人知れず花を開くアジサイなので、続編記事が作成される余地がない。編集追記も大きな変化があった場合に限られるだろう。
出典および編集追記:

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