山口厚生年金休暇センターは常盤湖畔の北側、黒岩山の裾野に存在していた設備群で、宿泊・婚礼・会合・体育館など複数の施設が集結している。厚生年金休暇センター時代は
「ウェルサンピア宇部」とも呼ばれていた。2009年に日本生活協同組合と深い関わりのある
ココランド(株)に管理が移り再出発している。
後述する個人的関わりは厚生年金休暇センター時代にしかなく、現在のココランドに関しては知見が何もない。このためココランドについては
[1]を参照して頂くこととして、厚生年金休暇センターとしてファイルを作成し、内容も概ね厚生年金休暇センター時代に限定して記述している。
《 アクセス 》
厚生年金休暇センターの入口は
市道丸山黒岩小串線の道路改良区間の途中、ときわ湖畔北バス停付近にある。写真は東を向いて撮影している。
右に入る道は常盤スポーツ広場に向かう
市道丸山黒岩小串線の旧道だ。
市道の起点側から撮影。
かつての看板は厚生年金休暇センター時代となっていた筈だが、以前の写真は撮っていない。
この入口部分をポイントした地図を示す。
建物が黒岩山の中腹にあるので、ここから車でかなり長い坂を進むことになる。自転車での走行は非常にきつい。後述するようにこの通路は市営バス路線になっており、センター前へ到着するバス停も設置されている。
標高がある場所だけに常盤池方面の眺めは抜群で、昔から重要な会合や忘年会、結婚式などの拠点として多くの人に利用されてきた。
市道丸山黒岩小串線をレポート向けに初めて自転車で走り、黒岩観音を訪れたときその場の流れで厚生年金センターの建物を訪れる機会があった。以下の写真は概ねそのとき撮影した写真を載せている。
時系列から言えば「
黒岩観音」を自転車で訪れ、そのまま山道を押し歩きして出てきた場所になる。
黒岩観音の裏手にある山道を登ると宿泊棟の裏に出てくる。
厚生年金センターバス停はココランドバス停に改名されていた。
正面からの撮影。
ココランドになってから建屋の屋根などが一部改修されている。
この正面玄関に対して右側に私たちのクラブが厚生年金休暇センター時代にお世話になった体育館がある。
ココランドとなった現在では宿泊や宴会可能な本館とこの体育館の他に、ゴルフ打ちっ放し練習場やフットサル練習場、プール、公園、高齢者介護施設がある。このうちフットサル練習場は厚生年金休暇センター時代は確かテニスコートだった。
[2]しかし本館以外で個人的に利用経験があるのは体育館だけである。
ここから先は体育館に関する個人的な内容が多いので別項目とする。
《 個人的関わり 》
厚生年金休暇センターを訪れたのは少なくとも社会人になってからである。歴史は浅いと思われるものの、新装オープンがいつだったかなどは分からない。
| 以下には長文に及ぶ個人的関わりが記述されています。レイアウト保持のため既定で非表示にしています。お読みいただくには「閲覧する」ボタンを押してください。 |
社会人になってからの最初の関わりは、恐らく前職からである。忘年会の定番開催地であったし、選挙時期が近づくとしばしば政治セミナーの開催場所となった。
私自身、今までの生涯でもっとも大量の飲酒を行ったのがここ厚生年金センターで開催された会社の忘年会であった。調子に乗って勧められるままに日本酒からウイスキーからそろそろ限界というところまで呑んだ。帰宅後激しい頭痛と嘔吐感に襲われたものの、飲酒して吐くのが絶対に嫌だという気持ちがあり何とか堪えて眠りに就いた記憶がある。このとき急性アルコール中毒で救急車のお世話になった職員が2名出た。
(
現在に至るも過度の飲酒で嘔吐したり前後不覚になったことは一度もない)
政治セミナーは県会議員さんだったと思う。こちらも会社の命を受けて聴講に行っている。仕事中ではなく通常勤務が終わってからだったかも知れない。
会社以外では結婚式場として選定されることが多い場所でもある。しかし身内や友達などの結婚式でここへ招待されたことは一度もない。
個人的に厚生年金センターで最もお世話になったのは、付属する体育館であった。
厚生年金センターは隣接して自前の体育館を保有しており、バドミントンで6面開催できる広さがあった。十数年前までは4月上旬の日曜日に無料公開され、申し込めば誰でも無料で利用できた。新聞にA4サイズの黄色い折り込み広告が入っていた。この広告を見て、当時覚えたばかりで面白くなってきたバドミントンを彼女にも覚えてもらうためにコートを1面借りて練習したことがある。
(
当時の広告は現在も保有している)
体育館の利用料金はやや割高なものの、イベント開催にバッティングしない限り殆ど確実に予約を取れるので、クラブの定例活動でパルセンターの予約が取れないときの次候補に指定されていた。当時は野山暮らしで幹事でもある私にとっては些か遠く運営費面で難があったが、市街部に住むメンバーにとっては車で一走りの距離にあるせいか遠くて困るという声はなかった。
利用予約は専ら電話で、使用開始前後の連絡と料金の支払いはフロントで行った。足繁く通い顔を覚えられてからは、クラブの忘年会開催の相談もしたことがある。フロント担当者の名刺は今も保有している。
他のクラブでの利用状況としては、市のバドミントン教室で月曜日の午後7時から体育協会の定例プログラムとして開催されていた時期があった。当時運営していたバドメンバーでは参加者はあったものの私は一度も参加したことはなかった。
進入路から撮影した体育館の建物。
体育館の三方に駐車場がある。夏場は館内かなり暑くなるので、扉を開けて外気を入れていた。
フロントを出て体育館まで通じる渡り廊下。
この廊下の左に隣接してヨガやトレーニングに使うじゅうたん敷きの部屋があった。
私は幹事だったのでいつも一足先に訪れ、駐車場に車を停めてフロントに料金を支払いに行った。バレーなど他のクラブと相乗り状態になることもあるので、フロントで使用するコートの位置を指示された。その後、上の写真の渡り廊下を歩いて体育館に入っていたのである。
(
撮影した日には空手教室が行われていたので内部の撮影はできなかった)
ココランドへ移行した現在でも体育館の利用は可能と思われるが、詳しくは調べていない。また、遺憾ながら再びこの体育館でラケットを振るときは恐らく訪れないだろう。今更バドミントン教室に参加することもないだろうし、たまさか再度自前でクラブを運営するようになったとしても参加者の意向に沿うよう市街地に近い場所で体育館を探すからだ。
それでも国体開催時前などは一般クラブが活動可能なコート予約を確保することだけでも困難で、休みの週を出してしまうことなく継続活動する下支えになる存在だった。平日の昼間などたまたま空き時間が一致したクラブメンバーの主婦たちと1コートだけ借りて遊んだこともある。
厚生年金センターの体育館は、私にとってバドの始まりの場とまでは言えないものの、初めての体育館デートを含めて甘酸っぱい想い出を沢山思い出させてくれる舞台の一つであった。
本編の冒頭にも記述した通り、個人的な関わりがあったのは厚生年金センター時代および後続のウェルサンピア宇部時代までである。ココランドになってからの利用は今のところまだない。
出典および編集追記:
1.「
COCOLAND山口宇部」
2. テニスコートは東新川に中央コートが造られているが、市内には競技人口が多くなってきたフットサルの練習場が殆どなかったためと思われる。
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