市道藤曲門前線

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記事作成日:2024/12/1
最終編集日:2024/12/4
市道藤曲門前(もんぜん)線は、東藤曲1丁目の市道藤曲2号線より北上し、栄ヶ迫堤の上を通って山中に入り、大場山の山中を経て県道琴芝際波線の中山観音廣福寺に近い地点に到達する市道である。
写真は藤山地区大笠付近。


現在の経路を地理院地図に重ね描きした画像を示す。は起点、矢印は終点を表している。
経路のGeoJSONデータは こちら


藤山地区の山中を駆け巡る奇妙な経路で早くから注目されていて、実地のトレースが行われてきた。中山浄水場から桃山配水池へ上水を押し上げる管路と路線が一致している。特に桃山3号配水池横から再び山中に入る場所はシングルトラックの農道同然であり、更に先では300m程完全に藪へ還っていて踏み跡すら分からない区間がある。現在のところ旧宇部市エリアでもっとも複雑で全線をたどるのが非常に困難な認定市道である。
《 概要 》
経路が長いので、全体を5つの区間に分割して写真管理している。
【 起点〜栄ヶ迫池 】
全線アスファルト舗装で、生活道路指定(30km/h規制)と駐車禁止である。


ただしストリートビューは途中で幅の狭い経路を迂回して市道上条2号線と市道藤曲上条線を経由している。了善河内墓地下を通る経路は採取されているが、幅が狭いため殆どの車は幅の広い住宅地の道を通っている。栄ヶ迫池の中池堰堤上を経て十字路に出てくる。堰堤上がもっとも幅員の広い区間で、ここまで起点から緩やかに高度を上げている。
【 栄ヶ迫池〜舗装終了地点 】
堰堤を通過して本路線は直進する。ただしストリートビューはここから先を採取せず、中池沿いの地区道(行き止まり)のみを採取している。


《 歴史的背景 》
この路線が一つにまとめられた背景はよく分かっていない。同じ550番台で起点・終点が路線名に一致しないものがいくつかあり、[1]後年現在の県道琴芝際波線が県管理になったことに起因するなどで路線の名称を変えずに経路を変更したことも考えられる。

藤山地区から中山観音廣福寺への参拝往還道であったものの、本路線はその最短経路ではない。中山浄水場から開立まで尾根まで登り、北進して再び門前に向かって下る経路をとっている。実際には市道金山線、市道崩金山線、市道栄ヶ迫大笠線を経由した方が短距離で起伏も少ない。桃山配水池がある開立からの経路が特異であり、中山観音廣福寺と連絡する経路として重視されていたのかも知れない。[2]

今のところ手元に充分な資料がない。県道の路線が確定した後でそれ以外の市道を単純に統廃合した結果の可能性もある。
《 Googleストリートビュー 》

《 近年の変化 》
・2024年12月上旬に終点から峠までの区間を歩行踏査した。この過程で踏み跡が完全に喪われている終点側の直角折れ点にわな設置の表示板が設置されているのを見つけている。


この表示は通常、一般の往来があり得る場所に設置される。表示板から先は一定幅が保たれ、その先の藪の手前に箱わなが設置されていた。このことから(箱わなが置かれている場所は私有地としても)表示板がある場所からの通路部分がこの市道の一部ということが判明した。ブロック塀を隔てて民家に隣接している通路ということもあり、その先はまだ充分に調べていない。
起点から終点までを自転車で辿ろうとしたときの時系列レポート。全9巻(予定)
映像採取しながら書き進めていたようだが、途中の通行不能区間を攻略できないまま頓挫している。
時系列記事: 市道藤曲門前線【1】
2013年の記述であり、内容が古かったり誤謬が含まれている可能性に注意を要する。
出典および編集追記:

1. 561番の栄ヶ迫大笠線は起点が栄ヶ迫ではなく金山地区にある。562番の崩金山線の起点は崩ではなく宇部変電所の西側の大場山付近である。

2. 桃山配水池のある開立から中山観音廣福寺の往還路を整備したいという意向があったことは2015年の地元聞き取り調査から判明している。「FBタイムライン|市道藤曲門前線の廃道区間について」

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