ここでは、ドキュメント入力中に実際に発生した
日本語入力の誤変換を収録している。殆どの誤変換は見てすぐに分かるが、中には背景を知らないと笑えないものもある。解説ボタンを押すことで詳細な背景が表示される。
《 固有名詞の入った誤変換 》
カタカナを含んだ固有名詞は辞書に登録されてないことが多く、しばしば興味深い誤変換を提供する。
入力と意図した変換 | あくとびれっじおの(アクトビレッジ小野) |
誤変換 | 悪とビレッジ小野 |
短評 | Mr.アクとビレッジ小野の名コンビによる漫才? |
| アクトビレッジ小野とは、小野湖に面した地域にある親水・スポーツ・会議・イベント開催機能を備えた市の施設である。ドキュメント入力中に現れた。真面目半分おちゃらけ半分で、Mr.アクを悪者キャラクタ、ビレッジ小野を正義の味方キャラとした2人コンビを結成して「悪とビレッジ小野による決死の闘い」なんてアクションショーを開催すれば知名度アップになると思うのだがダメだろうか… |
入力と意図した変換 | しんてんちょうせんたーはいつ(新天町センターハイツ) |
誤変換 | 新天町センターは何時 |
短評 | 「新天町のセンターは、何時オープンするんですか?」みたいな… |
| 新天町センターハイツとは、市住宅課が民間から借り上げ東本町借上市営住宅として供しているビルの名称である。ビルは償還され現在は改装後民間のマンションとなっている。 |
入力と意図した変換 | せんとひるびょういん(セントヒル病院) |
誤変換 | 線と昼病院 |
短評 | 「セントヒル」を固有名詞として認識してくれなかった… |
| セントヒル病院は、西岐波片倉にある市内でも有数の病院である。 |
入力と意図した変換 | ことしばこうく(琴芝校区) |
誤変換 | 今年箱浮く |
短評 | 来年箱沈む? |
入力と意図した変換 | おのこうく(小野工区) |
誤変換 | 小野湖浮く |
短評 | 小野湖に浮くんじゃなくて…小野湖が浮くの? |
入力と意図した変換 | あるくおんだてん(アルク恩田店) |
誤変換 | 在る久遠打点 |
短評 | 変換結果を見たとき何が起きたか分からなかった… |
| アルク恩田店とはリテールパートナー(旧丸久)の店舗の一つである。それにしても…区切りから変換からハチャメチャなのはアルクという固有名詞が他の語句にくっつきやすいからだろうか。 |
入力と意図した変換 | ひとまろじんじゃ(人麻呂神社) |
誤変換 | 一間魯迅じゃ |
短評 | 「オッス!オイラは魯迅じゃ!」 |
| 人麻呂神社は小羽山地区西山にある神社で、11月20日の例祭に行ったときのことを書こうとして発生した。柿本人麿と魯迅との奇なる関係が誤変換によって露呈した。 |
《 シンプルな誤変換 》
解説抜きで楽しめる誤変換。
入力と意図した変換 | ぶんきちてん(分岐地点) |
誤変換 | 文吉展 |
短評 | 文吉って誰ね? |
入力と意図した変換 | ぜんごくかん(前後区間) |
誤変換 | 全極寒 |
短評 | さ、さぶぃ… |
入力と意図した変換 | はいすいこうふきん(排水口付近) |
誤変換 | 排水交付金 |
短評 | 垂れ流した排水量が多いほど交付金が増額されます。 |
入力と意図した変換 | きょうどしけんきゅうかい(郷土史研究会) |
誤変換 | 強度試験休会 |
短評 | 試験なのにお休みするってどゆこと? |
入力と意図した変換 | りょうしもつれ(量子もつれ) |
誤変換 | 漁師も釣れ |
短評 | 言われんでも釣るがな!おらの仕事だがな! |
入力と意図した変換 | つりあいこうか(釣り愛好家) |
誤変換 | 釣り合い効果 |
短評 | 似たもの同士が釣って釣られて引き寄せられるってこと? |
入力と意図した変換 | あくせんけいぶ(悪線形部) |
誤変換 | 悪銭警部 |
短評 | ワイロでどうにでもなる警部? |
入力と意図した変換 | めもようし(メモ用紙) |
誤変換 | 目も酔うし |
短評 | 目が酔うのか? |
入力と意図した変換 | ちんでんち(沈澱地) |
誤変換 | チン電池 |
短評 | チーンはねぇーだろーがっ! |
入力と意図した変換 | いっていいか(一定以下) |
誤変換 | 言って良いか |
短評 | ダメだ!今それを言うな! |
入力と意図した変換 | ふんかちてん(噴火地点) |
誤変換 | ふん勝ち点 |
短評 | フンッ!勝ち点3が何だ! |
入力と意図した変換 | ちゅうがっこうのかがいくらぶ(中学校の課外クラブ) |
誤変換 | 中学校の加害クラブ |
短評 | 論外!!! |
入力と意図した変換 | めとはなのさき(目と鼻の先) |
誤変換 | 目と花の咲き |
短評 | 何度やっても「花の咲き」になってしまう… |
入力と意図した変換 | ほうあんでん(奉安殿) |
誤変換 | 法案出ん |
短評 | エッ?辞書のくせに奉安殿を知らないとか? |
入力と意図した変換 | いっていこうばい(一定勾配) |
誤変換 | 行っていこう倍 |
短評 | 大体「行っていこう」ってどゆこと? |
入力と意図した変換 | わがさとの(我が里の) |
誤変換 | 和傘との |
短評 | 和傘との相性もよろしいのですよ♪ |
入力と意図した変換 | ばすていめい(バス停名) |
誤変換 | バス低迷 |
短評 | そりゃ確かに低迷してるけど… |
《 ツッコミ付きの誤変換 》
ツッコミや詳細な説明を要する誤変換。
入力と意図した変換 | えきしょうぶ(液晶部) |
誤変換 | 駅勝負 |
短評 | 地域が田舎か都会かは、駅の規模で決まる!
駅は地域の顔!差をつけるならやっぱり駅勝負だ! |
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「ノートパソコンの液晶部が傷んで…」と入力する過程で現れた。地域振興施策の一環で膨大なコストを掛けて駅前再開発を行ったものの、その後鉄道の衰退により駅の周辺が残念な状態になってしまった自治体悲話のようで笑えない。 |
入力と意図した変換 | いんたーねっとしみんもにたー(インターネット市民モニター) |
誤変換 | インターネット市民も似たー |
短評 | 良かったね。「市民もニター」じゃなくって。 |
| 当サイトでインターネット市民モニターの総括記事を作成しようとした最初に現れた誤変換。現在はうべ未来モニターに改称されている。 |
入力と意図した変換 | のうきぐるい(農機具類) |
誤変換 | 納期狂い |
短評 | 「いいか!納期だけは守れ!絶対にだ!分かったか?品質は二の次だ!とにかく納期厳守だ!言い訳は許さんぞ!」 |
| 文節の位置が違っただけでまるで別の意味になる好例。憩いの家ワークショップで交流スペースに昔の生活を偲ばせるものを置きたいという意見が出されたとき、今は閉鎖されている旧郷土資料館に唐箕などの農具が仕舞われているのを知っていたため「郷土資料館にある農機具類を移転し活用できないだろうか」の如き提案文を入力する過程で現れた。 |
入力と意図した変換 | ほそうばんはさいこう(舗装版破砕工) |
誤変換 | 舗装番は最高 |
短評 | 今日も明日もずっと舗装の見張り番!最高ですか?最高です! |
| 誤変換の記録を取り始めた最初期の事例。前職の土木関連会社に勤務していた時期まで遡る。舗装版破砕工とは、既設のアスファルト層を剥がし取る工種で、道路の線形改良工事などでよく現れる。施工計画書を作成するときなどに工種を書くのだが、当時の Windows95 に附属の MS-IME は助詞による分割を優先するアルゴリズムと学習機能の不具合が相俟って、何度入力しても正しく変換されることがなかった。破砕工という熟語が特殊なものであること、一般には「〜は最高だ!」のような用例が多いことから、他者の日本語入力ソフトでも巧く変換できないことが殆どだった。社内でこの誤変換を目にした職員は多い筈だし、恐らくは全国的に土木の該当工種に従事した経験者には知られているだろう。
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入力と意図した変換 | ながたにいけ(長谷池) |
誤変換 | 永田に行け |
短評 | やはり私は永田医院へ行くべきだったのだろうか… |
| 個人的にはあまりにも出来すぎたストーリーに笑った誤変換の事例。長谷池とは臨空頭脳パークにある灌漑用溜め池である。2017年11月下旬のこと、熱が出て具合が悪くなる以前体験した症状から西岐波にある西川医院に行った。少し症状が良くなって来たので、帰り道で長谷池へ立ち寄り写真を撮っている。このときのことを記事に書こうとしたとき長谷池を変換する積もりが「永田に行け」と誤変換された。
これが笑えた背景には、私の掛かり付けの内科は恩田地区在住時代から国道190号沿いにある永田医院だったからである。現在も健康診断で毎年お世話になっている。この背景から、FBで次のような投稿をしている。[1]
西川医院の帰りに長谷(ながたに)池へ寄ったって記事を書いたところ「永田に行け」って変換された。
やはり私は永田医院へ行くべきだったのだろうかw
翌年2018年3月に体調が悪くなったときには永田医院(現在は永田クリニック)に行き、その後で長谷池方面の踏査を行ったことが分かっている。[2]
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入力と意図した変換 | ウォーカブルな街造り |
誤変換 | ウォー被る生血作り |
短評 | ウォー!街造りしようと思ったら返り血を浴びてしまっただよ! |
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ウォーカブル(walkable)とは「歩く(walk)」に「〜可能な(able)」の接尾辞から成る「歩くのに適した」という意味の英単語である。敢えて訳せば「徒歩親和性が高い」であろうか。現在、宇部市が特に市街部における街造りの基本理念として提唱している語である。ウォーカブルは未だこなれていない語であるせいか、日本語入力してもカタカナには変換されない。ただし前述のように和製英語ではなく歴とした英単語である。認知度が高まれば今後は正しく変換されるようになるだろう。
誤変換としては予想とはあまりに大きく異なる変換でFBタイムラインにも投稿した[3]が、元のコンセプトを茶化している意図はなく、ウォーカブルな街造りについて全面的に賛同する。ウォーカブルな街造りが「誰もが安心して歩ける」バリアフリーを始めとしたユニバーサルデザインの導入のようなハード面と「歩いて移動するに値する」題材が徒歩移動範囲内に遍在しているソフト面の両輪で整備されることを期待している。 |
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