![]() | この記事は Facebook に限定公開していた記事を移植し作成されています。 |
Facebook で複数枚の写真を含めた投稿では、全体のテキストとは別に個別の写真に対してもテキストを掲載できる。以下の投稿本文では冒頭部分が全体のテキストに対応し、個別の写真につけた説明文を従来の時系列記事と同様なフォーマットで掲載した。なお、撮影後の写真整理によって削除している画像がいくらかある。その場合はもっとも近い時間帯で類似したアングルで撮っている画像に置き換えた。また、元投稿にはない写真を数枚追加した。Facebook の元投稿は[1]を参照。
《 投稿本文 》
整理番号 82 番の認定市道です。整理番号 1〜92番には交通量が多い、幹線として重要度が高い、成り立ちが古い90路線[2]が分類されています。大抵の路線は車を運転する人なら誰でも一度は通ったことがある道ですが、成り立ちの古い道だけは例外です。昔は街道並みに重要でも現在は経路すら分からなくなっている道があります。そして市道薬師堂立熊線はその代表格です。
この市道は国道2号の丸山ダム三差路に起点があり、センターラインを有する対面交通の舗装道路です。この道を走る多くの車は宇部第一病院などへ向かいますが、市道の経路は丸山ダム湖をたどるように北上します。この過程でセンターラインなしの舗装路となります。宇部丸山ダム湖は外周に管理道があり、車で一周できます。そしてこの市道で車が普通に訪れるのも管理道との分岐点までで、そこから先は市道ならぬ「死道」が待ち受けています。
この市道の終点は県道宇部美祢線となっていますが、未だに県道まで抜けられたことがありません。段々と道が荒れてきて最後には道の形がなくなってしまうのです。今回はかなり辛抱して進攻しましたが、もはや山の中で遭難しかねない状況なほどに道が喪われていたので諦めて引き返しました。写真は時系列に配置しています。それぞれの写真に簡単な説明を書いています。
【 個別の写真と説明文 】
市道とダム管理道の分岐点。(場所はここ→https://yahoo.jp/lNk6Af
)左折すると管理道、市道は直進です。ここまでは安泰に車で到達できますし、最近はダム湖で釣りをする人が多く見受けられます。
分岐を少し進むと、このような警告板が出ています。こんなのが出るってことは、それほど不法投棄が酷いってことね。 市道は至る所水溜まりが出来ていますが、一応まだ舗装はされています。
何年か前に車で来たとき私もこの辺りで観念して転回したことがありました。
市道にはこの先が何処へ出るとか行き止まりだとかの案内は一切ありません。「そんなの見りゃ分かるだろ」規制ってやつです。
両側から草木が進出していますが、まだその気になれば車でも進攻は可能です。
しかし…決して入り込まないように。この先安泰に転回できる場所はありませんから。
確かにアスファルト舗装はされていますが、まず最初の障壁として倒木がありました。
これだけでもう通った車が皆無なことが分かります。まあ、アスファルトの状態を見るだけで想像はつきますが。
それでも自転車ならまだ一応は平気です。倒木箇所は抱えて跨ぎ越して進みます。
しかしそろそろ乗って進むには草木が邪魔になり始めました。
写真では入っていないけど、この辺りで左側に見えていたダム湖の入江が消えます。そしてそこがアスファルト舗装路の最後で、ここから先は未舗装路です。
微かにダブルトラックの痕跡が認められるだけ。草ぼうぼうです。
疑惑ポイント。
左側に紅白の柵があります。もしかすると市道はここで左へ折れるのかも知れない。しかし同様の柵は丸山ダム湖周辺の管理道にも設置されているので、市道路課が設置したとは思えない。
一応、柵から先を眺めてみましたが…「無理」。即座にそう判断せざるを得ない荒れ方です。
市道と思われる道は尚もダブルトラック相当の幅があります。しかし…足元が不安になってきました。
自転車は押し歩きしています。路面の不陸が酷くてとても乗って進める状態じゃありません。
そして足元の草はこれだけ背が伸びています。
自転車を押し歩きするだけで疲労が溜まります。あと少し行けば抜けられると分かっていればまだしも、まったく先が見えない藪漕ぎ道中なのです。
さすがに根を上げて、自転車は留守番させて歩行踏査に切り替えました。
やや開けたところに赤い標識が。鳥獣保護区を示す立て札でした。そしてこの立て札の右側に断面が四角形をした防空壕がありました。
過去には四輪で乗り入れたのでしょうか。
この辺りはやたらとゴミが多い。わざわざ棄てに来たのでは…
ガラス瓶に入った中身のある梅干し。
さすがに蓋を開ける気にもなりませんでした。
安泰だったのはここまで。ここを過ぎると途端に道の形が喪われ始めました。
既にダブルトラックの幅はなく、道路線形も不明瞭です。木々の繁茂が酷い。
左側が沢地のようです。
市道が県道に接続されるには、この沢は横切らなければならないはず。しかし…そのような場所が見当たりません。ここは多分もう市道から外れているんじゃないかなあ。
もはや完全な藪漕ぎ道中になりました。
あの先まで…そこまで行って何も開けなかったら引き返そう…そう決めつつ尚も先へ進みます。
「ダメだ!ギブアップ!」
既に道の形も殆どありません。限りなく自然へ還ってしまったただの山道。このまま進んでも方向が違うように思うし、山中で迷い子になりそう。イノシシとの遭遇も心配。
回れ右して引き返しにかかったときの映像。
これが市道?まさか…
《 移植作業時の追記 》
総括記事で記述しているように、鳥獣保護区の赤い標識がある場所から直進している区間は既に市道を外れている。それでも途中まではかなり明瞭な踏み跡がみられたのは、近年まで沼田ヶ原に抜ける山道として通行されていたことが推測される。《 関連記事リンク 》

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