草江駅

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現地撮影日:2011/5/22
      2013/11/19
記事公開日:2014/2/18
草江(くさえ)駅はJR宇部線の駅の一つで、草江4丁目にある。一般的事項は脚注[1]を参照されたい。
ここでは一般事項を除いた個別情報および個人的関わりを記述する。

記事制作現在での草江駅の全容。無人駅で、待合室を含めてこの簡素な駅舎のみである。
奥に見えるスロープはバリアフリー化の一環としてここ2〜3年の間に追加設置された。


私がもっともよく利用していた大学生時代と比べてもそれほど大きな違いはない。
壁は当然塗装替えされているし、階段のステンレス製手摺りはなかった。


以下の2枚は2011年5月の撮影である。
駅前に市道神原町草江線を挟んで個人商店があり、一般の乗客はここで切符を買い求めていた。
学生時代以前は私も数回切符を買った記憶がある


駅前は割と広い敷地で、送迎用の車が入ってきて転回もできる。
学生の自転車は線路側へ寄せて停めるのが暗黙の了解になっている。
撮影日は風がとても強い日だったらしく軒並み自転車が倒れていた


駅のホームには駅舎と同じ建築ブロック造りの便所がある。
「便所」とそのまま書いたように、とてもトイレとか化粧室と呼べるような上品な場所ではない。
立ち小便用一穴と大便用一穴のみ


草江駅は緩やかなカーブの途中に造られているせいか、電車が停車するとホームとの間に狭い隙間が生じる。
昇降時に隙間部分へ足を取られないよう注意喚起する標示が貼られていた。
これも近年設置されたものである


更に常盤駅側へ進んで撮影している。
草江第1踏切がすぐ近くにあるので、電車は先頭部分を踏切直前へ合わせる形で停車する。
既に個人商店が閉鎖され看板が降ろされている


したがって常盤駅へ向かう場合は乗降客を処理して再度発車するまで踏切は塞がった状態になる。草江駅に到着した場合は、列車が停止後すぐ踏切は開放される。

駅前スペースは結構広く、車が数台駐車可能である。しかし電車の利用は通勤通学者で車と電車を併用する利用者が殆どいないせいか車が停まっていることは少ない。電車が駅に着く時刻に合わせての送迎かタクシーの待機程度である。
《 特記事項 》
市道神原町草江線の記事でも触れている通り、殆どの区間で4車線化していながら草江第1踏切の前後だけ対面通行すら実現できていない狭隘区間となっている。この区間の4車線化計画は今から十数年も前から計画・実施されていたが、用地買収と草江駅ホームの改造が必要で、工事は遅々として進んでいない。[2]
市道の4車線化が完了すれば、神原交差点から宇部空港の駐車場へ直結する極めてアクセスの良い道路ができることとなる。市道に必要な道路敷の用地買収はほぼ完了し、駅周辺のみが殆ど取り残されている。

現状の草江第1踏切は普通車がやっと一台通れる程度の幅しかなく、計画通りの拡幅された市道を通すには踏切の幅を現状の4〜5倍位に拡げなければならない。
殆ど市道に接する形で駅のホームが造られているので、市道拡幅でホームの常盤駅寄りが削られる。そのままでは朝夕のラッシュ時における数両編成の列車が収まらず後部がホームから外れる。停車時にホームを外れた車両のドアを開かなくして別車両から降りるようにもできる[3]が、従来は4両編成の列車も安全に停車できていたので、恐らく宇部岬側へホームを延伸する改修工事を行うだろう。

したがってもう数年もすればこの踏切やホームの景観が大きく変わるのが確実だ。


その折りには新しい駅および周辺の風景を現況写真と共に掲載し、現在ある古い駅舎や踏切の写真は過去記事へ移動する。
しかし予想としてはもう数年先のことであろう
《 個人的関わり 》
草江駅は、宇部線のうちもっとも回数多く乗り降りした駅である。その内訳の9割以上は大学への通学だった。

注意以下には長文に及ぶ個人的関わりが記述されています。レイアウト保持のため既定で非表示にしています。お読みいただくには「閲覧する」ボタンを押してください。


小郡方面 小郡駅方面へ移動 宇部駅方面へ移動 宇部方面
常盤駅宇部岬駅

出典および編集追記:

1.「Wikipedia - 草江駅

2. この記事を制作する2014年2月現在では、県道宇部空港線の交差点部分の道路改良工事が始まっている。もっとも踏切拡張や駅ホームの改造はまだ計画すら何も聞いていない。

3. 宇部線ではないが、山口線の矢原駅はホームが短く4両編成列車だと後部車両がホームを外れていた。このとき次駅のアナウンスがされるとき、後部2両の乗客には前の車両から降りるように促すアナウンスが流れていた。

4. 現在では当然違反行為だが、平成期のはじめ頃までは自転車の傘差し運転はまったく普通に見受けられる光景だった。高校時代に雨の中合羽を着て自転車を漕ぐのが苦痛だったこと、家から草江駅までの距離がそれほどなかったのも理由だった。
傘は邪魔にならない折りたたみ式のを使っていた。湯田温泉から大学までも当然傘差し状態で自転車を漕いでいた。

5. 二度目の下宿時には一つ手前の矢原の方が近かったので矢原へ自転車を置いた。

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