中山浄水場・押し上げ管路【2】

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情報本編は別セクションの記事(市道藤曲門前線【4】)と重複しています。
詳細は該当記事も合わせて参照してください。

(「中山浄水場・押し上げ管路【1】」の続き)

中山浄水場の裏門前まで斜路を降りて撮影後、再び自転車を留守番させていた市道藤曲門前線の右折点まで戻ってきた。


ここからは自転車を押し歩きしつつ斜路を登っていった。
市道藤曲門前線のトレースで撮影したショットが沢山あるので、本記事では水道局関連のものを優先的に振り分けて掲載しつつ継続記事とする。

斜路の端に中山浄水場から桃山配水池に向かって連絡線が伸びていた。
コンクリート柱の支持線が路上に向かって張られている。斜路に車などを通すことは想定されていないからだろう。


このコンクリート柱は中国電力所管の電線ではなく水道局独自の連絡線らしい。
水道局のプレートが見えている。


昭和63年8月設置となっていた。
桃山配水池へのデータ通信に用いているのだろうか。
碍子が付属していないので一般家庭向けの高圧電力線ではないと思う


斜路には部分的にコンクリートが張られている。水道局独自の施工かも知れない。


十字路から斜路を半分くらい登ったところに奇妙な階段が残っている。


コンクリート路部分はこの階段を避けて回り込むように設置されていた。
ここに何があったのだろうか…


なぜかここだけ4段分ほど階段になっていた。
裏門のところにあった階段と同じくらいに古そうだ。


階段の上から振り返って撮影。


中山浄水場の裏門に向かって下っていく途中にあった「コンクリート将棋駒」も据えられていた。
ただし道路センターではなく進行方向左寄りにあった。
管は二条布設されているのだろうか…


階段を過ぎると斜路は幾分緩やかになり、その先に車止めが見えてきた。


斜路を降りたことがなくても車でここまで来たことのある方は結構あるのではと思う。
《 中山浄水場斜路の車止め 》
中山浄水場の押し上げ斜路の最上部付近には民家が数軒あり、日常的に車の出入りがある。迷い込んだ車が斜路へ侵入するとエラいことになるので、物理的に入れないよう車止めが設置されている。

車止めは新旧混在していた。
一番新しいのがステンレスポストだろう。それからコンクリートのウェイトが着いたチェーン、そして埋め込み式のコンクリート杭が恐らく一番古い。


私自身は市道藤曲門前線の追跡目的で起点から辿っていた。しかし車は桃山配水池側からこのようなチェーンが張られているのを見ることになる。
四輪は物理的に通れないが、この場所には特にフェンスは設置されておらず立入禁止ではない。


最も古いと思われるコンクリート柱に目が行った。


2ヶ所に細い長方形状の穴が空いている。
この穴にロープなどを通して張っていたのだろうか。


石碑ではないので何も書かれていない。
穴の空いている位置もまったく適当で、造りがかなり粗雑な感じがする。


チェーンを固定するウェイトの近くにも鋳鉄管が露出している部分があった。


ちょっと膨らんでいるのでこれも管のカラー部分だろう。
土砂が流出しないように土のう袋が埋め込まれていた。


この先で市道は舗装路となり、中山から桃山へ入る。
押し上げ管の続きは恐らく左側の舗装されていない部分を通っている。


一応ここまでを中山浄水場の押し上げ管の範囲としておく。この先にある浄水関連の施設については、必要に応じて以下の記事へリンクする。

(「桃山配水池・管埋設路」へ続く)

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