宇部丸山ダム・ダム下公園

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現地撮影日:2010/3/3
記事公開日:2012/9/11
情報この記事は宇部丸山ダム下にある公園について記述しています。
亀浦にある丸山公園については こちら を参照してください。

宇部丸山ダムでは、ダム湖を見おろす場所に駐車場がいくつもある。他方ダム下には正規の駐車場はない。
今や殆どダム放流路同然となっている薬師川を挟んで右岸は灌漑用の噴水設備と工業用水分水の設備が占めており、このうち工業用水関連の場所は企業局の管理区域で一般には立ち入れない。そして左岸側はごく簡素な公園というか緑地が造られている。

マップ代わりに拡大地図を示そう。


国道2号を瓜生野方面から走ると、ダム堰堤前を過ぎてすぐ右に車を停めおける若干の空き地があり、丸山ダムの看板が出ている。[1]


看板はダムの方向を矢印で示しているものの、車地方面から見えるだけで瓜生野から来る車には周囲の木々に隠されて殆ど分からない。
案内の白抜き文字も薄汚れており、どうも積極的には案内したくないという意図が垣間見える。
上の地図の中心点はこの看板の位置を示している

この矢印の先には確かにダム下へ向かう舗装路があるのだが、入口部分がチェーン封鎖されている。


このチェーン封鎖は以前からずっとこのままで、除草作業のとき以外解かれたのを見たことがない。何か車を乗り入れさせたくないわけを抱えているようだ。
不法投棄場所を探し回る車の進入阻止もあるだろう…ダム周辺は不法投棄がとても多い

車一台の置き場所を考えるだけならそう悩むことはない。チェーンの前に留め置いても邪魔になることはないし、気になるなら看板の立っているガードパイプに寄せて停めれば万が一除草作業の車がやって来ても大丈夫だ。
ただしこの場所に停車する前から想像されるように、視察を終えて国道に出るのは注意を要する。交通量が極めて多く車がなかなか途切れない。特に瓜生野交差点へ戻ろうと右折するなら、上下線の車が切れるまでかなり気長に待たなければならないだろう。

ダム上には駐車場があり、ダム上からでも降りて来る階段はある。しかし後で述べるように夏場は通れないし、そもそもこの公園自体それほど価値のある面白いものもない。薬師川を挟んで右岸側にある噴水を眺めるのにも合わせて、車ならここにちょっと停めて観に行くのが良い。

歩行者ならチェーンを跨いで簡単に入れるし立入禁止にはなっていない。自転車の場合一番外側のポストの外から通せるが、入った先はすぐにかなりきつい坂なので連れて行ってもあまり役には立ってくれない。


振り返っている。
進入路はきちんとアスファルト舗装されているが、至る所で草が顔をのぞけている。両脇の木々の進出度からも進入路は廃道一歩手前といったところだ。


一昨年の冬場に来たときの写真である。
このスロープの途中に擬木の階段があってここから右に入ればダム上に向かう階段が近い。もっとも夏場は何処に入口があるかさえ分からないだろう。
無数のタイヤ痕は刈り取った草を搬出するトラックのつけたもの


アスファルト舗装の末端で広場にたどり着く。
正面にはダム堰堤の一部が見えている。廃物ではないから藪漕ぎが必要になるほど荒れてはいない。


中央に大きなサークルがあり、その周囲が園路になっているイメージだ。
除草剤が撒かれているのか、草木が勢いづく今の時期にしては園路に草がそれほど生えていない。


進行方向左側がダムの流水路になる。
転落防止のネットフェンスがあり、その外側はかなりの高低差を持つ流水路だ。来訪者が近寄ることもないと考えられているからか草が刈られていない。


公園中央のサークル部分中央にモニュメントが据えられている。
強烈な西日でホワイトアウトしてしまった


宇部丸山ダムの文字、竣工年月、そして当時の県知事名が記されている。


竣工は昭和53年3月とされている。


公園と言ってもここにある公園らしき設置物は以上である。
園路は他の枝道もあるが、遊具はもちろんトイレもベンチもない。更に言えば恐らく公園として認識されていない。モニュメントには「宇部丸山ダム」という表示だけなので、ダム完成記念の緑地といった感じだろう。
数回ここを訪れたことがあるが、いずれも誰とも出会わず、草刈り関係以外に人が訪れた形跡がなく、実際ついでながらに立ち寄っても仕方がないほど何もない場所のである。

しかし…
コアネタを好み、ダムを愛しそのパーツに何でも近づいてみたいと志すマニアなら、それなりの価値を見いだせるものが園内にある。そうでない大半の人は、元からおどろおどろしいふいんきの公園だけに最後のトドメを刺す「物件」かも知れない。


先ほどのサークルを左に回りダム堰堤に接近する。
そうすると堰堤の下側に水色の扉を伴った「洞穴の入口」が見えてくるのである。
おどろおどろしいものは見たくない方もあるだろうから派生記事にしておいた。
派生記事: 左岸監査廊入口
監査廊入口前から左岸のダム上に向かう階段が見えかけている。


この階段は一応、ダム下の公園に繋がっている。しかし草木の伸びる勢いが旺盛な夏場から秋口までは接近しないことをお勧めする。
それと言うのも今の季節ならおよそ想像はつくと思うのだが…


こんな状況なのだ。
野ウサギでもなければこれをかき分けて階段を歩こうなんて気は起こるまい。


一年で一番雑草が蔓延るこの時期に押しかけ、草まみれになっている写真を載せて「宇部丸山ダム下の公園は管理が行き届いていない」と唱えるのは如何にもアンフェアだから一応断っておくが、秋口頃から一斉に周囲の草刈りが行われる。今荒れているのは、夏場の今刈っても刈った端からまた伸びてくるからだ。

同じく一昨年の2月に撮影した写真だ。
階段部分はもちろん斜面もキレイに草刈りされスッキリしている。


階段の上がり口部分。
元からある松は残して、イバラや遊歩道に伸びる枝も刈り払われている。


同じ日にダム上駐車場まで車を走らせ、階段の上から撮影している。
手すりや階段は擬木のシンプルな造りだ。
左岸監査廊の入口部分が見えかけている


公園とは恐らく関係がないが、建築ブロックに囲まれた一角に水色の縞鋼板が架けられている部分がある。
この正体はよく分からない。


どうにも気になったのでこのとき蓋をちょっと開けて内部を撮影している。

中はこうなっていた。
散水用のバルブだろうか…もっとも周囲に蛇口などは存在しない。


階段の昇降を厭わないのなら、ダム上の駐車場に車を停めて堰堤上を歩くついでにここからダム下へ降りるのが早いだろう。
そんなに面白い題材はないしわざわざ車を走らせることもなかろうが、キチンと階段があって秋口以降草刈りされる以上、ここを訪れる人のために便宜を図ってくれているということだ。公園や監査廊入口などを観て回ることに何ら問題はない。もっとも普通の感覚の人なら、カメラ持って歩き回る意義を見つけるのも困難な場所かも知れないが…
出典および編集追記:

1. この案内板は取り外され現在は国道寄りの見えやすい位置に新しい標識が設置されている。

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