アルク琴芝店

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記事公開日:2019/11/19
最終編集日:2023/12/2
アルク琴芝店は西琴芝1丁目に存在するリテールパートナーズ(旧丸久系列)のスーパーマーケットである。
写真は駐車場からの撮影。


店舗情報は丸久公式サイトの中の[1]に記載されている。ここでは上記サイトにない一般的項目や個人的関わりについて掲載する。なお、同じ敷地内にある他社店舗についても記述している。
《 立地と敷地の概要 》
山大病院通りの南側に位置している。西琴芝1丁目となる以前は大字中宇部字昆布神、字西沢で、店舗前は一面に田だった。

山大病院通りはかつて浜バイパスと呼ばれ、都市計画道路柳ヶ瀬丸河内線の経路の一部であった。国道190号の市街地エリアにおけるバイパスとして位置づけられていたが、現在は市道北琴芝鍋倉町線として市が管理している。店舗が入ったのは平成初期に浜バイパスが西梶返三差路の形で参宮通りへ接続され供与開始された後である。このため4車線道路に面していながら中央分離帯が店舗の入退出向けに整備されていない。(後述する)

現在の場所にあるアルク琴芝店および付随する店舗はどれもが初代であり、テナント入れ替わりや店舗の改修はまだ一度も起きていない。ただしアルク琴芝店の中にある専門店では入れ替わりがある。

最終編集日現時点で初めての大規模リニューアルが終了し、専門店の位置や店内の配置が著しく変わっている。以下の記述はリニューアル以前のものであることに注意されたい。
【 付随する店舗 】
メインのアルク琴芝店の右隣へ接する形で岩崎チェーン宇部琴芝店がある。同時期に建設されたのかどうかはまだ調べていない。岩崎チェーンの右側コーナーには宝くじ売り場がある。岩崎チェーンとアルク店舗の間にはクリーニングの取次店がある。

アルク店舗の右側出入口のすぐ左側は後述する専門店のフラワーショップの通用口(従業員のみの出入り)となっている。その左側に山口銀行のATMが設置されている。ATMは屋外のみに扉があり店舗内には繋がっていない。

アルク店舗の左側出入口より左は建物の一部が切り欠かれたような形状になっている。その斜めの部分に3Q-cutの理髪店がある。それより左側に休憩用のベンチがあり、先は商品搬入用の取り下ろし場となっている。

商品搬入用のスペースは駐車禁止だが、裏側から徒歩や自転車では出入り可能な通路がある。


駐車場と通路の門扉は常時開放されていて、営業時間外でも徒歩および自転車は通行できる。
【 駐車場 】
現状で一般車両が出入りできる通路は、山大病院通りに面した場所に限られている。

進入路の左側に縦列スペースがあるが、店舗から遠くなることとバックで駐車しなければ退出が困難になるため停める車は少ない。大抵の車は最初の左への分岐を進んで周辺の空いているスペースを探す。直進して突き当たりを右に曲がることで岩崎チェーン店舗寄りにも区画があるが、退出車と交錯しやすいため進入する車はあまり居ない。この場所は見通しが悪く接触事故が多いことから、客が多いときはガードマンが誘導している。

中央の駐車スペースの島と、奥の自動車学校に隣接するエリアまでで大抵は停められる場所が見つかる。しかし土曜日の昼過ぎは買い物客が膨れ上がり、かなり離れた場所まで車が埋まり店舗まで相当な距離を歩くことになる場合がある。

店舗のすぐ前にタクシー待機スペースと身体障害者車両の優先駐車スペースがある。通路を横断する場所にはガードマンがついて退出車両と店舗への往来客の交通誘導を行っている。近年、島の店舗に近い側にあるスペースに駐車すると通路を横切る買い物客の視認性が悪くなることから、該当する区画にセフティコーンが置かれ駐車できなくなった。

原付や二輪、自転車などは岩崎チェーン寄りに屋根付きの駐輪スペースがある。しかし自転車での来訪者が多いことから右側出入口の両横に自転車駐輪可のペイントが設置されている。出入口がやや傾斜していて舗装に滑り留め加工がないため、風の強い日にはしばしば自転車が倒れている。


右側出入口のすぐ手前に郵便の集配ポストが設置されている。
《 店舗内の構成 》
以下にアルク琴芝店の店舗内部の構成について記述する。なお、店内のカメラ撮影を禁止する掲示が出入口扉に明示されているため、店内の写真は収録していない。
【 出入口 】
正面の左右に設置されている。向かって右側の出入口の踊り場右側にプラスチック容器、ポリスチレントレー、ペットボトル容器、牛乳の紙パック回収場所がある。ペットボトル容器は2リットルまで対応し、キャップを外して別の容れ物へ移した後、ボトルを投入すると破砕され収納されるシステムとなっている。たまに誤動作や貯留されたペレットが満杯になって処理不能状態になっていることがある。

他店で購入した後の食品トレーも回収できる。プラスチックトレーは卵のパックや刻みネギパックのような定型でないもの、惣菜つき弁当のように着色されたトレーは回収の対象外である。

向かって左側の出入口には配布用チラシを積んだ棚がある。毎月始めに配布される広報うべもここで入手可能。ただし設置タイミングと持ち帰り部数の兼ね合いからか、1日になってもまだ置かれてなかったり3日あたりを過ぎるとストックが無くなっている場合がある。
【 お手洗い 】
右側の出入口を入って右側、ヘアカラー専門店と野菜の陳列棚の間の通路奥にある。トイレは洋式のウォシュレット対応済みであり、快適に使用できる。
【 外周陳列棚 】
配線と水回りの関係から、店内の外周部に沿って野菜、冷蔵品、鮮魚、精肉、惣菜といった保冷や水処理を必要とするコーナーが配置されている。この造りは概ねアルク他店でも共通しているが、店によっては左右が逆対称配置になっている。夕方までの時間では鮮魚や惣菜コーナーでは調理済みの商品を店頭に並べている。一匹ものの魚は担当者に依頼して捌いてもらうことができる模様。

精肉は専らトレーによる販売であり、ブロックをスライスしてもらったりや量り売りには対応していない。
【 陳列棚 】
中央の往来通路を挟んで2列に配置されている。冷凍食品や冷えた飲み物などは同じ縦の列にある。それぞれの棚の端には、当日および週間の売り出し商品が置かれていることが多い。

売り出し品の豆腐など需要が高く数多く販売される商品は、通常の豆腐類が置かれている冷蔵庫とは別に鮮魚コーナーの向かいにある冷蔵庫でも同じ商品が置かれている。

野菜や果物など単品で販売されているものは、低めの棚の上に山積みされている。以前は半透明のビニル袋が設置されていて買い物客が適宜取って商品を詰めた上でカゴに入れるようになっていたが、省資源化の流れにより配置されなくなった。

パンのように消費期限が設定されていて冷蔵が不要な商品は、同種の陳列棚の端にラックを置いて見切り品であることが分かるように並べられている。同じラックに菓子など別の商品が置かれている場合もある。
【 レジ 】
サービスカウンターより1〜8番のレジが存在し、すべて有人によるバーコードスキャンによって処理されている。本店舗に関しては総括記事の最終編集日時点でセルフレジは存在しない。概ね1台のレジに一人の担当者がつくが、土日の昼間など来店者が非常に多いときは1番レジのみ2〜3人がボックスに入り商品をスキャンする係と決済する係に分担している。

決済は現金、マルカマネー(チャージして使う)およびカードによる。マルカ支払いするときはカードを渡して「マルカで」と告げる。購入代金がチャージされている残高を上回ったとき、追加で現金を支払うかその場でチャージしマルカ支払いする。


マルカカードへのチャージは、自動販売機がある横に置かれたチャージ機でも可能である。

日曜日か月曜日に買い物したとき、火曜日に千円以上の買い物をすれば20ポイントのマルカポイントが追加されるチケットが渡される。チケットは当店の表記された日のみ有効である。

マルカポイントは購入金額200円につき1ポイント貯まる。マルカカードを提示したときのみ当該カードにポイントが貯まり、500ポイント貯まったら500円の金券が発行される。マルカカードを忘れるとポイントが付かないが、当日中に未処理レシートとカードを持参すればポイント加算手続きをしてもらえる。この他に購入することで所定のマルカポイントが付与されるポイント支援商品がある。
【 休憩スペース 】
レジ後ろにサッカー台が配置され、その後ろが休憩スペースになっている。自動販売機、コピーサービス、暑い日に商品の保冷用に提供されている氷ボックスが置かれている。

以前は椅子とテーブルが数セット置かれ、店内で買った弁当などを食べることができていた。しかし消費税改定によって食料品は8%の税率ながら店内で飲食した場合は10%となるため、店内で食べる場合はレジ決済のときに税率を申告する旨のメッセージが掲示されていた。

明らかに煩雑であり、外から持ち込んだ自前の菓子や弁当などを食べていると区別がつかない。また、covid19 の影響でテーブルと椅子を置くと密になりやすいことから最終的に数脚を残して撤去されている。店内の飲食は税率で誤解されやすいため、その目的で利用する客はまったく居なくなった。

テーブルと椅子の後ろには、野菜やペットボトル入り飲料を開封した後の段ボール箱が置かれている。切り開かれた状態のものと原型のままのがあり、買った商品の梱包など自由に持ち帰ることができる。
【 専門店 】
アルク琴芝店にはいくつかの専門店が入っている。それぞれの配置は店舗の左右にある出入口のすぐ横である。以下、記事制作時現在のものを示す。カッコ内は同じ場所に以前あった専門店。屋号は調べていない。矢印は専門店の入れ替わり履歴。
リッチモンドベーカリー、ヘアカラー専門店←スイーツ←豆腐屋、フラワーショップ、リペアジャパン、スイーツの店←マッサージ店←鶏唐揚げ
それぞれ会計は別になるが、リッチモンドベーカリーだけは午後8時以降は店員が居なくなり会計はアルクのレジを通す形になる。他の専門店は定刻に閉店する。右側入口にあるスイーツの店は撤退後、暫くアルク琴芝店自身が一部の商品の展示スペースとして使っていた。2018年7月まで閉鎖され、同月よりヘアカラー専門店が改装オープンした。

左側入口の鶏唐揚げ店は比較的永く営業していたが、その後凝りをほぐすマッサージ店が入り買い物客への説明などを行っていた。しかし極めて短期で撤収し空きスペース状態になった後、厚南地区にあったスイーツ店が短期間で入っていた。最終編集日現時点では寝具など一部商品の展示スペースとなっている。
【 その他 】
店舗裏側は商品の搬入口になっている。
この場所には以前からカラスとタイガーを模したモビールがぶら下がっている。


担当者の話によると、商品を詰めた箱を狙うカラスなどを避ける目的とされている。効果の程は明らかではない。

・車での店舗出入りは市道北琴芝鍋倉町線しかなく、市道の中央分離帯が店舗駐車場の出入口に正対せず真締川へ寄った側で切られているため出入りが非常にしづらい。例えば鍋倉方面から訪れる場合と北琴芝方面へ退出する場合、入口から離れた場所でUターンするような形での入退出となる。特に北琴芝方面へ行く場合は鍋倉方向へ10m程度進んでUターンするのだが、この場所に押しボタン式信号機(非連動)があるためにたった一人の横断歩行者のために上下線や店舗から退出する車がロック状態になることが頻繁に起きる。
この不適切な中央分離帯の仕様は、先に市道整備された後やや遅れて店舗が造られたことに起因する。多くの買い物客が不便を感じているのだが、中央分離帯の位置変更などの計画はない。[2]
市道の自歩道は通行人が極めて多く、入退出する車との交錯防止のため夜間を除いてガードマンが歩道部に立って交通整理を行っていた。しかし近年では出入口ではなく場内での誘導を行っている。。

・2019年半ばより赤崎地区の民家が立て続けに解体され更地になっている。このうち北側の昆布神に接する2軒があった空き地は国土交通省と宇部港湾の管理地となっている。これは都市計画道路に関係あるのかも知れない。また、最近のリサーチではアルク琴芝店の店舗東側が奇妙に切り欠かれたような形状になっているのは、都市計画道路にかかるのを回避するためではないかという仮設が提出されている。[3]


しかし単なる偶然か、宇部中央自動車学校の練習コースが西側に張り出ているため、商品搬入用の大型車両の往来を考慮して幅を広く保ったからではないかとも思われている。
《 近年の話題 》
・2023年7月に宇部市都市計画道路見直し基本方針(令和4年6月策定)が公表され、この中で当該店舗と自動車学校の間を通過することとなっていた都市計画道路琴芝宇部港線の廃止が正式に決定された。具体的には市役所横の栄町通り(市道栄町線)と県道琴芝際波線の接する合同庁舎前T字路より北側を経て山大病院通り(市道北琴芝鍋倉町線)に至る未着工区間である。資料を参照したところ、廃止理由として当該都市計画道路の500m以内の箇所に”同程度の機能を持って近い場所へ到達し、交通渋滞も生じていない”代替路線が存在することが挙げられる。
この記述は都市計画道路の項目を作成した折には移動する

2023年9月27日より店舗リニューアル工事のため暫く閉店した。なお、隣接する岩崎チェーンも同様に一時閉店する。リニューアルオープンは岩崎チェーンが11月25日、アルク琴芝店が11月30日だった。

リニューアルにより店舗内の陳列棚や専門店の配置が換わっている。また、アルク琴芝店ではレジでの支払い方式も変更された。以前はレジ係に直接マルカカードを手渡したり現金支払いしていたが、商品のスキャンだけを行い会計は客が支払機で行うようになった。その他の変化についてはいずれ記述する。当面はリニューアル記事[5]を参照。
《 個人的関わり 》
注意以下には長文に及ぶ個人的関わりが記述されています。レイアウト保持のため既定で非表示にしています。お読みいただくには「閲覧する」ボタンを押してください。

出典および編集追記:

1.「アルク琴芝店|店舗一覧|店舗案内|株式会社丸久

2. 中央分離帯位置の変更には計画平面図、縦断図、保安計画図など多くの書類提出と認可が求められ、改変工事に係る費用はすべて受益者負担となるためである。店舗駐車場の一部が都市計画道路にかかることも原因にあるかも知れない。

3.「FBタイムライン|アルク琴芝店の建物の東側角が欠けている理由は…

4.「宇部市都市計画道路見直し方針|宇部市」の中の宇部市都市計画道路見直し方針 (PDF 11.1MB)の17ページ第14検討区間として掲載されている。

5.「FBタイムライン|リニューアルされた岩崎チェーンとアルク琴芝店に行ってきました

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