クルマに乗り込んだが、さっさと帰路に就いたわけではない。ここまで運んでくれたマイカーだけでなく自分にも”燃料”を補給する必要があった。
時系列記事の始めでも書いたように、撮影途中でトイレに行きたくなるのがイヤで朝から何も食べていなかった。
さすがに空腹を感じたので、車に乗ったまま昼食タイムだ。
手ぶらで出掛けて途中でコンビニに寄るという手もある。しかしコンビニは高いし個人的に嫌いなので、遠方の撮影に出掛けるときはいつもこのスタイルだ。何年も前の夏場は周南方面にダム・発電所の見学会に行き、そのときも大抵は食糧持参だった。
安いけどカロリーの高い惣菜パン。
普段沢山食べると肥る元だけど、今日はそれに見合うほど充分に歩いている。
余談だが、食糧を持参するのを忘れてコンビニもない場所まで行ってしまったときのために、賞味期限の長いカロリー栄養食とペットボトルのお茶を車内に備蓄している。
さて、ここからは未舗装路と舗装路のC〜A区間で特筆すべきことを写真で掲載する。
《 帰路 》
エンジンをかけて最初にしたのは、車のメーター部分の撮影である。何のためか分かるだろうか。
この時点でアジトに戻ってから一連の時系列記事を作成することを頭に入れていた。スタート地点からここまでどの位の距離があるか大雑把に測っておくためだ。
帰路はスタート地点から砂利道の登り坂で、往路以上に運転に気を遣った。主要な場所は大方撮っているし、途中で停車すると次に発進するとき砂利で空転しそうなので一定スピードで淡々と進んだ。写真を撮ると決めていた場所以外は往路で撮影しているから、カメラの固定撮影はしなかった。
【 海を一望できる場所 】
往路で景色が開けたあの場所はすぐに分かった。反対側からやって来る車と鉢合わせする可能性などまずないので、路上にそのまんま停めて撮影のために降りた。
(画像を一部加工しています)
ちょうどガードレールの切れるこの場所だ。
ここから往路で目にしたあの島が見える。
ガードレールの外側まで踏み出して撮影。
樹木を避けてカメラを構えた両手を思い切り伸ばして撮影している。
何処まで地面があるか分からず、下手をすると足元の枯れ草を踏み抜いて転落しそうだ。
先ほど訪れた大浜地区や山陽本線が見えないかズームで探った。
しかし手前の尾根に隠れて見えなかった。
対岸もズームしてみた。
山肌が現れている場所がある。採石場だろうか。
悪路の道中で海の眺めが利くのはここだけである。この景色は事前に調べた Google Photo path の映像
で既に確認していた。【 車から異音が… 】
再び悪路を走らせてからイツ頃からだったろうか。車体の下側から異音が聞こえるようになった。砂利道な上に枯れ木の枝が散乱していたから、車体の下に巻き込んだと推測された。枯れ枝の巻き込みは意外に多い。うちのアジトも坂を降りてからすぐのところは強風の翌朝などは枯れ枝が落ちている。かなり気をつけて積もりが車体の下に巻き込み、そのままアルク琴芝店まで連れて行ってしまったこともあった。
坂道で停まると再発進が大変だから、勾配が緩くなったところで一旦停まってバックしてみた。進行方向に巻き込んでいるならバックすれば外れることが多いからだ。それで草むらの目立つ場所に寄ってバックし再発進したが、再び異音が聞こえてきた。まだ車体の何処かに挟まったままらしい。やがて砂利道を法切り舗装区間まで戻ってきたが、異音は止まらなかった。
再び車をアスファルト路の端に停めて、車体の下を丹念に調べた。しかし何処にも木ぎれなどは見つからない。それでも再発進するとやはり枯れ木を引きずるような音がしていたのだ。エンジンを停めると音はしない。しかし走り出すと明らかに異音がしていたから、車の動いている部分に木ぎれがハマリ込んでいるのは明らかだ。それが外から目視しても分からない場所となると、車体の下から奥まで入り込んで何か回転する部分に当たっているのかも知れない。
これはエラいことになったかもなぁ…
パタパタという音ならタイヤに異物が刺さっている可能性がある。もしそうなら本当にまずい。アジトまで乗って帰れなくなるかも知れない。しかし異音は引きずられるような連続音で、異物が常時車の動いている何処かに当たっているらしかった。さすがにこのまま放置しては運転できまい。キチンと調べるか。
そうして2度目に車を停めて足回りを調べて、実に簡単な場所に答えが見つかった。
普通の道ならこんなところに木片が挟まりはしないだろう。今まで走ってきたのはそれほど酷い道だった。こういう枯れ枝が一面に散乱していて、車体の下に巻き込まないように避けて走る余地がないほどだったのだ。
スタート地点からカーブの連続で高度を上げていく区間は、富海の街並みが真後ろなので撮影できなかった。ここで再びカメラを固定してシャッターボタンのみ押せる状態にセットした。そうして採取したのが以下の画像である。
無事に帰還した!
大浜地区への到達ミッションはこれにて終了だ。固定していたカメラを剥ぎ取ってショルダーバッグに収納した。スタートからここへ戻って来るまで2時間ちょっとの行程だった。
午前中にアジトを出発したから、この時点でもまだ午後2時を回ったところだった。しかし充分な時間があっても大浜地区では相当な距離を歩いている。このミッションの前にもいくつかの物件の撮影と調査で歩き回っていたから、疲労を溜めると去年11月のメマイ事件の再来になりかねない。それでこの日の踏査は終了とした。
大浜ミッションの前に訪問した物件や大浜地区で採取した海岸の様子などは、また余力があれば記事というよりも写真主体で別途掲載しようと思う。
終