絶景!滝見物落差1000

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記事作成日:2022/9/10
最終編集日:2023/8/29
ここでは、山口ケーブルビジョン「にんげんのGO!」における放映企画の絶景!滝見物落差1000について記述する。
写真は2021年12月に岩国市深谷川にある洞堂の滝へ向かう前のワンショット。


現地での写真を撮っていることから分かるように、後半ではさまざまな理由から数回隠れキャラ的に宇部マニアックスが登場している。
《 概要 》
県内にある主要な滝を巡る企画で、現地に到達できた滝の落差を累計して1000メートルをゴールとしている。この企画でのレギュラー出演者はハッセーどさけん、滝案内人の藤田さん沖永さんの4人である。なお、初期にはわだりえさんが登場していた。

この企画が発案された背景や放映開始時期などはまだ詳しく調べられていない。企画名は滝の「落差千」メートルから、現地を苦労して探訪するレギュラーメンバーどさけんに「楽させん」という意味を掛けている。実地に訪れて近接撮影できた滝は、概略の落差を測定して加算する。県外の滝や実地に訪れることができなかった滝はカウントされていない。

番組で登場した滝は、公共カードと同じサイズである滝カードが制作されている。滝カードは山口ケーブルビジョンを訪れた人に無料で手渡しされている。特に秀逸な滝は限定カードが制作されることがあり、滝レアカード手渡しイベントが今までに2度開催されている。
《 一般的な放映の流れ 》
最初から通して視聴した回が少ないので、実際に視たときの流れを元に記述している。

訪問先の滝情報は案内人である藤田さんに依る。県内に多数在る滝から何処をどの順序で訪れるのかは分からない。風景印220選では風景印がある郵便局のカードを無作為に引いて決め、隧道どうでしょうではサイコロを振って行き先を決める(もっとも実際の行き先はほぼ確定している)スタイルだが、滝の訪問先にルールがあるかは分からない。

出発地点は訪問先の滝から近い道の駅や郷土資料館などの公共施設が多い。そこでレギュラーメンバーが今日の滝の行き先を藤田さんに尋ね、滝の概要や名称、難易度や位置が示される。
写真は島根県吉賀町の観光案内マップ前での収録状況。


概略の地図と移動途中の様子が撮影され、現地では藤田さんを先頭に滝へ向かう。このとき滝への到達難易度が★の個数(5段階評価)で示される。しかし藤田さんの提示する★の個数と実際のメンバーの体感的難易度がかなり異なることもある。

観光地として整備された滝は殆どなく、名前と所在が知られるだけで滝までの安泰な道がない場合が多い。嶮岨な踏み跡を辿り、浅い川を渡ることも多いため、メンバーは全員長靴を履き、軍手をはめた上で杖を突いて歩く。

案内する藤田さんも近年訪れたことがなく滝までの道の斜面が崩れている場合もあり、現地までの到達に難航が予想される場所ではトラロープを携行している。
写真は洞堂滝を訪れたときのワンシーンで、藤田さんが先行して川にトラロープを渡している。


概ね一度のロケで2箇所の滝を訪れている。水量の変動で到達できないかも知れない滝では、近くにある別の滝をチャレンジ先に変更することもある。
《 宇部マニアックスが登場する放映回 》
宇部マニアックスは基本的に絶景!滝見物落差1000には登場しない。しかし隧道どうでしょう的な要素が近くにある滝のロケにおいて、その正体を解説する役で登場した回を含めて2度登場している。
【 萩市明木不動の滝 】
萩市明木地区にある不動の滝では、秘密裏に宇部マニアックスが同行して滝の近くにある未知の物件を解説するシーンがある。

この放映回では、前半に萩明木乳母の茶屋で2021年に訪れた滝の評論を行うシーンが流れた。
写真は収録時に自前のカメラで撮影。


同行していたが、この評論シーンでは私は”居ないことになっている”ので、写り込まないように後ろの方で撮影していた。

その後に藤田さんの案内で不動の滝入口に場面が切り替わったとき、どさけんさんが「何故か宇部マニさんが来ている」とコメントする。このときまでに私もマイクや録音機、ヘルメットと杖装備でメンバーに加わっていた。番組でも言っていたように、現地にあるものを解説して欲しいと告げられ私も一体何があるのか分からないまま参加していた。絶景!滝見物落差1000に宇部マニさんが登場した初めての回である。

不動の滝の横に、四角い穴が空いているような場所があった。
写真はその様子を放映したシーンの画面接写。



現地では穴の位置が高い場所にある上に苔生した岩だらけで足元が極めて悪く、安全に近づくことができなかった。そこでメンバーが不動の滝で収録を行っている合間に別行動で何とか穴の前まで接近した。
写真はそのときの撮影。


上部に棒状の石材が並べて積まれていたこと、この上部の前後は平坦な部分があったことから、昔の道の下を流れていた暗渠だろうとコメントした。

そして再び川を渡って車まで戻ったのだが、このときまでに長靴の中が浸水してぐちゃぐちゃだった。
この浸水は往路で川を渡った時点で起きていた。


これは長靴の丈が短かったからではなく、準備されている長靴の中から私がたまたま破れていた長靴を選んでしまったからであった。換言すれば、宇部マニさんが破れた長靴を「率先して履いてくれた」お陰で他のメンバーを水濡れから救ったのである。これが視聴者さんならご存じ(な訳がない)な長靴事件である。
【 岩国市洞堂滝・甲羅ガ滝 】
岩国市の洞堂の滝と甲羅ガ滝では、宇部マニアックスが隠れキャラ的に登場する。番組では(宇部マニアックスは野ウサギなので)熊避け役として連れて来られたように解説されている。


この滝では特に隧道と関係するようなものはなく、視聴者は何故宇部マニアックスが唐突にこの企画に出ているのか理解できなかったことだろう。実はこの収録の日のスタートは理由あって山口ケーブルビジョンのスタジオぱそらであり、出演メンバーもそこに集結していた。ここで私はあるサプライズイベントに呼ばれていて、その収録後に松田ディレクターから滝を観に行きませんかと誘われて随伴したのである。
この辺りの詳しい事情は隧道あるはずでしょう物語に記載されている

正規の出演者ではないため、録音機は携行していない。番組で宇部マニアックスの声だけ小さいのはそのためである。このとき深谷川の河川争奪のことを偶然知っていて[1]現地で話したため、音声別撮りで河川争奪についてスタジオ収録している。


甲羅ガ滝では現地までが長く山歩きのようだった。
写真は現地に着くまでに途中でオンドル跡を見つけたときの撮影。


番組では内部の様子が画像で紹介されたが、這いつくばって中にカメラを差し入れてフラッシュ撮影したのは野ウサギである。
《 シリーズ終了後の状況 》
絶景!滝見物落差1000は、目標であった滝の落差累計1,000mの到達まであと十数メートルという状況だった。詳細はまだ分からないが2022年8月頃のロケで最後の滝を訪れてゴールインした。この滝の放映自体は10月からであるが、ゴールインを記念して前倒しで9月17日にニューメディアプラザ山口で滝フェスなるイベントが実施された。

ステージイベントとして絶景!滝見物落差1000の総括的な映像化となる「落差1000 THE MOVIE」が上映され、滝ロケで出演したメンバーによる座談会が繰り広げられる。ロビーイベントとしてレア滝カードの手渡し会、ハッセーの風景印と切手コレクションのパネル展示、「にんげんのGO!」出演メンバーによる即売コーナーも設けられる。会場の制約上入場者数が制限されるため、事前に抽選を行って入場チケットの送付が行われている。抽選漏れした参加希望者のために、レア滝カードなどを後日入手できる機会が予定されている。

落差1000 THE MOVIE は松田ディレクターによる初めての映画化の試みである。内容はもちろんまだ私にも分からないが、おそらく映画の一部分となる前撮りを9月9日に行っている。演技者は私とハッセーで、山口ケーブルビジョンのスタジオと実際に映画が上映されるニューメディアプラザで収録された。この映画は通常の「にんげんのGO!」とは別に10月8日、9日、15日、16日の17時から1時間番組として放映されることとなっている。
山口ケーブルビジョン公式サイトにある滝カードの履歴。
外部記事: 滝カードFILE|にんげんのGO!
出典および編集追記:

1.「Wikipedia - 河川争奪|要因が明らかな争奪された河川(日本)」には日本海に注ぐ高津川の上流部が争奪され、分水界が変わって瀬戸内海へ注ぐようになった事例が記載されている。このとき地理院地図で現地付近を眺めることで河川争奪地形の極めて分かりやすい例として記憶に残っていた。

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