東岐波前田地区にある大岩群

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記事作成日:2021/5/6
最終編集日:2021/5/7
ここでは、東岐波前田地区に散在している大岩についてまとめている。
前田の大岩
現在の時点で景観的にもっとも目立つ大岩で、アパートと民家に隣接して存在する。


もっとも大きな岩は3つに割れ、独立してアパートと民家の境界にキノコ状の突出した岩が露出している。丘陵部のほぼ最高地点に存在し、周囲に木が生えていないため遠くからでも目立つ。

そうでありながらこの岩には昔から名前が与えられていない。暫定的に前田の大岩と勝手呼称を与えている。詳細はリンク先の記事を参照。
厚東氏伝説馬蹄跡の岩
先述の大岩の前を通る道(市道花園横尾線)より北側にある岩で、樹木が伸びて鬱蒼とした森のようになっている。


接近しても岩の存在が分からないが、中央に樹木が生えた中に4つの岩が隠れている。そのうちの一つの角に窪みがあり、これは厚東氏が乗った馬が反撃の馬を翔らせたとき馬の蹄が当たってできたという伝承がある。[1]詳細はリンク先の記事を参照。
《 その他の大岩 》
地面から突出した岩はないが、上部が現れている大岩が周辺に散在している。
無名の大岩の近くには大小取り混ぜて数個が存在する。


また、この大岩から小さな沢を挟んで100m程度離れた丘の端にもやや大きめの岩が数個埋もれていることが確認された。


一連の大岩すべては霜降山系の外観を呈する花崗岩である。起伏のある丘陵部は畑と居住区で占められ、一部が森のようになっている。岩は埋もれているものが多く、畑地として利用できなかった部分が取り残されたようである。
出典および編集追記:

1.「宇部市|校区文化財マップ」(東岐波地区PDFファイル)の28番。

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