記事の種別

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記事作成日:2022/9/5
最終編集日:2022/9/6
ここでは記事の種別と題して、当サイトに掲載されている記事の種別とそれらが生成された背景について記述する。
《 概要 》
記事とは当サイトの物件・非物件について収録するもので、外部記事を除いてすべてこのドキュメントが保存されているのと同じサーバとディレクトリにアップロードされている。同一のものがローカル環境(メインPCとノートPCなど)に保存される。

ブラウザでの閲覧を意図して通常は HTML 形式のファイルに記述される。この拡張子は常に *.htm である。背景や文字サイズ、テキストの彩色には統一書式が導入される。この定義づけは CSS ファイルで実現されている。
《 時系列記事 》
ある物件を実地に訪れ踏査したときの状況を時間軸の流れに沿って記述した記事のこと。時系列レポートと書いている場合もある。この対極が当該物件の概要のみをまとめた総括記事である。

当サイトを立ち上げた直後は、すべての記述が時系列記事スタイルで作成されていた。最初に場所を地図などで示し、物件の概要を書いた上で実際の足取りを写真(ときに動画も含む)つきで書いていた。しばしば長編に及ぶため、踏査の区切りや掲載写真が20枚に到達した時点でページを変え、それぞれのページに物件【1】、物件【2】…のようなファイル名を与えていた。それらは後から続けて読めるように次ページ・前ページのリンクが貼られ、当該物件が収録されるインデックスからも参照できるようにしていた。
【 作成されなくなった理由 】
いつが最後だったか分からないが、近年は時系列記事がまったく作成されなくなっている。これは当サイトにまつわる記事制作と記述に対する姿勢やライフスタイルの変化が理由である。

初期には(とても余裕があるとは言い難いが)相応な収入があったため、当サイトの制作は殆ど趣味や道楽の範疇で行われていた。この方面で生計を立てることも考えてはいたが、情報発信する手段としてホームページ以外なかったからである。言うまでもなく当サイトが設立された2011年には山口ケーブルビジョンの番組出演は元より、サンデーうべのコラムさえまだ始まっていなかった。

相応な期間を通して少しずつ活動が認知され、遊び半分も同然な状態から始めたこの活動に需要があることが分かった。これに対して以前から持っていた仕事は、合理化により低減していた。これに covid19 がトドメを刺す形となり、遊び半分で記事制作するのではなく生計を立てるための手段として向き合う必要性に迫られた。

最終編集日時点においては、小冊子の出版に向けての準備が進められている。完全にそちらへ軸足を移すことはすぐには困難だから、手探り状態で進めていく積もりである。したがってホームページで以前のような長文を伴う時系列記事を作成する余力があるなら、もう少し写真やテキストの配置などを考慮して小冊子化することを考える。別のところで説明するようにホームページに既に掲載された時系列記事を小冊子向けに編集し直す作業は、一から時系列記事を作成するよりもはるかに困難である。
【 代表的な時系列記事 】
新規に作成されることはほぼ無いにしても、現在でも興味深く読んで頂ける時系列記事は無数に存在する。多くは公開されていて無料で読めるが、会員限定記事を意図して作成したり書きかけ途中で放置された未公開記事もある。あまりに多くて自分自身、何処にどんな書きかけ記事が放置されているか実態を把握できていない。特にアクセスが多かったりメールで問い合わせを頂いたりしたものとしては、間上発電所の時系列記事が代表格である。市内では市道奥宇内線の時系列記事が想い出深い。書き上げて公開した当時は熱心な読者があり、読後に「こんな所に埋もれさせておくのは勿体ないのでは?」というメールを頂いている。

現時点で可読な時系列記事が突然に削除されたり、そのままの形で有償記事として再配信されることはない。閲覧可能である間はそのまま読める。ただし初期の時系列記事は画像を置くスペースの問題から OneDrive 上に保存した画像を直接参照する形で記述されており、OneDrive がサービスを停止したり変更したりすることで参照リンクが切れて画像が表示されなくなるリスクがある。(→外部依存の問題

画像がまったく見えなくなると記事そのものが無価値になるため、そのような時系列記事は一旦取り下げられる。充分な画像保管スペースが確保された現在では、当該画像を自前のホームページスペースに移動して画像参照リンクを書き換える作業も行われている。
《 総括記事 》
ある物件の概要を知るために項目毎にまとめられた記事のこと。時系列記事の対極的概念である。

当サイトを設立した初期は、すべてが時系列記事だった。むしろまだ記事の形態による分類自体が行われておらず、郷土マップや書籍にある情報をネットに上げて参照可能にする量を増やすことに努力が払われた。記述は興味のあるカテゴリに分類される物件から行われ、踏査レポートの形で作成された。これはホームページを立ち上げる以前は Yahoo! ブログに記事を公開していたことに依る。

時系列記事は当該物件を深く追っていくのには有用だが、やがていくつかの問題が起きることに気付いた。具体的には以下の通りである。
(1) 複数回訪れた場合、時系列記事も複数編となってしまう。
(2) 新たな発見があったときそれが旧来の時系列記事には反映されない。
(3) 物件の基礎的項目を知りたいとき記述部分を探すのが煩雑である。
そこで物件の総括記事を別に作成しておき、複数回の踏査で得られた知見を総括記事側にまとめる方式に転換した。時系列記事は現地踏査レポートであるためひとたび書き上げられれば変更されることがないが、総括記事は新たな発見があったときなど随時編集追記される。

総括記事には、当該物件の呼称など分かりやすいファイル名が与えられる。当該物件に関する時系列記事には、総括記事に連番を追加するファイル名にすることとなっている。
【 古い総括記事 】
時系列記事と同様、初期の総括記事には画像を OneDrive からのリモート参照にしているものがある。こういった古い総括記事は内容も記述スタイルも全面的な書き換えが必要となるものが多いので、当該総括記事を直接編集せずに旧版へ降格し、そのコピーを土台にして新規に総括記事が作成される。旧版は元の総括記事に _old を付与したファイル名で暫く存置される。OneDrive の改訂で古い総括記事の画像表示が失われた場合には削除される。
《 派生記事 》
ある物件に内容されていたり近接して存在している別物件を、項目で区分して単一ファイルにまとめた形態の記事。フォーマットは時系列記事に近く、親となる物件を記述した記事からリンクで参照される。

道路や河川のような線の要素を持つ物件の沿線にあるものをまとめた派生記事が多い。掲載される項目は、親記事と異なるカテゴリもあり得る。親記事では記載しなかった個人的関わりなどを載せているものもあり、それ故に初期には横話とか相載せ記事と呼んでいた。

派生記事のファイル名は、親記事のファイル名に a,b,c… を添加したものが用いられる。複数の派生記事がある場合は、時系列記事と同様に前後の派生記事を参照するためのリンクが配置される。

近年では派生記事はまったく作成されなくなっている。時系列記事が今後の作成に含みを残しているのとは対照的に、派生記事は今後おそらく新規作成されない。これは派生記事を作成し始めた当時よりも物件の概念がより強固に確立され、すべての物件は単一記事に記述されるべきという考えに基づいている。派生記事に掲載された項目は、基本的に当該物件の親記事からしか参照できないため、何処に記述があるか探すのが困難である。個別の物件をより一層深掘りするための客観資料と知見が充分となった現在では、どんな物件にも単一記事としての存在価値を認めている。
《 外部記事 》
ホームページスペースにアップロードされた上述の記事群以外で、他サーバに保存されているドキュメント全てを指す。当該ドキュメントは、自前と他者によるものが混在する。ホームページスペースの外に置かれるため、文字サイズや背景などの書式は不定で、当該ドキュメントが保存されているサーバ設定に依存する。
【 自前の外部記事 】
Facebook で運営しているページ、自分のアカウント上のタイムライン、note の記述のように自前でアカウントを取得し能動的に記述を掲載したドキュメント全てである。これらは総括記事などから参照する必要がある場合、外部記事であることを明示して掲載した項目名にリンクを貼る。末尾には外部記事であることを示すアイコンが置かれる。
【 他者管理の外部記事 】
Wikipedia や市のホームページなど自分以外の他者や団体が管理するドキュメント全てである。総括記事などから参照する場合、外部記事であることを明示して掲載した項目名にリンクを貼る。末尾には外部記事であることを示すアイコンが置かれる。
出典および編集追記:

1.

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