市道新天町線【1】

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現地踏査日:2011/6/5
記事公開日:2012/1/5
新天町と言ったら何をイメージするかは、宇部市民ならまずこう答えるでしょう。
ハミングロード♪
アーケード街♪
そしてアーケード街が何処にあるかもご存じのことでしょう。

アーケード街とは言ってもそこは不特定多数の歩行者や自転車がいつでも自由に通ることができる公道で、扱いは市道となります。しかしこの名前を冠した市道新天町線と言ったとき、実はアーケード街部分以外の区間を含んでいます。

大方の予想に反して、市道新天町線の起点はここです。真締川の西側で、アーケード街は見えていますがまだずっと先です。


同じ場所から振り返ると…
新町商店街でした。


道路としては同一線形で繋がっていますが、真締川の西側になる市道真締川西通り線を境に異なる路線となっています。市道新町線は同じ場所から新町商店街の方へ向かいます。

まさか新天町線の項目を読もうとしていながら、逆方向の新町線へ行こうって方も少ないとは思いますが、寄り道してみたい方はこちらへ。
派生記事: 市道新町線
市道新町線に入り込んで撮影。この交差点から向こうが市道新天町線です。しかし真締川を境に西側が新町、東側が新天町なので、市道新天町線の起点は新町に位置することになります。


では、行ってみますか…

スタート早々に新錦橋を渡ります。詳細はこちらを…
派生記事: 新錦橋
カマボコ状の橋を渡って市道真締川東通り線を横切ります。
市道新町線からの通りもそうですが、通行優先権はこちらにあるので一旦停止せずに進むことができます。
しかし新天町線が優先道路と知らずに横切る車が結構多いのは知っておいた方が良い


さて、お馴染みハミングロードの入口が見えてきました。
右側のツタで完全に覆われた建物が気になった人が多いのでは…


ここで4車線の広い道を横断します。県道55号宇部港線で、主要地方道に指定されています。通行優先権ではなかなか強い新天町線ですが、相手は主要地方道です。さすがにここは上位道路に敬意を表し、一旦停止を求められます。

ここからが市道新天町線のもっとも特徴ある区間です。県道横断部分前に標識が出ており、午前11時から午後8時までは一般車両が入ることはできません。
したがってこの標識だけで言えば時間外であれば車が乗り入れても良いことになる


ここから先は「ハミングロード」と呼ばれるアーケード街になります。その下に新天町の文字が見えており、私たち宇部市民にとって”新天町”と言えばこのアーケード街を指すことが多いのです。


アーケード街の入口にある、ちょっと迷ってしまう標識。
これは歩行者専用道の標識ですが、追記事項として”自転車を除く”の文字があります。したがって自転車は時間制限なくいつでも通ることができます。
天井はドーム状で日差しが差し込み明るく、雨風は防げます。地面は無骨なアスファルト舗装ではなく模様入りのインターロッキング仕様です。


先の方に何やらくす玉のようなものが見えていますね♪
まあ…実はこれが目的なんですが…^^;

アーケード街の西側入口に市民活動センターの”まちづくりプラザ”があります。1階はFMきららになっています。


さて、そのくす玉なんですが…

毎年、七夕が近づくと新天町アーケード街にくす玉飾りイベントが開催されます。市内で名乗りを上げた各チームが所定の竹かごに花飾りを植え付け巨大なくす玉を造るのです。
完成したくす玉はアーケード街の天井から吊り下げられ、通行する人の目を楽しませてくれます。気に入ったくす玉に投票することができ、得票の多いくす玉制作チームに商品がでる…というイベントです。
その仕掛け元が他ならぬまちづくりプラザでした。

えー、実を言いますと…

私もローカルSNS「うべっちゃ」のチームとして参加しまして、くす玉制作に携わりました。
安請け合いしたものの実際こんなに大変な作業とは思わなかった…sweat
そこで市道紹介にあわせて各チームのくす玉を眺めてもらおうってわけで、もはやこれが市道レポートと言えるのか?って言われそうなのを敢えて便乗してみたってわけね^^;

では、行ってみましょう〜♪

エントリー1番、(社)ガールスカウト 日本連盟山口県第11団
エントリー2番、知的障害者家族の会”そら”
エントリー3番、宇部かま


次の作品は1チームで3体制作しています。


エントリー5番、むべの里(際波)


おっ、見えてきましたぜ♪
私たちメンバーが手塩に掛けて育てあげた3体のくす玉たちが…


見慣れたキャラの顔、UFOか土星みたいなオブジェ、それからヒトデのような顔が見えていますが…^^;

(「市道新天町線【2】」へ続く)

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