市道常盤小学校線

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記事作成日:2017/1/22
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市道常盤小学校線は、市道常盤公園江頭線より分岐し、山口宇部道路の下をボックスカルバートでくぐって裏門付近に到達する認定市道である。
写真は起点付近からの撮影。


道中は1.4車線相当のアスファルト舗装路で、常盤小学校の登下校路にあたるため歩車道境界ブロックで分離された歩道が付属する。この歩道は山口宇部道路の立体交差の手前で途切れている。

沢地を遡行していながら縦断勾配はきわめて緩くほぼフラットである。
沿線のマンションの反対側、水路を隔てた側に長生炭鉱の遺構が知られている。


ボックスカルバートは小学校設立以前からのもので幅は狭い。上部は盛土なのだが経年変化で背の高い樹木も生えて地山のようになっている。立体交差をくぐり小学校の裏門手前に到着し終点となる。
自明なほどに短い路線なのでルートラボの掲載は省略している。常盤小学校については[1]を参照されたい。
《 成り立ち 》
山口宇部道路以前は、野黒目川を含む沢地を遡行する踏みつけ道の一つであった。沢地の上端部は2つに分かれて西の方へ伸びていた。しかし本路線中にある長生炭鉱の遺構の存在から、既に四輪程度は入れる通路はできていたと考えられる。[2]昭和50年までに山口宇部有料道路が建設されたとき、前後の丘陵部を削り土砂を沢地へ押し出した。このとき本路線や野黒目川など水路は立体交差化されている。

平成期に常盤小学校が建設される以前から現在の路線および正門前の道があったらしい。当時は現在の常盤小学校のある位置は一面田んぼで、既に学校北西側にある宅地造成が始まっていた。校舎建設地とグラウンドを整備する折に2つの沢地の間にあった丘陵部を崩して平坦にしている。このため現在では沢地の地形はグラウンド等に埋もれており、学校体育館の裏手に僅かばかり溜め池が沢地の先端に遺るのみとなっている。

本路線に現在の整理番号(1053番)が正規に与えられたのは2013年以降のことであった。
《 Googleストリートビュー 》
全線採取されている。起点の映像を示す。


ボックスカルバートをくぐって正門のある側へ左折する経路も採取されている。
《 近年の変化 》
・2013年の秋頃から本路線の終点を右折して野黒目川の沢地を遡行する周辺の宅地造成が始まった。工事に際して四輪の進入が困難な枝道が拡げられている。宅地造成の領域は市道岡ノ辻今村線沿いに及ぶ。造成工事自体は2016年には終了しているものの分譲はまだ始まっていない。
《 個人的関わり 》
常盤小学校への出入りは恩田在住期にバドクラブへ通うことで相応にあった。しかし本路線側はまったく通ったことがない。立体交差があることは分かっていたが、何処へ抜けられるかも知らなかった。

初めて通った時期は不明だが、道中にある長生炭鉱の遺構探索のために自転車で訪れたのが最初と思われる。
出典および編集追記:

1.「Wikipedia - 宇部市立常盤小学校

2.「宇部東部(R516-1)1947/10/07(昭和22年)米軍撮影の航空映像
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