市道岩鼻中山線・横話

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ここでは、市道岩鼻中山線に関する派生的記事をまとめて収録している。
《 夕暮れ時の厚東川その1 》
現地踏査日:2010/11/21
記事公開日:2014/1/18
本路線の経路の殆どは厚東川左岸の堤防上で占められる。行きよりも帰りの方が疲れているので、アジトに帰る折りに上条の峠越えをしたくないときによく通る。
土手の道で周囲に遮るものがないので、逆風のときは自転車を漕ぐにもかなり辛いものがあるが、天気の良いときには遠くまで見渡せる景色が期待できる。特に夕焼けが空を染め太陽が沈みかけている景色は足を停めて眺める価値がある。

敢えて道路を入れたり、土手に生える草を題材にしたり、川面に反射する太陽を意識するなどいろいろアングルを変えて撮影してみた。


当サイトでは道路や構造物、藪漕ぎ探検の記事が多く、黒々としたアスファルト、灰色のコンクリート、何処にでもありそうな緑一色の藪の写真など、鑑賞どころではない写真が多い…いや、多いことを自覚している。
旬の食材は誰が提供しても美味しく頂けるように、旬の素材は私如きが安ってらのデジカメで撮影してもそれなりに絵になるという典型例だ。

夜の帳が下りつつある薄暗さは夾雑物を適度に消してくれている。その中で厚東川を一気に渡っている西宇部線の箱形鉄塔は私にとって重要なファクターだ。この場所からの夕暮れが変わることはないが、鉄塔は建て替えによって姿を変えるかも知れない。

《 夕暮れ時の厚東川その2 》
現地踏査日:2014/1/19
記事公開日:2014/4/3
帰りに本路線を通るときは常に終点側からとなる。このときも赤茶色の夕日に映える厚東川が眺められるのだが、潮の加減によっては干潟に夕日が反射して金色の干潟を観ることができる。


起点側へ移動して撮影。


このときの市道周辺の様子。
周囲のすべてが夕日の色に染まる。


干潟自体は薄黒い泥色で、普段は眺めて美しいものではないのだが、夕日に浴びることで全体が金色になる。もう少し性能の良いカメラで撮影位置などを工夫すれば秀麗な題材の写真が撮れそうだ。

《 青空の広がる厚東川 》
雲一つない快晴でのこの場所からの写真も撮っている。


夕暮れ時とは当然ながらまるで違ったイメージを提供してくれる。快晴時はとても開放感のある場所で、夕暮れと同様しばしば撮影している。
このようなシンプルさに憧れてカメラを向けてしまうのは、思うに我々の生活環境では広々として遠くまで見渡せる場所に身を置くことが少ないからではないだろうか。


《 長徳橋右岸付近の庚申塚 》
現地踏査日:2014/1/11
記事公開日:2014/1/18
市道岩鼻中山線の終点付近、長徳橋を渡って中山川に沿う土手沿いの道端に庚申塚を見つけた。
その位置を地図で示す。


長徳橋を渡ってすぐ左へ土手沿いの道がある。


中山川は長徳橋を過ぎて厚東川の下流へ向かって屈曲している。その折れ点近くの土手下に庚申塚があった。


逆光を避けて反対側から撮影している。
この道は中山川の河川管理道として県が管理しているらしく県の設置した路肩標が見える。


庚申塚は西に背を向けており、午後訪れたために逆光が著しい。


すぐ脇に宇部高千帆線の送電鉄塔が建っている。


楷書体で彫られた庚申の文字。
台座となる別の石の上に載っているだけで、注連縄やお供え物などはなかった。


背面は平らに加工されているように見えるものの何も彫られていなかった。
したがって設置年月は不明である。


この土手沿いの道は中山川に沿って下るだけで半島部の先で方向を変え沖の旦橋へ戻ってくる。どちら側から通っても単純に遠回りになるだけなのでこれまで自転車で一度しか通ったことがなかった。このたび長徳橋の追加写真を撮影しようと訪れ、中山川へ降りる石段のようなものを見つけて接近した折にこの庚申塚を見つけた。

今や庚申信仰自体が殆ど廃れてしまっているせいか、交通量の多い路傍や人目につきやすい場所にはあまり見られない。しかし丹念に探せば昔の路地など意外に沢山遺っている。私自身が最初に見つけた庚申塚は馬の背にあるもので、気付いたのは精々5年前だった。それまで庚申塚というものの存在をまったく知らなかった。
その後、市内を自転車で巡るうち、特に目的意識をもって探しているわけでもないのに数ヶ所の庚申塚を見つけた。現在では少なくとも十ヶ所以上知っている。その設置時期や”庚申”という文字の彫られ方を観察し比較するにも興味深い題材と言えるだろう。

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約一週間後、厚南地区を訪れた帰りに浜田を通ったとき、庚申塚に新しい注連縄が被せられていることに気付いた。


沖の旦橋の右岸にも「幸神塚」があり、そちらも同様に注連縄が被せられていた。

出典および編集追記:

1. この夕焼けの写真から一枚ほどFBのページで掲載したことがある。「カラスが鳴くからお家に帰ろう…」というコメントと共に載せた。
イメージとしてはまさに昭和期の子ども時代を思わせる眺めである。

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